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N127  大人の自殺・心中・殺害・傷害  2003年
紹介記事目録
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教師と校長の自殺特集はこちら N354子どもの自殺はこちら

記事紹介の留意事項




















































京都
20003/11/13
No .N127k031113xxx
滋賀県




シリーズ・特集;
見出し:
自殺防げ、滋賀県が本腰 庁内に対策会議/民間とも連携視野
メモ :
滋賀県は、県内でも増加傾向にある自殺の予防や遺族の精神的ケアに対処するため、庁内の対策会議を始める。「自殺対策は社会全体で取り組むべき大きな課題」(国松善次知事)との認識から、行政だけでなく、医療やカウンセリング機関、企業、労働団体、弁護士会を含む協議会の発足も視野に入れている。

警察庁のまとめによると、全国の自殺者は2002年に約3万2000人。県内では324人(前年比73人増)。年代別では50代が26.2%で最も多い。動機別は、病苦(68人)、前途悲観(53人)、借金苦(50人)、仕事関係(24人)など。今年も昨年と同様のペースで発生している。

県は、うつ対策や心の健康講座を保健所や高齢者向け教室で開いているが、これまで「自殺対策」に主眼を置いた施策はなかった。県は、庁内の各部局や関係機関・団体が連携して、自殺の未然防止に役立つ既存の取り組みやノウハウを結集したり、新たな事業を考案することで、「まとまった大きな力で取り組みを進める」(国松知事)。

21日には県厚生会館(大津市)で、県の政策調整、総務、健康福祉、商工観光労働の各部と県教委の担当者が初会合を開く。全国の都道府県で、関係機関を含む自殺対策の協議会は佐賀県だけが設置している。

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京都
2003/11/11
No .N127k031111xxx
東京都



東京自殺防止センター/ブライアン・ミシャラ
シリーズ・特集;
見出し:
各国と自殺の防止策を探る/東京でNPOが国際会議
メモ :
深刻な社会問題になっている自殺の防止策について話し合おうと、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都)で2003年11月11日、国際会議が開かれ、各国の取り組みが報告された。

会議は特定非営利活動法人(NPO法人)「東京自殺防止センター」が主催。イギリスやシンガポールなど同じ悩みを抱える国々から、NPOメンバーや研究者ら約110人が参加した。

カナダのケベック大学で自殺防止策を研究しているブライアン・ミシャラ氏は、自ら助けを求めにくい中高年男性への対策について報告。「本人よりも、心配して相談機関に来ることが多い家族らを対象に、電話相談やグループ面談を積極的に実施し、自殺を大幅に減らすことができた」と成功例を説明した。

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朝日
2003/10/01
No .N127a031001xxx
東京都/板橋区
無職
52
s***
シリーズ・特集; http://www.asahi.com/national/update/1001/023.html
見出し:
板橋少女殺害事件で、自殺の無職男を書類送検
メモ :
東京都世田谷区に住む都立高校1年の少女(16)が2003年8月、板橋区内のマンションの一室で死亡しているのが見つかった事件で、警視庁は1日、この部屋に住んでいた無職s***容疑者(52)=8月21日に自殺=を被疑者死亡のまま殺人の疑いで書類送検した。

調べでは、s***容疑者は2003年6月5日ごろ、少女をマンションに連れ込み、首をひもで絞めて殺した疑い。s***容疑者は8月21日夜、板橋区の東武東上線ときわ台駅のホームから線路に飛び込んで自殺。翌22日未明、自室から少女の遺体が見つかった。

s***容疑者が自殺当日、親族に「はずみで少女を殺した」と電話で話していることなどから、警視庁は容疑者と断定した。

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朝日
2003/09/24
夕刊 12面 No .N127a030924e12
大阪府




シリーズ・特集;
見出し:
官民タッグ 自殺防げ/大阪府・労組・市民団体/懇話会補足へ
メモ :
自殺の多発に歯止めをかけるため、大阪府が官民合同の「自殺防止対策懇話会」を2003年10月に発足させる。働き盛りの世代の自殺が目立つことから、連合大阪や市民団体なども加わり、過労や経営不振などに悩む人たちに適切な助言をする体制を整える。府によると、こうした取り組みは全国でも例がないという。

年間2万人台で推移していた全国の自殺者は1998年に3万2863人と急増し、その後も3万人台が続く。2002年は3万2143人。前年比3.5%増だが、30〜50代は6.6%と高い伸びを示している。府内でも1998年から年間2千人以上が自殺している。

懇話会には府、関西いのちの電話、連合大阪、市民団体「中小企業支援ネットワーク」などが参加。それぞれが自殺について相談を受けた際に、職場や仕事に関するものは連合大阪を、経営者の悩みの場合は同ネットワークを紹介するなど互いに連携する。1年後には自殺防止対策の報告書をまとめる予定だ。

府精神保健福祉課の担当者は「リストラや経営難など、中年の悩みの大きな部分を占める仕事上の問題にも焦点を当てたい」と話す。


管理人:関西いのちの電話のサイト紹介はこちらから


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朝日
2003/09/20
朝刊 31面 No .N127a030920m31
山梨県




シリーズ・特集;
見出し:
ネット心中で書類送検/山梨県警 4人、幇助未遂容疑で
メモ :
山梨県上九一色村で2003年3月、男女4人が乗用車内で練炭を燃やして集団自殺を図った事件で、県警は2003年9月19日、この4人全員を自殺幇助(ほうじょ)未遂の疑いで甲府地検に書類送検した。自殺サイトを利用して仲間を募った集団自殺事件で生存者の刑事責任を問うのは非常に珍しいという。

送検されたのは、滋賀県の無職男性(23)▽岐阜県の専門学校の男子学生(22)▽東京都の無職女性(22)▽大阪府の無職男性(26)の4人。

調べでは、4人は2003年3月15日午後11時ごろ、上九一色村富士ケ嶺の空き地に駐車した乗用車内で練炭を燃やして自殺を図った疑い。4人は意識不明で発見され、命をとりとめた。

県警は4人が自殺用の車や睡眠薬、練炭などの金を出し合って購入しており、車の窓に目張りをして練炭に火をつけるなどして互いに自殺を助けたと解釈。「同種事件に歯止めをかけるために立件に踏み切った」と話している。

警察庁によると、インターネットのいわゆる「自殺サイト」で志願者を募り、車内で練炭や七輪などを使って集団自殺を図った事件(既遂)は、2003年2〜6月の間に1府8県で11件起き、死者は計32人に上る。


