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N353 子どもの非行・事件 ― 2003年
紹介記事目録
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記事紹介の留意事項












































京都
2003/12/03
No .N353k031203xxx
千葉県/印旛郡
中学3年

15

シリーズ・特集;
見出し:
中3男子が中2女子を刺す/同じ中学の友人同士
メモ :
千葉県警印西署は2003年12月2日、同じ中学校の2年生女子生徒(14)をナイフで刺したとして殺人未遂の現行犯で、同県印旛郡の中3男子生徒(15)を逮捕した。容疑を認めているという。

調べでは、男子生徒は同日午後5時10分ごろ、印旛郡内の公園で、女子生徒の腹をナイフで刺し重傷を負わせた疑い。

男子生徒は「ナイフは近くの池に投げ捨てた」などと供述しているという。同署は詳しい動機を追及している。

同校によると2人は仲の良い友人だという。2人は同日午後1時半すぎに学校を抜け出した。男子生徒は2002年9月ころから不登校がちだった。女子生徒はまじめで学校にもきちんと通っていたという。

同校は3日朝に全校集会を開き生徒に事実を伝える。

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京都
2003/11/24
No .N353k031124xxx
松山市・名古屋市



野田正彰・小田晋
シリーズ・特集;
見出し:
キレる少年、相次ぎ虐待/松山と名古屋 「異物」として攻撃?
メモ :
おもちゃの片付けをしないから−。松山市で無職少年(16)が同居女性(20)の長男(2つ)の頭を殴るなどして重体にさせた事件は、非常にささいな出来事がきっかけだった。名古屋市で10月に起きた男児虐待死事件でも、母親の交際相手だった高校3年の男子生徒が男児に死の暴行を続けた契機は、母親と男児が2人分の飲料水しか買ってこなかったことだった。2つの事件は「キレやすい」少年の精神状態が虐待につながりかねない危険性を浮き彫りにする。

野田正彰京都女子大教授(精神病理学)は「今後、こういった事件の数は加速化するだろう」と警告する。教授によると、ここ数年、低年齢で出産し家族を持つ青少年が増加。家族をつくることがどういうことか分からず、一家を支える力もないまま家族を持った場合、子どもは「異物」として攻撃対象になりやすいという。

野田教授は「問題の根幹は教育にあり、豊かな人間関係を基本に据えるよう教育の思想的なバックボーンを変える必要がある」と指摘する。

小田晋帝塚山学院大教授(精神医学)は「たとえ子どもと血縁関係がなかったとしても父親の役割を果たさなければいけないが、最近は親の役割とは何かを学ぶ場所が社会にないため、青少年らは(事件の少年のように)本能的な行動に出がちだ」と話している。

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朝日
2003/11/24
朝刊 27面 No .N353a031124m27
愛媛県/松山市
無職

16

シリーズ・特集;
見出し:
16歳、2歳虐待容疑/松山で逮捕/交際女性の子 意識不明

メモ :
交際中の女性の長男(2)を十数回殴るなどして大けがを負わせたとして、愛媛県警松山東署は2003年11月23日、松山市内の無職の少年(16)を傷害の疑いで逮捕した。長男は急性硬膜下血腫で意識不明の重体。

調べによると、少年は22日午後6時半ごろ、同居中の飲食店従業員(20)の長男の顔や頭を殴ったり、たたいたりした疑い。台所にいた母親の女性が長男の泣き声に気づき、止めに入ったという。

23日午前10時半ごろ、布団の上でぐったりしている長男を少年が見つけ、近くの病院に運んだ。病院から「虐待の疑いがある」と松山東署に通報があり、少年と女性に事情を聴いたところ、少年が暴行を認めたという。少年は「おもちゃを片づけろ、と言ってもきかないので、いらいらして平手で強くたたいた」と供述しているという。

少年は半年前、県内の高校を中退。その直後、女性と知り合い、約1カ月前から3人で松山市内のマンションで一緒に住んでいたという。


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京都
2003/11/22
No .N353k031122xxx
富山県
中学生
14

シリーズ・特集;
見出し:
中学生がネットで少女紹介/元教諭の買春で書類送検へ
メモ :
児童買春禁止法違反などの罪に問われ公判中の元中学校教諭n***被告(44)=富山市=に相手の少女を紹介したのは富山県内の中学男子生徒(14)だった疑いが強まり、同県警高岡署は2003年11月22日までに同法違反(周旋)の疑いで男子生徒から事情を聴いた。来週にも書類送検する。

男子生徒はn***被告とは面識がなかったが、インターネットの出会い系サイトに女性の名前で買春を求める書き込みをし、被告に友人の中学3年女子生徒(15)を引き合わせたという。

同署は、こうした行為が買春のあっせんに当たると判断した。

調べでは、男子生徒は5月ごろ、出会い系サイトの書き込みを見てメールを送ってきた長井被告と会う約束をした後、女子生徒に「金がないから援助交際をしてくれないか」と依頼した疑い。

n***被告は5月10日、同県庄川町の山道の乗用車内で買春行為をし、女子生徒は受け取った現金5万円を男子生徒に渡した。


管理人:この事件との関連記事「少女の裸撮影 容疑教諭逮捕 富山」紹介はこちら



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朝日
2003/11/20
夕刊 13面 No .N353a031120e13
福島県




シリーズ・特集;
見出し:
犯行時15歳少に実刑 強盗強姦罪/少年法改正後、初/福島地裁郡山支部
メモ :
2002年9月、女性のアパートに侵入したなどとして強盗強姦など5罪に問われた無職少年2人の判決が2003年11月20日、福島地裁郡山支部であった。宍戸充裁判長は当時15歳の少年(16)に懲役3年6カ月以上6年以下、当時16歳の少年(17)に懲役4年以上7年以下(いずれも求刑懲役4年以上8年以下)の不定期刑を言い渡した。刑事罰適用年齢が16歳以上から14歳以上に引き下げられた改正少年法施行後、15歳の少年が初めて起訴されたケース。宍戸裁判長は「犯罪の重大、悪質さ、被害感情からすると刑事責任は極めて重い」と述べた。

法務省によると、神戸市の児童連続殺傷事件を機に少年への厳罰化の声が高まり、2001年4月に改正少年法が施行されて以降、16歳未満の少年が起訴されたのはこの事件を含め2件。刑事罰が言い渡されたのは初めて。

2少年とも起訴事実を認め、改正少年法の理念を踏まえて厳罰化か保護処分による更生かなど処遇が焦点となった。

判決理由で宍戸裁判長は「少年の改善更生を念頭に置くとしても、保護処分にとどめるのは社会正義の観点から著しく均衡を失し、妥当性を欠く」と述べ、保護主義を訴え家裁への再移送を求めた弁護側主張を退けた。

判決によると、2少年は2002年9月2日、無職中島順司被告(35)=上告中=と共謀し、郡山市の20代の女性のアパートに宅配業者を装って押し入り乱暴。アパートに約1日監禁し、キャッシュカードを奪って約16万円を引き出すなどした。

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京都
2003/11/11
No .N353k031111xxx
東京都/墨田区
中学3年生



シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003nov/11/CN2003111101000258B1Z10.html
見出し:
同級生の髪切り裸を撮影/女子中学生6人逮捕
メモ :
警視庁少年事件課と本所署は2003年11月11日までに、同級生の少女(15)の頭髪をはさみで切り、腕にたばこの火を押し付けるなどしたとして、傷害容疑などで東京都墨田区に住む中学3年の女子生徒6人(14−15歳)を逮捕した。

女子生徒らは、少女の顔や胸をけり、ろっ骨を折る重傷を負わせた上、上半身裸にして土下座させた姿を携帯電話のカメラで撮影したという。

調べでは、女子生徒らは9月8日午後6時40分ごろから9時ごろまで、墨田区の公園などで「こいつは暴力じゃ分からない。体に残るような痛みとか屈辱的なものがいい」と言いながら暴行するなどした疑い。

女子生徒らと少女は互いの家を行き来する仲だったが、約1年前から女子生徒の1人が「(少女は)男子の前でかわいい子のふりをするのに、人を小間使いにする」と言いだしたという。

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京都
2003/11/10
No .N353k031110xxx
名古屋市/昭和区
高校3年生

18

シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003nov/10/CN2003111001000420B2Z10.html
見出し:
高1男子を家裁送致/虐待死 暴行容認の母も起訴
メモ :
名古屋市昭和区のm***ちゃん(4つ)虐待死事件で、名古屋地検は2003年11月10日、傷害致死の非行事実で、母親と交際していた高校3年の男子生徒(18)を「刑事処分相当」との意見を付け名古屋家裁に送致した。また暴行を容認したとして傷害致死ほう助の罪で母親のm**容疑者(28)=犯人隠避容疑で逮捕=を起訴した。

改正少年法に基づき同地検は生徒の審判での検察官立ち会いを求めた。家裁は2週間の観護措置を決定、生徒を名古屋少年鑑別所に収容した。
生徒は、故意の犯罪行為で被害者を死亡させたとされるため、逆送され刑事裁判を受ける可能性が出ている。

m**被告は「止めに入って少年が逆上し暴行を長引かせるよりは、(勇樹ちゃんが)けがをしても乱暴が収まる方がいいと思った」と供述。「生徒を家からたたき出せばよかった」と反省しているという。


管理人:事件当初の記事紹介はこちら

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朝日
2003/11/08
朝刊 35面 No .N353a031108m35
大阪府/河内長野市
高校1年

16

シリーズ・特集;
見出し:
「HPは創作だった」弁護士に少女明かす
メモ :
大阪府河内長野市の家族殺傷事件で、殺人予備容疑で逮捕された少女(16)が、開設したホームページ(HP)について「創作だった」と、接見した弁護士に話していることがわかった。

7日に接見した清金慎治弁護士によると、少女は「HPは単なる創作。虚構であって内面の表現2003年11月ではない。あれだけ見ると、変な人だと思うでしょうね」と説明。HPを開設した理由については「自分に関心を持ってほしかった。見てくれないとさびしい」と話したという。

HPの日記には、「死にたくなったらどうしたらいいんでしょう」などと、自殺願望をうかがわせる記述が並び、交際していた少年(18)=殺人容疑などで逮捕=とみられる男性のことを「一緒に死ねる相手」と記していた。


管理人:この少女のHPは削除(閉鎖)されてしまったようですが、そのミラーサイトがあちこちで作られているようです。その元となっているサイトがzeroplusさんの次のページです。
平成15年11月1日大阪府河内長野市・家族殺傷事件
またそこを元に作られたのが
http://sakai.cool.ne.jp/momoju/(http://page.freett.com/momoju/ より移転)とhttp://cute.cd/moonly/のようです。


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朝日
2003/11/06
朝刊 31面 No .N353a031106m31
大阪府/河内長野市
高校1年

16

シリーズ・特集;
見出し:
「死にたい」と母親に相談/家族殺傷 少年、事件直前に/「家族に憎しみない」/少女、接見の弁護士に
メモ :
大阪府河内長野市で家族3人を殺傷したとして、殺人容疑などで逮捕された大学1年の少年(18)が事件の前、死亡した母親(43)に「死にたい」などと相談していたことが大阪府警の調べでわかった。母親はこれに取り合わず、その直後に少年は家族を次々に殺傷したとされる。府警は、少年が直前になって母親に悩みを打ち明けた理由など事件前後の心境について調べを進めている。