管理人:http://www.asahi.com/national/update/0919/034.html にh次のような内容が付け加えられていました。
<元最高検検事の土本武司・帝京大教授(刑法)の話> 
集団自殺事件を企てた4人全員が加害者であり被害者であるとされるのは初めてではないか。判例上、自殺幇助未遂は成立するにしても、4人がどのような行為をどういう意思で行ったのか、捜査当局は明確にする必要がある。今回の立件は同種事件の再発防止に役立つだろうが、それ以前にインターネットの掲示板に何でも書き込める現状が問題だ。

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朝日
2003/09/13
No .N127a030912xxx
東京都/台東区
無職

32

シリーズ・特集; http://www.asahi.com/national/update/0912/010.html
見出し:
痴漢指摘された男性、線路に飛び降り死亡/6万人に影響
メモ :
2003年9月12日午前6時20分ごろ、東京都台東区のJR山手線上野駅で、電車内の痴漢行為を指摘された男性が急にホームから線路に飛び降り、入ってきた電車にはねられて死亡した。

上野署の調べによると、痴漢にあったとされる女性と乗客の計4人がホームで男性を駅員に引き渡した直後、男性が線路に降りて隣のホームの方に向かったという。

同署によると、男性は足立区に住む無職の32歳。この影響で、山手線は内回り、外回りとも約1時間10分運転を見合わせ、12本が運休するなど通勤客ら約6万2千人に影響が出た。

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京都
2003/09/03
No .N127k030903xxx
福井県/三国町




シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003sep/03/CN2003090301000326E1Z10.html
見出し:
「自殺名所」の脱却目指せ/警察や弁護士が防止で連携
メモ :
著名な観光地でありながら「自殺の名所」としても知られる福井県三国町の東尋坊。ここを管轄する同県警三国署は地元の観光協会や弁護士会などと連携し、同署へのホットラインの設置や弁護士の無料相談など自殺防止の具体策を策定、不名誉な「名所」からの脱却を目指している。

警察庁によると、警察が犯罪行為ではない自殺の防止で各機関と連携するのは初めて。

日本海の荒波に削られた奇岩が連なる東尋坊は年間約90万人が訪れる一大景勝地だが、その陰で自殺したり自殺しようとして保護された人の合計は2002年、2001年とも90人以上と過去30年で最悪。約6割は大阪や東京、京都など県外者だ。

三国署などの電話番号を書いた「救いの電話」と呼ばれる公衆電話が2台設置されるなど対策は取られてきたが、自殺者は増えるばかりだった。

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京都
2003/08/19
No .N127k030819xxx
滋賀県




シリーズ・特集;  http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003aug/19/W20030819MWB1S000000012.html
見出し:
滋賀県でも練炭自殺が急増/今年すでに6人
メモ :
全国で練炭を使った自殺が相次ぐなか、滋賀県でも今年に入って練炭で6人(6件)が自殺していることが、県警捜査一課の調べでわかった。県内では2002年1年間、練炭による自殺はゼロだったことから、練炭自殺の全国的な負の連鎖がうかがえる。県警によると、23歳から61歳までの男女が3月から5月にかけ、自動車内(3人)、自宅の便所(1人)、風呂(1人)、小屋(1人)で練炭自殺した。死因はいずれも一酸化炭素中毒で、集団自殺はなかった。

動機は借金苦が2人、家庭内の不和が2人、離婚絡みと病気を苦にした自殺がそれぞれ1人だったという。

練炭を使った自殺は2月以降、三重県や静岡県で、インターネットで知り合った男女計7人が車内で集団自殺するなど、全国で多発している。

県警捜査一環は「練炭を使った自殺がインターネットで話題になり、マスコミにも大きく取り上げられたことが、県内での練炭自殺の発生に影響しているのではないか」とみている。

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朝日
2003/08/04
朝刊 30面 No .N127a030804m20
兵庫県/神戸市



神戸ひまわりの会/中村寿子
シリーズ・特集; 家庭
見出し:
妻の自殺 自分を責めて責めて/神戸ひまわりの会 遺族の思い 話せる場に/悲しみ共有したい。1人歩くために
メモ :
年間3万人を超える人が自殺で亡くなっている。その周りに、痛みや悲しみを抱え込む家族が大勢いる。だが、サポートはまだまだ不十分だ。そんな中、自死遺族が思いを分かち合う会が2003年8月24日、神戸市で初めての集まりを持つ。心療内科医やカウンセラーがサポートし、亡くした人との続き柄にも配慮しながら「話せる場」を作っていく試みだ。


主催する「神戸ひまわりの会」は、日本ホスピス・在宅ケア研究会に属する遺族ケアの自助グループとして1994年に発足。阪神大震災を経て1995年夏から月1度、例会を開いてきた。会員の9割は遺族で、医師やカウンセラーも、サポーターとして参加している。

同会運営委員で、内科医の梁勝則(リャン・スンチ)さん(47)によると、自死遺族は自責の念が強く、動機を理解しようとする重荷も加わる。自殺であることを言い出しづらくもあり、病死の遺族が中心の同会に、継続して参加する人は少なかった。

「自死の場合、同じ経験をした人がどう感じるか知りたいと電話してくる人が多い」と、ひまわりの会代表の中村寿子さん(48)。梁さんは「自死遺族が集まれる場になれば」と話す。

グループで話したいか、1対1がいいか、などの希望も聞き、調整する。グループは、亡くした人との続き柄を基本に分ける。思いが相反することが多いからだ。匿名でもいい。医師やカウンセラーなど、サポーターも合わせて募っている。

例会は2003年8月24日午後1時から3時まで。参加費は千円。遺族の定員は50人。申し込みは16日までに、日本ホスピス・在宅ケア研究会(078-642-0424、月〜金曜の午前10時〜午後4時)へ。


大阪市内の会社員の男性(37)は昨年、妻を自死で亡くした。24日の例会に参加しようと思っている。

妻はうつ病で医師の診察を受けていた。診察には有給休暇を取ってできるだけ付き添った。だが、亡くなったのは診察前日。「もう一日早ければ」。自分を責める気持ちは消えない。

母が何度か身の回りの世話をしに来てくれたが、その度に衝突した。「法要までに家の中を片づけなければ」と、留守中にカーテンを洗濯され、思わず手を上げてしまったこともある。「残された埃(ほこり)も、妻がいた証しとしていとおしかった。自分で納得して片づけたかった」

謝ろうと電話したが、父に「もう電話するな」と言われ、今は距離を置く。「自分と同じように泣いてほしかった。家族とさえ、悲しみを共有できないのがつらかった」

妻に先立たれた心理学者の本を読み、悲しみが癒やされていく過程を知った。自分は今どこにいるのか、教えてほしかった。「ひまわりの会」に電話。「自死の遺族もいる」と言われ、安心した。

2003年5月、例会に参加し、自死遺族4人で話した。男性は「一緒にやっていこうと言っていた妻に、裏切られたようで悲しい」と打ち明けた。息子を亡くした女性は「息子には怒りを感じない。でも、嫁はなぜ異変に気づかなかったのかと思う」と話した。自分が責められたようで、つらかった。やがて「妻の母にもそんな思いがあるのかも」と考えるようにもなった。

「自分を責めたらだめ」の一言が、人には言える。同じように配偶者を亡くした人と話し合えれば、「自分も頭の中ではわかっているんだ」と客観的になれる気がする。

誰も悪くないのに、悲しみが強すぎて傷つけ合ってしまう。でも遺族同士が傷つけ合うことを、妻はのぞんでいないだろう。妻の肉親の悲しみも、いつか理解したい。自分を許してやりたい。そして一人で生きていく道を探したい――。そう考えている。


管理人:日本ホスピス・在宅ケア研究会と神戸ひまわりの会のサイト紹介はこちらから


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朝日
2003/07/25
朝刊 1面 No .N127a030725m1





シリーズ・特集;
見出し:
自殺、5年続け3万人超 昨年 理由、「生活苦」は大幅増
メモ :
2002年1年間に自殺した人は3万2143人で、前年より1101人増え、5年連続で3万人を超えたことが24日、警察庁のまとめでわかった。統計をとり始めた1978年以降3番目の多さ。動機では「経済・生活問題」が大幅に増え、過去最多だった2001年(6845人)を1095人上回る7940人となり、増加分のほとんどを占めた。

経済・生活苦による自殺がいっきに増えたのは1998年。それまでは2000〜3000人台で推移していたのが、1998年に6000人台に増加。同年は経済成長率がマイナスに転じた年(内閣府調べ)にあたり、不況に伴う倒産や失業などが絡む自殺が増えたことが背景にある。低成長時代からマイナス成長時代に入った節目で、この傾向はそれ以来、ずっと続いていると言える。

2002年の自殺原因のトップは前年と同じ健康問題で1万4815人。経済・生活問題、家庭問題がそれに続いた。

経済・生活問題の内訳をみると、増えたのは負債、生活苦、失業の三つ。負債は4143人(前年比664人増)、生活苦は1168人(同232人増)、失業が683人(同117人増)で、借金やリストラが要因とみられるものの増加が目立った。事業不振(1098人)や倒産(97人)、就職失敗(155人)はほぼ横ばいだった。

最近、ヤミ金融を巡っての自殺が社会問題化している。実数の統計はないが、負債や生活苦の中に、この動機の自殺が相当含まれているとみられる。専門家は「ヤミ金に手を出し、借金地獄にはまっての『追い込まれ自殺』も少なくないのでは。対策を立てるためにも、分析をすべきだ」と指摘する。

一方、年代別では60歳以上が最も多く1万1119人。次いで50歳代が8462人と、中高年自殺の多さが依然、目立っている。30歳代も増加傾向で、20歳代と19歳以下は前年より減った。


管理人:2001年までの統計についてはこちらへどうぞ
http://www.asahi.com/national/update/0725/006.htmlには下記のような記事が付け加えられていました。
遺書が残っていた人の原因・動機を年代別でみると、60歳以上と20歳代、19歳以下は「健康問題」が一番多いが、30、40、50歳代は「経済・生活問題」がトップになり、40、50歳代は半数近くを占めた。

総数の男女比は男2万3080人、女9063人。人口10万人当たりでは男37.1人、女13.9人が自殺した計算。全体では1999年、1998年に次ぐ多さだった。

自殺について研究している武蔵野大の松本良夫教授は「30歳代の増加や、動機として生活問題が増加しているのをみると、問題の中心がリストラショックから、その後遺症としての生活難に移ってきているのではないか。自殺率と失業率は密接に関連しており、国として雇用の創出や失業に伴う生活難への対策が必要だ」としている。

『中高年自殺』などの著書がある高橋祥友・防衛医大教授は「高齢者の自殺が多い。若い頃から自殺率の高かった今の40、50歳代がこれから高齢者になっていき、さらに増える恐れがある。自殺には心の病が隠れていることが多く、周囲の人が兆候に気付いて治療を受けさせるなど、きちんとした対策をとることが必要だ」と話している。

朝日
2003/07/25
朝刊 31面 No .N127a030725m31
見出し:
生への絶望 連鎖/5年続いて自殺3万人
メモ :
自殺者が5年連続で3万人を越えた。2002年1年間の自殺者は、交通事故死者数(8326人)の4倍近くにのぼり、日本のどこかで毎日約90人が自ら命を絶つという異常事態が続いている。中でも生活苦や失業などの動機が激増し、無理心中を図った事件もおきている。その一方、根とで知り合った若者が容易に死を選ぶ現象も目立つ。

■ 督促逃れ900`一家、心中図る 死にきれず息子出頭

神戸市北区の六甲山山道筋で6月末、福岡県の夫(67)と妻(63)の遺体が見つかった。出頭した息子(26)が2人を絞殺したとして逮捕され、受諾殺人罪で起訴された。兵庫県県警の調べで、一家はヤミ金融や消費者金融に借金があり、取り立てに悩んでいたことがわかった。息子は「心中するしかないと思った。(自分は)死にきれなかった」と供述しているという。

両県警の調べや関係者の話を総合すると、3人は自宅を車で出て約10日間、900`以上もさまよっていた状況が浮かび上がった。

3人が自宅を出たのは6月16日ごろ。山口、広島県を経て瀬戸大橋を渡った。四国をほぼ1周し、フェリーを使って大阪に着いた。金がなくなって車を売ったが、数万円にしかならなかった。

「帰りたいけど、ガソリン代もない……」。同18日、息子は勤務先の内装関係の会社の社長に消えいるような声で電話している。驚いた社長は「金を振り込む。とにかく帰って来い」と説得し、息子の銀行口座に2万円を振り込んだ。だが、連絡は途絶えた。

3人は六甲山を最期の場所に選び、最後の金でコンビニエンスストアの弁当を三つ買った。夫婦は手をつないで山道を歩いた。緑に覆われたハイキングコース。息子は横たわる夫婦の首をロープで絞め、顔に白いタオルをかけたという。

兵庫県警によると借金は二百数十万円。息子は何度も給料を前借りした。母親が2000年ごろに糖尿病などを患って治療費がかさんだ。最初は大手の消費者金融から小額借り、返せなくなってヤミ金融にも手を出した。

その頃から、「はよ返せ」「金出せ」という督促が早朝から深夜まで、息子の自宅や携帯電話、職場にも頻繁にかかるようになったという。

それまでの夫婦の暮らしは穏やかだったようだ。生き物が好きで犬や鳥を飼い、庭は花でいっぱい。大工としての仕事を勤め上げた夫は「やっと年金暮らしができる。息子もよく働いてくれる」と近所には話していた。夫はシルバー人材センターに登録し、週に1、2度清掃の仕事などをした。同センターの職員は「いつも笑顔を絶やさない人でした。苦しみを打ち明けてくれていたら」と悔やんだ。警察庁によると2002年1年間に経済・生活問題を動機とした自殺者7940人のうち、遺書があった人は3297人と前年比15%増。50代が1402人と約4割を占めた。