河内長野署捜査本部の調べでは、少年が家族3人を包丁で殺傷したのは2003年11月1日午前1時半ごろ。少年はその直前、自宅1階で母親に「死にたい」などと相談した。

2人が話し込む様子は父親(46)が目撃していたことがすでに明らかになっている。少年は声を荒らげることもなく、淡々とした様子で母親に語りかけていたという。父親は府警の事情聴取に対して「2人が話していた内容は聞いていない」と説明していた。

話し合いの直後、少年は用意していた刺し身包丁で母親に切りつけて殺害。その後、弟(14)と父親に重傷を負わせたとされる。

少年は調べに「最近、死にたいと思うようになった。自分が精神的に不安定なことは自覚していた」と供述している。捜査本部は、少年が事件の数日前から母親に相談していたとみている。

母親に相談し始めたころ、少年は交際していた高校1年の少女(16)=殺人予備容疑で逮捕=と2人だけの時間を過ごすため、互いの家族の殺害をすでに計画していたとされる。

大阪府河内長野市の一家3人殺傷事件で、殺人予備容疑で逮捕された高校1年の少女(16)の付添人の清金慎治弁護士が5日会見した。少女は接見した際、自分の家族について「憎しみはない」と話し、自殺願望についても否定しているという。清金弁護士は「文学好きの普通の子という印象で質問にも的確に答えてくれる。慎重に動機の解明を進めたい」と話している。

少女は家族を殺害するため包丁を買い、隠し持っていたとされる。

清金弁護士によると、少女はこの逮捕容疑について、包丁を買って自室に置いていたことは認めているが、動機については「家族に憎しみはない」「邪魔だとも思っていない」と話した。家族の殺害が少年との間で話題になったことはほのめかしているが、清金弁護士は「本当に殺害を考えていたのかどうかはわからない」と説明している。

少年については「ずーっと一緒にいたい」と話し、少年が少女のことを気にかけていると清金弁護士から聞かされると涙を流した。自殺願望については驚いた様子で否定し、中学生時代に自傷行為は繰り返したが「自殺するつもりはなかった」などと話しているという。

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朝日
2003/11/05
朝刊 35面 No .N353a031105m35
大阪府/河内長野市
高校1年

16

シリーズ・特集;
見出し:
家族殺傷/少女、繰り返し自傷/少年にも影響か
メモ :
大阪府河内長野市の大学1年の少年(18)が家族3人を殺傷したとされる事件で、殺人予備容疑で逮捕された高校1年の少女(16)は、自分の手首などを刃物で傷つける自傷行為を繰り返していた。少年は大学入学後に少女と交際を始め、自殺をほのめかすようになった。自殺願望が強い少女と交際を深める中で少年は影響を受け、2人で排他的な関係を急速に築いていったことが事件の背景にあると大阪府警はみている。

友人によると、少女は中学3年生の時、手首を何度かナイフで切り、包帯を巻いていた。閉じていた傷口から体育の授業中に血が流れ、手当てを受けたこともあった。ある同級生は「両手首とひじに切り傷の跡が何本もあり、夏も長袖のシャツを着て体育の授業に出ていた」と振り返る。

少女が開設したとみられるホームページには「中学2年の夏 本格的自殺未遂をした時」という記述があった。自傷行為は「思いついたらする行為」とも打ち明け、併せて家族への反発や自殺願望をうかがわせる言葉が並んでいた。

一方、少年は大学に入学した前後から編みタイツ、黒いブーツなど服装の好みが以前とは変わった。2003年9月初めごろから少女と交際し、やがて「死んでもかまわない」などと口にし始めた。

少年と少女は肩を寄せ合ったり、抱き合ったりする姿を自宅近くの駅周辺などで最近はたびたび目撃されていた。事件前日の10月31日夕、少女はバスの中で友人に偶然会った際、「6年後に彼と結婚するつもり」と話した。ノートに張った写真シールには少年と少女が映り、「結婚する」と言う少女の書き込みがわきにあった。


「死で遊ぶ」子に正面から接して
野田正彰・京都女子大教授(精神病理学)の話

一般に自傷行為は自己嫌悪が背景にあり、体を傷つけることで自分の生死を操作しようとする思考があるとされる。他人を傷つける行為とは一線を画しており、リストカットの経験を持つ若者の多くが親を排除しようと考えているわけではない。大人たちはこうした「死で遊ぶ」行為を繰り返す子供に正面から接し、精神科医を交えてよく話し合うなど社会とのつながりを探してやる努力をすべきだ。


管理人:京都女子大学 現代社会学部 Faculty for the study of contemporary society

京都
2003/11/05
No .N353k031105xxx
大阪府/河内長野市
高校1年

16

シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003nov/05/K20031105MKB1O100000007.html
見出し:
“死はファッション” 家族殺傷/背後に独特のえん世観
メモ :
大阪の家族殺傷事件で逮捕された長男の大学1年生(18)と高校1年の女子生徒(16)はともに「自殺願望」を口にし、奇抜なファッションに身を包んで2人だけの世界にふけっていた。事件の背後には、同じような服装やドクロの飾り、黒い化粧などで、死のイメージをファッション化する若者たち独特の価値観やえん世観が潜んでいる。

▽自意識

「邪魔なお互いの家族を殺し、2人だけの時間を過ごしたら一緒に死のうと考えていた」。女子生徒の供述は衝撃的だった。自宅で母親を殺害し、父親と弟に重傷を負わせたとされる学生は当初「自殺の道連れ」と話したものの、その後、2003年11月1日に2人で双方の家族を全員殺害する計画を立てていたことを認めた。