■ 見えない動機 ネットが誘う  姉「こんな逃げ方やめて」

東京都内の20歳の大学生は普段通り自宅を出た。大学に行ったはずだったが、自宅にはその日も次の日も帰らなかった。パソコンに自殺志願サイトへの書き込みがあるのを、姉が見つけた。

机の引き出しから着荷装置の空き箱や富士山の樹海について書かれた紙が見つかった。両親は翌日、樹海に行き息子を探した。留守番をしていた姉に関東地方の警察から電話が入った。「遺体三体の乗った車が発見されたました」。練炭による一酸化炭素中毒死。

弟が家を出て5日目。棺に入った弟の顔はすすで黒く汚れ、苦しそうな表情だった。

動機は今も不明だ。落ち込んで、「何もする気がなくなっちゃった」とこぼす母を見て、姉は「自殺は周りの人に対するとてつもない暴力だ」と思う。

ネット自殺は弟の後も続く。姉は訴える。「生まれてきた以上、一人の人間として自立して生きていくのは義務だ。つらくて逃げたかったら、どこかへ逃げればいい。ただ自殺という逃げ方だけがやめて」

警察庁によると、インターネットの自殺志願サイトで知り合った若者らが集団で命を絶つ「ネット自殺」が今年上半期(1〜6月)、9府県で11件発生している。20代を中心に男女32人が死亡した。このほか未遂も少なくとも2件、7人ある。20代の自殺が減っている中、ひときわ目立つ。

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朝日
2003/07/18
朝刊 1面 No .N127a030718m1
東京都・埼玉県
職業不詳

29
y****
シリーズ・特集;
見出し:
小6不明/監禁4日 4少女保護/東京・赤坂マンション/容疑の男自殺
メモ :
東京都稲城市に住む小学6年の少女4人が、2003年7月13日に自宅を出たまま行方がわからなくなった事件で、警視庁は17日午後、港区赤坂2丁目にある短期賃貸マンションの一室などで4人全員を保護した。

4人に目立ったけがはないが、衰弱している子もおり、病院で手当てを受けた。同室内の別の部屋で29歳の男が死亡しているのが見つかった。警視庁はこの男が4人を監禁した後、自殺したとみて調べている。

■ 手錠外し脱出

男は埼玉県久喜市の職業不詳、y****容疑者。警視庁は、誘拐と逮捕監禁容疑で被疑者死亡のまま書類送検する。

調べでは、11歳2人と12歳2人の4人がいたのは、短期賃貸マンション「インターナショナルプラザ赤坂NO1」最上11階の一室。17日午後0時10分すぎ、12歳の少女が、隣のビルにある花屋に駆け込み、店員の110番通報で駆けつけた警察官がこの少女と同室にいた3人を保護した。

2人は別々の洋間、ほかの2人が脱衣所にいた。4人とも手や足におもちゃの手錠をかけられていた。逃げた1人は手錠をはずして外に出た。

4人の手足にはすり傷があり、軽い脱水症状や微熱もあった。室内には菓子類などがあり、少女たちは「食べ物や飲み物はもらっていた」と話している。y****容疑者は自分を「社長」と呼ばせていたという。

■ 「別の男」関与

少女らは稲城市立の小学校に通う同級生。調べなどによると、13日午前10時ごろ、「近所の体育館に行く」「スーパーに行ってくる」などと言ってそれぞれ自宅を出た。

1人が7月上旬、渋谷で吉里容疑者に声をかけられて知り合い、13日は部屋の掃除をするという名目のアルバイトを頼まれていたという。

2人は13日午後1時ごろ、JR渋谷駅南口のモヤイ像前で同容疑者と待ち合わせ、タクシーでマンションに行った。約1時間後、残りの2人が別の若い男に連れられてマンションに着いた。部屋の借り主はこの男で、11日から借りていた。先に着いた2人は室内の掃除をさせられた後、手錠をかけられたらしい。

花屋に駆け込んだ少女は「いつでもおいでと言われ、またお金が欲しくなって連絡して(y****容疑者と)会った。すべて私が悪い」と従業員に話したという。

y****容疑者は食事部屋で、ビニール製のシートの中に仰向けで倒れていた。中で練炭が燃えた形跡があった。死因は一酸化炭素中毒とみられ、死後十数時間たっているという。

同容疑者は「アルバイトがある」などといって少女を集め、男性客から金を取ってあっせんしたり、自らもみだらな行為をしていたりした疑いが持たれており、自らの買春行為について、警視庁が児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で16日に逮捕状を取っていた。

関係者によると、同容疑者は子どものころから病弱で「死にたい」ともらすこともあったという。


管理人:http://www.asahi.com/special/imprison/TKY200307190319.html にはy****容疑者の児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑について下記のように報じていました。

y****容疑者、女子高生ら使い誘う 小6少女監禁  2003年7月19日

 東京都稲城市の小学6年の少女4人が誘拐・監禁された事件で、自殺したy****容疑者(29)は、女子高生らを使って「手軽にお金を稼げる」と声をかけさせたり、少女募集のチラシを配らせたりして、多くの少女に接近していたことがわかった。監禁された少女の中にもチラシがきっかけで被害に遭った子がいた。監禁場所までついて行ったのはこうした手口に安心したためと警視庁はみており、出会った経緯の解明を進める。

 調べや関係者によると、y****容疑者は「プチエンジェル」という名前のチラシをつくり、これを女子高校生ら5、6人に渡して、渋谷や新宿などの繁華街で配らせていた。

 「短時間(30分)でもお金がもらえる」「やさしいフツーのお兄さんとカラオケしたり、ゴハンを食べたり、それだけだヨ」とある。自分の連絡先の携帯電話番号のわきには「非通知通話でもOKだヨ!」。

 チラシの内容を「声掛け役」の少女から説明された江戸川区の中学2年生(14)は「6月だった。『怖くないよ、お金がないときに助かる。カラオケなら30分5000円』と誘われた。でも何となく怖かったので乗らなかった」という。

 y****容疑者は、少女が連れてこられるたびに、引き合わせた少女に1万円を支払っていた。プチエンジェルの存在は少女たちの間で、口コミで次第に広まった。

 監禁された少女4人のうち2人は7月初め、渋谷で「アルバイトがあるよ」と女子高校生に誘われた。その後、近くのホテルでy****容疑者と会い「会ってくれたお礼」として1万円を受け取ったという。