ただ学生は父親や弟が病院に運ばれ、自宅は誰もいないと考えて現場に戻ろうとして捕まったし、女子生徒の計画では、遺体と一緒に「2人だけの時間」を過ごすことになっていた。捜査員は「おぼこい(幼く世間知らず)」と驚いた。

女子生徒は落ち着いた様子で取り調べに応じ「自分は独りぼっち。彼だけが分かってくれる」と打ち明けたという。

「こんな不出来で手間の掛かる不可解な人間に付き合うなんて、皆さんも奇特なお方たちです」

女子生徒が中学の卒業文集に寄せたこの文章を読み、京都女子大教授(精神病理学)の野田正彰さんは「自分は優れているという意識が強い。凡庸でない自分が凡庸でない学生と出会ったと、思っているのだろう。リストカット(手首を切ること)をしたというが、自分の意思で死を操作できると思うことに快感を感じている」と指摘する。

▽“ゴスロリ”

女子生徒が作ったとみられるホームページ(HP)。自作の詩は「血」「死」「性器」などの言葉があふれ、血まみれの手首や顔に包帯を巻いた写真も。教師の父は「うるさい(声が)」、同じく教師の母は「うざい(触るな)」と表現するが、近所の人は「仲のいい家族」と口をそろえる。

事件当日に更新されたHPのトップには「往(い)ってきます」。

学校の外では“ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)”と呼ばれる黒ずくめのファッション。手帳には学生と顔を寄せ合った写真シールと一緒に「ギロチン」「虐殺」などの言葉が記されていた。

ゴスロリは学生も大学に入ったころから着るようになり、女子生徒とは「ビジュアル系ロック」の趣味も合った。「家族と接触がない」と学生は友人に漏らしたが、事件数日前から母親と深夜話し込んでいたという。

▽弱者の集まり

1998年に自殺したビジュアル系ロックバンド「XJAPAN」の元ギタリストhide(ヒデ)。ゴスロリのファンが多く、後追い自殺が相次いだ。大阪で活動するビジュアル系バンドの男性(19)は「ファンは破滅的な印象を好み、病んでいることを美しいと思っている」と話す。

リストカットした少女らを数多く取材してきたフリーライターの今一生さんによると、ゴスロリは中世貴族とメード服のイメージから「従順」の象徴で、学校や家で「いい子」にしていて期待に応えようとする若者があこがれる。

その反動から、死やこの世の文脈で語れない世界を求めるという。

「学生の『世の中が嫌になり、死ぬ道連れにした』という当初の供述はうそではない。言う通りにいい子できたのに、未来が見えず絶望した。どうせなら女の子と死にたいが、家族に復しゅうもしたいと思ったのではないか」と今さん。女子生徒は「家族殺害計画という物語に酔っただけだと思う」と分析する。

大阪・ミナミのアメリカ村で、ゴスロリの男性(20)は「死ぬ気はないのにリストカットする人も多い。血を見るとイライラが収まる。理解してくれる人にひかれるし、僕らは弱い者の集まりかもしれない」とゆっくりとした口調で話した。


管理人:今一生さんの図書紹介『生きちゃってるし、死なないし  リストカット&オーバードーズ依存』はこちらから、
今一生さんのサイト紹介はこちらから

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朝日
2003/11/03
朝刊 35面 No .N353a031103m35
大阪府/河内長野市


16

シリーズ・特集;
見出し:
少年「精神不安定の自覚」/少女「同居後2人で死ぬ」/「前から自殺願望」口々に/家族殺傷自宅へ「逃走資金目的」
メモ :
大阪府河内長野市で家族3人を殺傷したとして少年(18)が殺人、殺人未遂容疑で逮捕された事件で、少年と交際していた少女(16)=殺人予備容疑で逮捕=が河内長野署の調べに「逃げて2人でしばらく暮らした後、一緒に死のうと思った」と供述していることが2003年11月2日わかった。2人は「以前から自殺願望があった」と話すものの、反省の言葉は口にしていないといい、同署は精神鑑定の必要性について大阪地検堺支部と協議する方針だ。

府警は同日、少年と少女を同支部に身柄送検した。その後、2人は家裁に送致され、検察官送致(逆送)するかどうかなどの処遇が少年審判で決められる。

少女は「住まいを確保して一緒に暮らしても、事件を起こした以上、それが長続きしないことはわかっていた。最後は2人で死のうと考えた」と供述。家族を刺した少年がいったん自宅から逃げた後、少女と一緒に少年の自宅の方向に向かった点については「2人で逃げるため、少年の家にお金を取りに行く途中だった」と説明している。

また、少女は2人の関係について「だれも自分のことをわかってくれず、ひとりぼっちだったが(少年だけが)理解してくれた。互いの両親を殺害して一緒に暮らそうと話し合っていた」と話している。一方、少年は「死にたいと最近思うようになり、病院へ行こうと考えていた。自分でも不安定な精神状態とわかっていた」などと供述しているが、少女のことは話したがらないという。

2人は逮捕された際、金をほとんど持っていなかった。事件の約7時間前の10月31日夕、2人は少女の自宅の最寄り駅で一緒にいるのを目撃されており、同署は2人がこの時何を話し合っていたのか調べる。

これまでの調べでは、少年は2003年11月1日午前1時半ごろ、自宅1階の台所付近にいた母親(43)を用意していた刺し身包丁で刺殺。しばらくして2階に上がり、寝ていた弟(14)を刺し、物音で駆けつけた父親(46)も刺してともに重傷を負わせたとされる。少年は事件直前に1階で母親と話をしていたと、父親が話しているという。

司法解剖の結果。母親の死因は首2カ所を切られたことによる失血死とわかった。ほぼ即死状態だったとみられる。

少女は自分の両親を殺害するために買った包丁を自室に隠し持っていたとして逮捕された。「自宅で大根を切り、包丁の切れ具合を試した」と説明しているという。

京都
2003/11/02
No .N363k031102xxx
大阪府/河内長野市
高校1年

16

シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003nov/02/K20031102MKB1O100000002.html
見出し:
殺害後「一緒に死のうと考えていた」/大阪・一家3人殺傷
メモ :
大阪府河内長野市で1日、会社員(46)の一家3人が殺傷された事件で、殺人容疑などで逮捕された長男の私立大1年生(18)の逃走に同行した高校1年の女子生徒(16)=殺人予備容疑で逮捕=が河内長野署の調べに「お互いの家族を殺し、しばらく2人だけの時間を過ごしたら一緒に死のうと考えていた」と話していることが2003年11月2日、分かった。

学生は新たに「(女子生徒と交際を始めた9月以降)情緒不安定で病院に行こうと思っていた。死にたいと考えてしまうので自分でもおかしいと分かっていた」と供述したが、女子生徒のことは話したがらないという。

同署は2日、2人を送検。犯行の経緯について学生の「自殺の道連れ」との供述と、女子生徒の「双方の家族殺害を計画していた」との供述が食い違っているため、動機などの追及を続けた。

調べでは、学生は2003年11月1日午前1時半ごろから自宅で母親(43)、弟(14)、父親を次々に包丁で刺して母親を殺害し、弟と父親にも重傷を負わせた疑い。司法解剖で母親は首、腹、背中を計4カ所刺され、出血多量で即死したことが分かった。

父親は調べに「寝る直前、妻と長男が話しているのを聞いた。その後、物音がしたので駆け付けたら刺された」と話しているという。

女子生徒は10月下旬、大阪市内で、自分の家族を殺害する凶器として、包丁(刃渡り約20センチ)を購入し、犯行を準備した疑い。包丁は料理に使い、試し切りしていた。高校によると、女子生徒は殺傷事件前の10月31日夕、文化祭の準備をしている同級生に「都合がある」と言って早く帰った。

知人らの話によると、学生は大学で「家族とはあまり接触がない」と話していた。学生も女子生徒も、奇抜な衣装や化粧が特徴の「ビジュアル系ロックバンド」のファンに多い「ゴシック・ロリータ」と呼ばれるファッションの趣味が共通していたという。

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朝日
2003/10/24
朝刊 35面 No .N353a031024m35
三重県/鈴鹿市
中学3年



シリーズ・特集;
見出し:
中3に売春強要/同級生を逮捕/児童福祉法違反容疑
メモ :
同級生に売春させていたとして、三重県警鈴鹿署は203年10月23日、同県鈴鹿市の中学3年の女子生徒(14)を児童福祉法違反(淫行させる行為)の疑いで逮捕したと発表した。

調べでは、女子生徒は、同級生の女子(14)に「援助交際してでも金を稼いでこい」と指示。7月19日、出会い系サイトを利用させて、同県河芸町一色、トラック運転手o***容疑者(39)=児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕=と、同市内のホテルで10万円で売春させた疑い。

女子生徒は7、8人の不良グループのリーダーで被害生徒は逆らえず、4〜7月に8人と売春させられたという。被害生徒は、女子生徒が希望する金額に従い、出会い系サイトに「援交希望。14歳。10(万円)」などと書き込んでいた。稼いだ40万〜50万円はすべて女子生徒に渡していたという。

女子生徒は「金が欲しかった」と容疑を認めている。被害生徒には万引きやけんかも命令し、従わなければ、たばこの火を手に押しつけるなどしていたという。


管理人:青字部分は http://www.asahi.com/national/update/1023/041.html で付け加えられていた内容です。


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朝日
2003/10/22
朝刊 37面 No .N353a031022m37
愛知県/名古屋市
高校3年生

18

シリーズ・特集;
見出し:
高3、4歳けり死なす/愛知県警/容疑で逮捕/交際相手の子
メモ :
名古屋市昭和区で4歳の男児が2003年10月19日夕、死亡した事件で、愛知県警は21日、男児をけって死なせたとして、男児の母親と交際していた高校3年生の少年(18)=同市瑞穂区=を傷害致死の疑いで、母親の飲食店従業員m**容疑者(27)を犯人隠避の疑いでそれぞれ逮捕した。両容疑者は、男児が「イスから落ちて腹を打った」などと供述していたが、同日夜、虐待を認める供述を始めたという。

昭和署の調べでは、少年は19日午前7時ごろ、m**容疑者の自宅で、長男の勇樹君とトイレに入り、出たところで脇腹を数回、足で強くけるなど暴行。午後4時ごろ、腹部内出血で死亡させた疑い。

m**容疑者は、暴行を目撃しながら、同署の調べに対し、少年をかばって虚偽の説明をした疑いが持たれている。

少年は勇樹君を「日頃から気に入らなかったのでけった」と、暴行を認めているという。

m**容疑者は少年のことを「好きだからかばった。しゃべれば捕まって会えなくなる。将来がどうなるかも心配だった」などと供述。2人は「悪いことをした」と反省の言葉も口にしているという。

暴行を受けた後、勇樹君は横になっていたが、午後4時ごろ、急に苦しみ出したため救急車を呼んだという。

勇樹君の遺体には、古い打撲の跡も数カ所あり、昭和区の児童相談所からも、体に度々あざができていたと相談を受けていたことから、同署は少年が日常的に虐待を繰り返していた疑いがあるとみている。


管理人: http://www.asahi.com/national/update/1021/034.html には次のような内容が付け加えられていました。
数年前に離婚したm**容疑者が少年と知り合ったのは昨年春。m**容疑者が勤める飲食店に少年がアルバイトで来たのがきっかけで、今年7月ごろから少年が度々、m**容疑者宅に出入りし、泊まることもあったという。事件があったときも前の晩から泊まっていたという。