 監禁前日の12日にも2人がy****容疑者と会い、「部屋の掃除をして欲しい」と誘われ、13日に渋谷で待ち合わせる約束をした。別の2人も13日に吉里容疑者と会う約束をしていた。監禁された赤坂のマンションに連れて行かれて初めて、同級生の2人が来ていたことを知ったという。

 17日昼、マンションから脱出した少女は、助けを求めた女性にy****容疑者と監禁される前に交わした会話内容を震えながら話した。

 「『いつでもおいで』と言われていた。もらったお金はすぐ使ってしまったので、またお金が欲しくなって日曜日(13日)に会ったら、『ここに来た意味がわかっているね』と手錠をかけられた」


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京都
2003/07/11
No .N127k030711xxx
神奈川県/横浜市




シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003jul/11/CN2003071001000779B1Z10.html
見出し:
夫婦が団地で飛び降り自殺/家庭内暴力で娘殺害?横浜
メモ :
2003年7月10日午後8時5分ごろ、横浜市金沢区並木1丁目、公団さざなみ団地11号棟の入り口付近で、男女2人が倒れているのを帰宅途中の近くの男性(57)が発見、金沢署に通報した。

調べでは、金沢区能見台東8、無職****さん(61)と妻**さん(55)で既に死亡していた。団地の11階と12階の間の踊り場に警察や親族にあてた遺書があり「娘を自宅で殺した。娘の家庭内暴力で悩んでいた」などと書かれていた。

夫婦の自宅マンションの居間には、首にひもがからまり、左胸に刺し傷がある娘の***さん(33)が遺体で見つかった。死後数日経過しているという。

夫婦は10数年来、***さんの家庭内暴力で悩んでいたといい、同署は夫婦のいずれかが娘を殺害した後、無理心中を図った疑いが強いとみて動機など調べている。


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朝日
2003/07/09
朝刊 29面 No .N127a030709m29
愛知県/豊田市
会社員係長

35

シリーズ・特集;
見出し:
高裁も労災認定/トヨタ係長自殺 「業務、うつ病に関係」/名古屋
メモ :
うつ病で1988年に自殺したトヨタ自動車(本社・愛知県豊田市)の係長(当時35)の妻(49)=名古屋市=が、豊田労働基準監督署長を相手に、労働災害と認めずに遺族補償年金などを不支給とした処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決が2003年7月8日、名古屋高裁であった。小川克介裁判長は、業務とうつ病との因果関係を認めて、不支給処分の取り消しを命じた一審判決を支持し、労基署長側の控訴を棄却した。

過労自殺の労災認定をめぐる行政訴訟で、遺族側の主張が高裁レベルで認められるのは初めて。

裁判では、労災認定の基準について「同じ職種の労働者の中で最もストレスに弱い者を基準とするのが相当」と判断した2001年6月の名古屋地裁判決に対し、労基署側が「平均的な同種労働者を基準として客観的に判断すべきだ」と主張。「本人がストレスに弱かったことがうつ病の主な原因だ」として控訴していた。


管理人:http://www.asahi.com/national/update/0708/021.htmlには次のような内容が付け加えられていました。
小川裁判長は、自殺した係長は同じ職場の平均的労働者に比べて精神的に弱かったとは言えない、と指摘。業務による極めて強いストレスからうつ病を発症した、と認めた。

一審判決によると、設計業務を担当していた係長は、体調を崩した1988年6月以前から、残業規制による過密労働でストレスを受けており、複数の車の設計が重なるなどして多忙になったうえに肉体的、精神的疲労が重なり、うつ病を発症した。その後も海外への出張命令が出るなどストレスが強まり、うつ病が悪化。1988年8月26日、自宅近くのマンションから発作的に飛び降り自殺した。

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朝日
203/07/05
朝刊 1面 No .N127a030705m1
広島県/尾道市


55
山岡将吉
シリーズ・特集;
見出し:
尾道市教育次長が自殺/民間校長自殺の調査担当
メモ :
2003年7月4日午後2時15分ごろ、広島県御調町市の林道に止めた車の後部座席で、同県尾道市教育次長・山岡将吉さん(55)=尾道市高須町=が首をつって死んでいるのを尾道署員が見つけた。山岡さんは2003年7月3日夕に職場を出たあと帰宅せず、家族が4日朝に捜索願を出していた。県警は自殺とみて動機などを調べている。遺書は見つかっていない。尾道市では2003年年3月、民間から登用された市立高須小学校の校長(当時56)が自殺し、山岡さんはその事後処理を担当していた。

7月3日深夜から4日未明にかけて死亡したらしい。3日午後11時ごろ山岡さんから次男の携帯電話に電話があり、山岡さんは「元気か」などと話したという。

山岡さんは1972年7月に尾道市職員に採用され、商工観光課長、職員課長を経て2001年4月から現職。校長が自殺した問題をめぐる調査報告書の作成を担当し、報告書の公表と併せて5月に発表された処分では、自身も管理責任を問われて文書訓告となった。6月30日からは山崎建郎・市教育長が検査入院したため職務を代行していた。

朝日
203/07/05
朝刊 35面 No .N127a030705m35
広島県/尾道市


55
山岡将吉
見出し:
自殺の教育次長/自殺した民間校長の相談役/対応に4ヶ月忙殺/県教委の見解、組合反発
メモ :
「民間のノウハウで学校に新風を」と国の肝いりで始まった民間人校長制度が、2人目の犠牲者を生んだのだろうか。わずか2日間の研修で銀行マンから転じた広島県尾道市立小の校長が「たくさんの方に迷惑をかけた」という遺書を残して自殺してから4ヶ月。今度はその校長を支え、自殺後の対応にも追われた市教委の幹部が自殺した。異常な事態に関係者の驚きが広がった。

自殺した尾道市教育次長の山岡将吉さん(55)は、は、3月に自殺した慶徳和宏・市立高須小学校校長(当時56)から学校運営の相談を受ける立場だった。慶徳校長が赴任して約1ヶ月後の2002年5月、市教委に病気休暇を申し出た際も、教育長らと共に一緒に対応した。

県教職員組合の報告書によると、この時、慶徳校長は「中程度のうつ病」と診断されていた。しかし、市教委側は「頑張ってください」と励まし、休暇を認めなかった。報告書は併せて過重な超過勤務を市教委が放置したと批判している。

7月1日、これらについて朝日新聞記者の取材に応じた山岡さんは「病気に対する(市教委の)認識は甘かった。超過勤務に関しても、校長、教頭が厳しい状況にあることを把握していた」などと説明していた。

山岡さんの自殺を受けて尾道市役所では4日夜、西岡伸夫・市総務部長らが記者会見した。同席した花木健治。市j教委生涯学習課長(53)は山岡さんと同期入庁。ゴルフや釣りが趣味で、明るい性格だったという。