また、京都新聞社の http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003oct/22/CN2003102201000187B1Z10.html では次のように、
以前から暴力と高3供述 /名古屋の4歳児虐待死

名古屋市昭和区のm勇樹ちゃん(4つ)虐待死事件で、傷害致死の疑いで逮捕された高校3年の男子生徒(18)は22日までの愛知県警昭和署の調べに「事件前も勇樹ちゃんに暴力をふるっていた」と繰り返し虐待していたことを認める供述をした。

生徒は、勇樹ちゃんの母親のm**容疑者27)=犯人隠避容疑で逮捕=にも、たびたび暴行を加えたことも判明。勇樹ちゃん死亡後は森島容疑者に「いつ死んだことにしようか」と口裏合わせを持ち掛けたという。

昭和署は同日午前、2人を送検。生徒による母子への暴行の実態を詳しく調べる。

調べでは、m**容疑者は「交際を始めてから、自分も暴行を加えられていた」と供述。生徒はたびたび勇樹ちゃんをけるなどしていたが、止めに入ることもあった。

http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003oct/22/CN2003102201000002B1Z10.html では、次のように報じられました。

高3生が母親に口裏合わせ提案/虐待死事件 男児の腹部強くける

名古屋市昭和区のm勇樹ちゃん(4つ)の虐待死事件で、傷害致死の疑いで逮捕された高校3年の男子生徒(18)が犯行後、「いつ死んだことにしようか」と母親のm**容疑者(27)=犯人隠避容疑で逮捕=に口裏合わせを持ち掛けていたことが22日、愛知県警昭和署の調べで分かった。


勇樹ちゃんは肝臓の損傷が激しく、強い力で腹部をけられていたことも判明。同署は「勇樹ちゃんが日ごろから気に入らなかった」とする男子生徒の動機についてさらに詳しく追及する。

調べでは、男子生徒は交際していたm**容疑者の自宅にたびたび出入りしており、18日も泊まっていた。19日朝、勇樹ちゃんの脇腹を後ろから数回けって死亡させ、搬送先の病院や警察に犯行がばれないよう、居合わせたm**容疑者に口裏合わせを持ち掛けたという。

m**容疑者は当初、調べに対し「子どもは冷蔵庫の上にあった本を取ろうとして転落した」と説明。その後、「男子生徒の将来のこともあり、かばうためにうそをついた」と犯行を認めた。

その後の記事紹介はこちら

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朝日
2003/10/01
No .N353a031001xxx
長崎市
中学1年

12
被害者は3才男児
シリーズ・特集;
見出し:
男子生徒、4月の連れ去り事件認める 長崎園児誘拐殺人
メモ :
長崎市の幼稚園児誘拐殺人事件で、児童自立支援施設に送られた中学1年の男子生徒(12)が、事件発生前の4月に市内の複合商業施設であった別の男児(3)への連れ去り事件についても、長崎県警や関係者に「自分がやった」と認めていたことがわかった。

県警の調べでは、4月27日午後、2階の遊戯施設で遊んでいた男児が声をかけられ、付設する立体駐車場のエレベーターで5階まで連れて行かれた後、階段の踊り場で服を脱がされた。5階のエレベーターホールで泣いているところを発見され、服は駐車場の入り口近くに捨てられていた。

長崎家裁送致後に面会した関係者によると、生徒は「エレベーターの所で男の子を裸にした。泣かれたので逃げた」などと話した。一方、前日26日に同じ駐車場で起きた別の男児(4)への暴行事件については強く否定したという。

生徒は、精神鑑定書の家裁提出後に家裁の許可を得て長崎少年鑑別所で事情聴取した県警に対しても関与を認めた。

関係者は、4月の事件への関与で生徒の性的なこだわりが強まり、行動がエスカレートして誘拐殺人事件につながったとみている。

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朝日
2003/09/30
朝刊 No .N353a030930mxx
長崎市
中学1年

12
被害者は種元駿(4才)
シリーズ・特集;
見出し:
長崎園児殺害 家裁の決定理由要旨
メモ :
長崎市の幼稚園児誘拐殺害事件での長崎家裁の決定理由の要旨は次の通り。

第1 非行事実 略

少年は平成15年7月1日午後7時20分ころ、長崎市内の大型電器店2階店内の展示試供ゲーム機で遊んでいた被害者(当時4歳)に「お父さんとお母さんは用事があって先に行ったから追おう」などと甘言を用いて誘惑し、同市内の中心街から少し離れた立体駐車場まで連れ去り、未成年者を誘拐した。同日午後9時15分ころ、立体駐車場屋上で殺意をもって被害者を後ろから両手で抱き上げ、手すり越しに突き落として約20メートル下の駐車場1階東側通路に転落させ、被害者を頭部及び顔面打撲による脳障害で死亡させて殺害した。


第2 処遇の理由

1 事案の特徴 本件は、12歳の少年が幼児の性器に暴行を加えようと考え、事前にはさみを購入して被害者を言葉巧みに誘拐、被害者の性器に暴行を加えたうえで防犯カメラに気づくや立体駐車場の屋上から突き落として殺害したという事案である。殺害は計画的ではないが、被害者の生命を奪った結果は重大であり、被害者が受けた苦痛や恐怖感、4歳で生涯を終えることとなった無念さは計り知れない。遺族の少年、両親への感情は峻烈で、被害者を失った悲しみは大きい。また、学校関係者や幼い子供、思春期の子供をもつ親にも大きな衝撃を与えた。12歳の少年がこのような発想をするに至った原因や残酷、非情な行為ができた理由、その際の精神状態については、少年の供述から明らかではなく、処遇の決定に当たっては原因等の解明が不可欠である。