しかし、今春からは厳しい表情をすることが多くなり、2週間ほど前、花本課長が「最近やせたんじゃない?」と声をかけると「ほうかのう」とこたえた。花本課長は「まさか自ら命を絶つほど悩んでいたとは思わなかった」と話した。

市教委の説明などによると、山岡さん波形徳校長の自殺以降、市議会や教育団体、報道各社との対応に追われ、夜は午後9時前に退庁することがほとんどなかった。

7月3日は午後9時ごろ退庁した。ところが4日朝、「着替えを持っていってもいいでしょうか」という妻から市教委への電話で前夜帰宅していないことがわかり、捜索願を出していた。


教員免許状のない「民間人」を校長にする制度は学校教育法施行規則の改正で可能となり、広島県教委は2001年、東京都とともに全国に先駆けて民間人校長を誕生させた。現在、全国で最も多い6人の民間人校長がいる。

ところが2003年3月、尾道市立高須小学校で、広島銀行東京支店福支店長から転進した慶徳和宏校長が着任1年を前にして自殺した。

県教委は5月に調査報告を発表。「自殺原因の断定は困難」としたうえで赴任前の研修が2日間しかなかったことや、教頭が病気で不在になった際の支援が不十分だったことに加え、運動会で日の丸掲揚と君が代斉唱などについて教職員から反対意見が出たことに慶徳校長が悩んでいたと指摘した。

これに対して県境職員組合は「あたかも教職員が校長を自殺に追い込んだように書かれているのは恣意的だ」などと反論。7月1日に独自の調査結果を発表し。慶徳校長は1日7時間の超過勤務で、うつ病と診断されていたのに尾道市教委が病気休暇を認めなかったと批判した。

県教委は民間人校長の赴任前研修を2日間から15日間に拡大した。


管理人:慶徳校長の自殺に関する記事紹介はこちら


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朝日
2003/05/26
朝刊 27面 No .N127a030526m27
京都市/伏見区




シリーズ・特集;
見出し:
男女3人ネット自殺か/京都/マンションに七輪
メモ :
京都市伏見区のマンションの一室で2003年5月24日午後9時55分ごろ、男性1人と女性2人がベッドに横たわって死んでいるのを女性の家族の連絡で駆けつけた伏見署員が見つけた。部屋のドアは粘着テープで目張りされ、七輪が置いてあった。家族の話などから3人はインターネットを通じて知り合ったとみられ、同署は集団自殺したとみて調べている。

調べでは、死亡したのは、この部屋に住む無職の男性(30)と名古屋市内のアルバイトの女性(21)、群馬県群馬郡内の無職女性(18)。3人は洋室のベッドに並んで横たわっており、ベッドわきに木炭の入った七輪があった。死後数日たっていて、いずれも一酸化炭素中毒死とみられる。

残っていた携帯電話のメールの内容などから、府警は3人が20日ごろに互いに連絡を取り合って男性の部屋に集まり、自殺したとみている。室内のテーブルに男性の遺書があった。「俺が死ぬのは、これからの世の中に悲観しているから」などと記され、借金を苦にしている記述もあったという。

同署によると、京都市の男性と群馬県の女性は2003年5月10日ごろ、別の男性とともに栃木県内で集団自殺をしようとしたが、怖くなった別の男性が警察に通報、同県警に保護されたという。

それから1週間ほどして群馬県の女性が家出。24日になって両親が「娘が京都に行っているかもしれない。男性の自宅を確認してほしい」と地元の警察を通じて伏見署に連絡し、同署員が部屋を訪ねたという。

インターネットの掲示板の一つに、20日付で「今からやります。男1人女2人僕の自宅です。今、酒を飲みながら睡眠薬を飲んでいます。一酸化炭素中毒狙いです」という書き込みがあり、同署は男性が自殺をする際に書き込んだ可能性もあるとみて、パソコンのデータの解析などを進める一方、3人が知り合った経緯や自殺の動機を調べている。

インターネットで「心中相手」を求めたとみられる集団自殺やその未遂は、今年2月に埼玉県入間市であったのをはじめ、3月に三重、山梨、徳島で、4月には千葉、佐賀、5月も群馬県内ですでに2件あり、死者も20人を超えた。



予防体制は遅れている

自殺防止サイトを運営している碓井真史・新潟青陵大教授(社会心理学)の話
ネットは本音が言いやすい場所。今は自殺の呼びかけなどに悪用されているが、逆に本音を聞くことで自殺予防にも有効な手段になる。ネット上の相談で自殺を思いとどまった人もいる。ただ、ネット上の自殺予防のサポート体制は立ち遅れており、社会全体でそうしたサイトを育てていかなければならない。

【ネットで知り合ったと見られる最近の主な集団自殺】

2003年2月11日
 埼玉県入間市のアパートで、男性1人と女性2人が七輪を使って自殺。
2003年3月5日
  津市の山林で、男性1人と女性2人が乗用車内で七輪を使って自殺。
203年3月17日
  徳島県と香川県の県境付近で、レンタカー内で木炭を燃やして男性1人と女性2人が自殺。
2003年4月21日
  佐賀県富士市の乗用車内で、男性2人が死亡。車内に燃え尽きた練炭入りの七輪があった。
2003年5月21日
  群馬県上の村の乗用車内で男性3人が七輪を使って自殺

(日付はいずれも発見日)


管理人:
青字部分はhttp://www.asahi.com/national/update/0525/007.htmlで付け加えられていた内容です。


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朝日
2003/05/09
朝刊 23面 No .N127a030509m23

防衛医大教授


高橋祥友
シリーズ・特集; こころ 元気ですか  男性編  読者から
見出し:
悲しみ十分吐き出して 自殺で遺されたとき
メモ :
家庭面で2〜4月に連載した「こころ元気ですか・男性編」にたくさんのお便りをいただいた。特に多かったのが、自殺に関するもの。遺された家族からの相談と周囲の対応についての質問に筆者で精神科医の高橋祥友・防衛医大教授に答えてもらった。


Q. 夫が自殺して3年。町で同世代の人を見ると、今でも夫ではないかと思ってしまいます。悩みを受けとめられなかった自分を責めるとともに、早く立ち直らなければと必死です。

無理に忘れず

自殺は決して死にゆく人だけの問題ではなく、多くの人を巻き込む複雑な問題です。様々な感情が遺された人を襲ってきます。「まさか、そんなはずはない」という気持ちとともに「あの時私がこうしていたら」と自分を強く責めてしまいます。「どうせいて私たちを遺して死んでしまったの」といった怒りも生じます。