2 少年の資質等


(1) 少年には、次のような性格ないし行動傾向が認められる。

幼稚園のころから教師の注意や母の叱責に過剰に反応して混乱状態となり、かんしゃくを起こしたり、学校や家から逃走するなどしている。補導後も、鑑別所職員の注意に号泣し「こんなとこ逃げ出してやる」などと言って扉を叩いたり本を机に打ちつけたりしている。本件非行時にも、防犯カメラに気づいて動転し、逃げ出すことのみを考え、邪魔になると考えた被害者を突き落としてすばやく非行現場から逃走しており、少年は外的刺激を処理する能力が限定され、低刺激で対処不能、無規制状態になり、衝動的で周囲の予想できない反応を示す傾向が見られる。

本件非行時、泣き叫ぶ等した被害者を見ても、不憫に思った様子はない。非行後も、直前まで被害者と一緒にいた店に忘れ物を取りに行き、非行現場の駐車場前を通って帰途につき、帰宅後は普段通りの生活を続けた。鑑別所入所後も、被害者や遺族の心情を思いやることができないなど、対人的共感性の乏しさが顕著である。

他人とのかかわり方は、小4のころから幼児とはよく遊んだが、同年代の友人とは、興味のあることについて少年が一方的に話すのみで、他人との間に相互的情緒的交流をもつことができず、対人的コミュニケーション能力に問題がある。

小学校時代から悩みを打ち明けあうような親しい友人がいないが、孤独感や疎外感を感じている様子はない。鑑別所入所前は、母親と過剰ともいえる緊密な関係だったのに入所後、長期間面会できなくても寂しさや不安を強く訴えることはなく、他の少年との接触がなくても、孤立感や孤独感を感じている様子はないなど対人的つながりを求める志向が希薄である。

少年は小3のころから男性性器に強い関心をもっており、この関心は払拭しようしても払拭できないと供述している。

小学校のころから母に叱責されることを極端に恐れ、遠方の祖父母宅まで逃げたり、逃げたまま午前3時に補導されるまで帰宅しなかったことがある。鑑別所入所後も、母には自分が男性性器に興味を持っていること等を知られることを恐れている。


(2) コミュニケーションに相互性はなく、適切な仲間関係の樹立ができず、情緒的表出も不適切である。少年には男性性器へのこだわりに伴う奇異な行動パターンが見られ、常同的で限定された異常な興味のパターンにとらわれる傾向がある。このような資質に、少年には幼少のころから手先の不器用さや運動機能の発達の遅れが見られ、言語性知能と動作性知能の間に極端な差があること、精神病性障害は認められないこと、表出言語・受容言語や認知能力の発達において臨床的に明らかな全般的遅延はなく、2、3歳ころの包括的発達能力にも障害はないこと、少年には通常の言語障害はなく知能も低くないこと等から判断すると、広汎性発達障害の一亜型であるアスペルガー症候群であると解するのが相当である。


3 背景事情及び動因


(1) 少年のアスペルガー症候群が本件非行に影響していることは確かだが、直接本件非行に結びつくものではない。少年には、幼稚園時代から他者との意思疎通に難があり、さまざまな特異行動が見られたにもかかわらず、家庭と学校が問題意識を共有せず、少年の発達障害に応じた指導に当たれなかった。母は少年の運動能力が劣ることや手先が不器用であることを気にして幼児期から特訓をしたり、小学校入学後はほかの児童に馬鹿にされないよう付きっきりで勉強を教え、寄り道をすると厳しく叱責したが、このような父母の養育態度は少年が同年代の子どもと交友する機会を減少させ、少年の相互的コミュニケーションの拙さ、共感性の乏しさに拍車をかけた。


(2) 少年の問題性について適切な措置が講じられないまま、少年は中学生となり、思春期を迎えた。小学校時代は教師や同級生が少年の特異性を認識して優しく接するなど特別な配慮をしていたが、中学入学で特別な配慮を受けることがなくなるなど環境が大きく変化した。家庭では父母間の争いが続いた。本件非行のころ、少年はかなりの精神的負荷を負っている状態にあり、非行当日、少年は帰宅時間が遅れて日頃から極端に恐れていた母の叱責を受けると思い込み、緊張状態のまま家を離れた。

少年は、男性性器への関心と家庭環境で増強された他人への共感性の乏しさがあいまって被害者に暴行。防犯カメラを発見したことで動転し、衝動的行動に出やすいという資質と共感性の乏しさがあいまって被害者を屋上から突き落とすという行為に及んだと考えられる。


(3) 少年の行為はある意味で性的色彩の強いものだが、幼児や小児にみられる心理的側面での性の発達に伴って生じる性器への関心が強迫症状として発現したものである可能性が高い。


4 処遇選択の理由


(1) 少年の特異な行動傾向や状況認知、課題処理の仕方が独自のものであることを踏まえ、社会的に望ましい行為や望ましくない行為はどのようなものであるのか、一つ一つ丁寧にねばり強く教育していくことが不可欠だ。少年は現在思春期にあり、今後、青年期に移行するまでの間に精神的にも身体的にも著しい変化、成長を遂げることになるから、成長に伴い、性的嗜好や関心、行動にどのような変化があるかを慎重に見極める必要がある。

また、性的執着やこだわりが、衝動的に他人への攻撃として表れる危険があるので今後の処遇、特に集団処遇に際しては細心の注意が必要だ。さらに、少年と父母との親子関係が本件非行に与えた影響は大きく、父母は少年や家庭での問題点を真剣に考え、遺族にもできる限りの謝罪の措置を講じる必要があるのに、少年や遺族への対応は十分ではない。