亡き人と最後に会った場面を思い出し、表情や話の内容などもありありとよみがえってきます。亡くなった事実を頭で理解しても、感情がついていけません。

不安や焦燥感、抑うつ感が襲い、少し落ち着いたと思っても、命日や思い出の日が近づくと、新たな悲しみが呼び起こされます。

「いつまでもくよくよしていてはいけない」と自分を奮い立たせようとする人も少なくありません。

しかし、早く克服しようとすること自体、無理がある場合も多いのです。

亡き人との関係が強ければ強いほど、悲しみも深いのです。あえて忘れようとするのではなく、いつまでも覚えていてあげることも供養になるのだと考えてみてはどうでしょうか。

愛する人を自殺で失ったという悲しみは、一朝一夕に乗り越えられるものではありません。ありのままの感情を受けとめてくれる専門家を見つけてください。


Q. 自殺を考えることがあります。どのように気持ちを整理すればいいのでしょうか。

苦しさ、専門家に相談を


愛する人を自殺で失った時、遺された人自身も自殺を考えることは珍しくありません。

この気持ちをけっして一人で胸の内にしまっておかないでください。誰かに話を聞いてもらうのが第一歩です。一般の人はこのような相談に、どのように対応したらよいかと戸惑うこともあります。死別の問題を扱うことに十分な経験のある精神保健の専門家にも相談してください。

現実を受け入れるには時間もかかり、多くの苦痛を伴います。直後は気丈に振舞っているように見えた人でも、何年もしてからうつ病や不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などで、専門的治療が必要になる場合もあり、適切な対応が重要です。


Q.  子どもには病気で亡くなったと言い聞かせていますが、いつか事実をと思っています。

子に話す時期それぞれ

残酷な事実を隠して、亡き人を話題にすることがタブーのようになってしまうこともあります。子どもにどのように説明するか、悩み続ける人も多いのです。

お母さん自身が話してもよいという心の準備ができてからがよいでしょう。

本人が不安になっているのに、子どもに事実を伝えるのは難しいと思いますし、その後の子どもの反応にも十分に応えられないと思います。

子どもも、ある程度の年齢(10歳前後)にならないと「死」の概念そのものも発達してきません。死という現実すら理解できていない子どもに、自殺について話しても混乱するかもしれません。

適切な時はいつか、どのように話すか、は人によって異なります。精神科医と相談してください。


Q. 遺された友人の力になりたいと思います。どうすればいいでしょうか。

黙って寄り添うだけで

「どのような言葉をかけてよいかわからない」と言って、知人がただ黙ってそばにいてくれたのが一番支えになった、という人がいました。本音だと思います。

ついつい励ましの言葉をかけたくなるものですが、それがかえって傷つけてしまう場合もあります。

たとえば夫を亡くした女性に対して、「まだ若いのだから、いつまでもくよくよしないで、早く忘れて再婚しなさい」などという言葉は、たとえ善意からであっても、どれほど残酷に響くでしょうか。

本人の訴えに真剣に耳を傾けることが第一です。


管理人:高橋さんの著書紹介はこちらから  中公新書  群発自殺   流行を防ぎ、模倣を止める

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朝日
203/03/07
朝刊 35面 No .N127a030307m35
三重県/津市




シリーズ・特集;
見出し:
津・3人死亡/ 「メール通じ集合」/車内にメモ本名知らず 集団自殺目的と記載
メモ :
津市の山林で男女3人が死体で見つかった事件で、車の中に残された同市の無職男性(24)が書いたと見られるメモに、3人は互いに本名を知らず、メールを通じて集団自殺をするために集まったとする内容が書かれていたことが2003年3月6日、津署などの調べで分かった。

手書きで「今回は私一人ですべての準備が出来るものではありません。一緒にいる2人は本名も知らない、ただ自殺するためだけに出会った。2週間近くメールを交換して互いに自殺したいという意思で集まった」などと書かれていた。

インターネットの自殺をめぐる匿名掲示板のやり取りには、2月16〜19日に「三重県内の24歳の男性」を名乗る人物ら3人が出会ったとの記述があった。
津署は、記述内容が事件と酷似していることから、関連を調べている



管理人:http://www.asahi.com/national/update/0306/020.htmlには次のような内容が付け加えられていました。。

車中で見つかったこの男性のパソコンのメールはすべて削除されていたが、津署は男性らのメールの復元などを進め、サイトとの関連を調べる。

また、愛知県蒲郡市の無職女性(20)の自宅のパソコンのメールボックスには「一緒に死にませんか」「1人で死ぬのは寂しい」などと集団自殺を望む内容の送信記録が複数残っていたことも新たに分かった。

これらのメールはいずれも1〜2月に送信されたが、送信先は不明という。「首をつって死ぬと楽らしい」「一酸化炭素中毒で死ぬ」という内容もあった。受信記録などは削除されていた。

また、県警などの調べで、津市と蒲郡市の男女は行方不明になった1日の夕方、津市内でレンタカーを借りていた。翌2日夕、男性が車を返しに訪れた時には、レンタカーではない別の車が迎えに来ていたという。

3人のうち身元が確認されていなかった女性は、県警の調べで北九州市の事務員(23)と判明した。



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朝日
2003/03/06
朝刊 35面 No .N127a030306m35
三重県/津市




シリーズ・特集;
見出し:
男女3人 車内で死亡/津の山林 ネット共謀自殺か/津市の男性 愛知の女性 福岡の女性
メモ :
2003年3月5日午後1時ごろ、津市片田長谷町の山林で「車の中で3人の男女がぐったりしている」と近くの男性(23)から110番通報があった。津署が調べると、3人ともすでに死亡しており、車内の床に練炭入りの七輪が1個置かれていた。死因は一酸化炭素中毒だった。3人は津市と福岡、愛知県に住む男女で、直接の交友関係はなかったとみられる。埼玉県で2月、インターネットで知り合った3人が練炭のガスで自殺しており、同署は類似の自殺の可能性があるとみて調べている。

同署によると、死亡推定時刻は同日午前0時ごろ。免許証などから、3人のうち2人は、津市の無職男性(24)と愛知県蒲郡市の無職女性(20)と分かった。もう1人は福岡県北九州市の事務員の女性(23)と見られている。車はこの女性の車だった。

現場は、津市中心部から約7キロ西の長谷山のハイキングコース。車の窓ガラスと車体の間は粘着テープでふさがれており、車内から「自分勝手なことをしてみんなに迷惑をかけてごめんなさい」と書かれた遺書らしきメモと、パソコン1台が見つかった。また、車のエンジンをかけたまま練炭を助手席で燃やすと、ガスが車内に充満するなど、自殺方法とみられる内容が書かれた別のメモもあった。

3人はいずれも今月1〜3日、家族から捜索願が出されていた。津市の男性と蒲郡市の女性はそれぞれ1月末と2002年12月、交通事故を起こし、悩んでいたという。

埼玉県入間市で2003年2月、自殺志願者が書き込みをするインターネットのサイトで知り合った3人が、練炭を使って自殺する事件が起きたばかりで、県警は今回も、遠距離に住む3人が同じようなサイトを通じて自殺のために集まった可能性もあると見ている。

インターネット上の掲示板をきっかけに自殺に至る事件は、これまでにも何度か起きている。

入間市の事件では、男性が掲示板上に「心中相手募集」などと書き込み、応じた女性2人とカラオケボックスなどで落ち合って自殺の方法を事前に話し合っていた。

2000年10月にも自殺を特集したホームページ上で知り合った愛知県の女性と福井県の男性が睡眠薬を飲んで心中。1998年には「ドクター・キリコ」を名乗る札幌市の男性が、ネット上で知り合った東京都の女性に青酸カリを郵送。これを飲んだ女性が自殺し、男性もその後自殺する事件があった。また1999年には、ネットを通じて筋弛緩(しかん)薬を入手した静岡県の女性が愛知県豊橋市内のホテルで自殺を図る事件もあった。



管理人:
青字部分はhttp://www.asahi.com/national/update/0305/049.htmlに掲載されていた内容です。


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京都
2003/02/06
No .N127k030206xxx
滋賀県



滋賀県警
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003feb/06/W20030206MWB1S000000163.html
見出し:
滋賀の自殺者324人に/県警調べ 中高齢の男性が急増
メモ :
滋賀県内で2002年1年間に自殺した人が前年より3割多い324人にのぼったことが、県警の調べで2003年2月6日までに分かった。中高齢の男性の自殺が急増しており、病苦や前途悲観による自殺が目立った。

県警のまとめによると、昨年取り扱った遺体1089人のうち、自殺者が3割を占めた。自殺者の増加を受け、県警の遺体取り扱い総数も初めて1000人を超えた。

自殺者のうち、男性は236人で、前年より62人も増加。女性は88人で11人増だった。50歳代の自殺が85人と最も多く、次いで、70歳代59人、60歳代58人の順。

動機別では、病苦による自殺が68人、前途悲観が53人、借金苦が50人、精神障害が38人となっている。

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朝日
2003/02/02
朝刊 26面 No .N127a030202m26
徳島県/川島町


33
三笠貴子/犯罪被害者きょうだいの会
シリーズ・特集; にっぽん考 NIPPON-KOU (貝塚昭彦)
見出し:
泣いていい兄よ妹よ
メモ :
「犯罪被害者きょうだいの会」には、事件や交通犯罪などで兄弟姉妹を亡くした人たちが集う。兄弟にしか分からない気持ちがある。誰にも言えない悲しみや苦しみがある。そんな思いを分かち合い、支え合う場だ。


■代表を務める三笠貴子さん(33)は、徳島県川島町で両親と暮らす。今の仏壇に遺影がある。穏やかな、そしてはにかんだような笑顔の兄睦彦さんだ。

睦彦さんは1999年12月、徳島県阿南市の川で変死体で見つかった。当時33歳だった。

警察は「自殺」としたが、状況の不自然さに納得できなかった。「真実が知りたい」一心で専門家らにあたって調べると、捜査にいくつも疑問点が浮かんだ。「事件」としか考えられず、ストレスから胃潰瘍になり吐血を繰り返した。

その陰で、もう一つの苦しさがあった。つらい思い、泣きたい気持ちを誰にも吐き出せなかったことだ。

兄が死んでから、周りからは「あなたがしっかりしないと」と言われてきた。悲嘆にくれる両親に泣いている姿を見せて、心配させてはいけないと思った。夜中に布団をかぶり、声を殺して泣いた。

幼い頃のけんかの思い出までが自分を苦しめた。「お兄ちゃんなんていないほうがいい」。なんであんなことを言ったのか。自分が生きていることも罪のように思えた。


■2001年夏、参加した犯罪被害者の集会がきっかけで、香川県白鳥町に住む竹治綾さん(29)と会った。竹治さんは1999年4月、6人の少年による集団暴行で弟の大亮さん(当時16)を奪われていた。

竹治さんは初対面の三笠さんに、思いを書きつづった長い文章を見せた。

―車を運転しながらふと、「このままハンドルを切って死んだら弟に会える」と思ってしまう。加害者からの電話を弟に取り次いだ自分を責め続けている。悲しんでいる親の前では、自分のつらさは話せない―

「分かる。わたしも一緒」。その言葉で、せきを切ったように2人は泣いた。

三笠さんは、同じような境遇のきょうだいたちを捜した。弟の温史さん(当時16)を車にはねとばされて失った徳島市の野口有香さん(25)、弟の悟さん(当時27)を少年にひき殺された神戸市の坂口まゆみさん(32)……。輪は徐々に広がった。

まだ出合えていない人たちのためにも、思いを分かち合える場を作りたい。その年(2001年)の10月に「きょうだいの会」をつくったのは、そんな思いからだった。


■2002年11月、三笠さんは知人に誘われ、神戸であった阪神大震災関連のフォーラムに参加した。客席からきょうだいを亡くした遺族としての思いを語った。

会が終ると、震災で妹を亡くしたという女性がやってきた。「私が言いたかったことを言ってくれた。言いたいけど言えなかった思いを」

人の手で命を奪われた犯罪と震災とでは、状況も周りの対処の仕方も違う。でも、震災の被災者の間でも、きょうだいの気持ちをくみ取ってくれればと願う。

2003年1月8日夜。三笠さん、竹治さん、野口さんの3人は、香川県で設立準備中の「被害者支援センターかがわ(仮称)」の相談員らが開いた勉強会に招かれ、話をした。

「被害者のきょうだいが自分のことを相談している時に『ご両親は大変ですね』と言われたら、その子は二度と電話をかけてこない」「1回の相談だけで簡単に答えを出そうとしないで」

三笠さんは言う。「1人の命がなくなることで、親や配偶者、子どもだけでなくきょうだいも苦しむこれだけの人が傷つくという事を、世の中の人は、そして誰よりも加害者はきちんと知るべきだと思う」


■私にも兄がいる。でも、この取材を始めるまで、きょうだいたちの葛藤に思いが至らなかった。家族の中でもそれぞれに違う悩みや苦しみがある。「きょうだいの会」の活動は、見過ごされてきた大切なことを、改めて認識させてくれた。社会がそれにどうこたえていくのか、問われている。


■「犯罪被害者きょうだいの会」には、▽少年犯罪▽交通死亡事件▽未解決事件▽海外での犯罪―の5分科会がある。同会によると、米国や英国にもきょうだいのための組織があるという、同会のホームページは(http://.www.nmt.ne.jp/~micino/b&s/)


  管理人:「犯罪被害者 きょうだいの会」のサイト紹介はこちらから


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