少年の更生には父母の協力が不可欠なことを考えると、父母には、少年の障害を十分理解させ、社会復帰に向けて家庭の保護機能が円滑に動くよう指導、助言するとともに、親子関係の調整を図っていく必要があるが、これまでの親子関係、少年への対応の仕方などからすると処遇機関が父母の協力を得るにはかなりの困難が予想される。父母の努力が得られるとしても、関与の時期や方法は少年の状態を見極めながら慎重に検討する必要がある。

少年の処遇は、児童自立支援施設に収容し、対人関係の安定した規則正しい環境のもとで児童精神科医や発達障害児の療育の専門家等の援助を受けながら、少年に対応可能なプログラムによる特殊教育課程を履修させるのが相当である。収容期間は、裁判所に決定権限はないが、少年が再び本件のような非行を繰り返すことがないよう、少年の性的嗜好や関心、行動の変化を見極め、社会的に望ましい行為とそうでない行為を理解させ、父母の関係調整により、少年に安定した帰住先が整うまでの間、継続して収容することが望ましい。少年と父母への対応の困難さや性的嗜好、関心、行動の変化を見極めるには相当時間がかかると予想されることからかなり長期間にわたる収容が必要である。


(2) 少年は対人関係を良好に構築できない可能性が高いことや性的執着が現在も持続し、それを指摘されるや不穏な行動を示すなど、今後も衝撃的な行動に及ぶ可能性が高いこと、今後心身共に不安定な時期を迎えるのに加え、性的欲求や性衝動という未知の問題に直面することになり、それによって男性性器への執着が変化する可能性があり、予断を許さない状況にあること、これまで、少年は些細なことで混乱し、その場から逃走するという方法で対処する傾向があること等からすると、開放処遇を原則とする児童自立支援施設においては極めて異例な措置ではあるが、今後1年間については特に日数を限定することなく強制的措置を許可する。

強制的措置が、少年の行動の自由を制限する強力な手段であり、日数を限定しないことが極めて異例な措置であることにかんがみると、期間の決定は、処遇効果を見ながら慎重になされるべきであるから、現段階においては許可期間を1年間とし、1年後に少年の心身の状況を慎重に見極めたうえ、改めて審査するのが相当である。

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朝日
2003/09/04
朝刊 30面 No .N353a030904m30
沖縄県/北谷町



被害者:座喜味勉
シリーズ・特集;
見出し:
14歳初等少年院へ/沖縄中2殺害 家裁支部決定/当時16歳は逆送致
メモ :
沖縄県北谷町で2003年6月、中学2年の座喜味勉さん(13)が殺害された事件で、那覇家裁沖縄支部(品川しのぶ裁判官)は3日、最終審判を開き、殺人と死体遺棄の疑いで送致された中学3年の男子生徒(14)を初等少年院へ、事件当時高校1年だった少年(17)を那覇地検沖縄支部に逆送致する処分を決定した。

死体遺棄の疑いで送致された中3女子生徒(14)の最終審判もあり、初等少年院送致と決まった。品川裁判官は、中3男子に「相当長期」、中3女子に「比較的長期」の矯正教育が必要とする処遇勧告を付けた。

これで逮捕、補導された4人全員への家裁の処分が決まった。逆送された17歳少年は、那覇地検沖縄支部が起訴する見込み。


管理人:asahi.comのhttp://www.asahi.com/national/update/0903/046.html では次のような内容が付け加えられていました。
家裁の決定などによると、14歳と17歳の少年2人は2003年6月28日、座喜味さんとの間で、友人宅から金を盗んだかどうかや、その額を巡って口論となり、午後0時半ごろから計1時間半にわたり、北谷町の墓地で、素手や角材などで暴行を加えた。座喜味さんが死亡すると、遺体を墓地裏に運び、土や枝をかぶせて埋めた。少女は死体遺棄に直接は加わっていないが、少年らの行動を制止しなかったとして共犯と認定された。

少年2人は審判で一貫して殺意を否認したが、品川裁判官は「死ぬかもしれないと認識しながら、暴行した」と未必の故意を認定した。

品川裁判官は14歳男子の処分について「年齢や少年を取り巻く保護環境などをかんがみると少年院送致が相当」と判断。検察も家裁送致時に「少年院送致が相当」とする意見を付けていた。

17歳男子については、殺人罪などに問われた16歳以上の少年を原則的に家裁から検察へ逆送する改正少年法の「原則逆送制度」が適用された。

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毎日
20003/08/25
No .N353m030825xxx
神奈川県・埼玉県・東京都
高校1年

16

シリーズ・特集; http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030826k0000m040127000c.html 
見出し:
リンチ/少女4人が女子高生を集団暴行、重体に 横浜
メモ :
神奈川県警旭署は2003年8月25日、高校1年の女子生徒を集団暴行した傷害容疑で、神奈川、埼玉県内の中高生ら少女4人(14〜17歳)を逮捕した。暴行を受けた生徒は脳挫傷などで意識不明の重体。

逮捕されたのは▽横浜市内の無職少女(17)▽同市内の私立高1年生(16)▽その妹の市立中3年生(14)▽埼玉県入間市の市立中3年生(14)。

調べでは、4人は2003年8月25日午前0時半〜午前4時ごろ、横浜市旭区の相鉄線二俣川駅構内や近くの公園などで、東京都町田市に住む女子生徒(16)に殴るけるなどの暴行を加えた疑い。容疑を認めている。

4人のうち無職少女と女子高生は露天商のアルバイト仲間で、24日夜の祭りのバイトに欠員が出たため、女子高生が同級生の被害者を誘った。約束したのに来なかったため、4人は祭りの後で被害者を呼び出したが「(露天商の)バイトなんてしたくない」などと言われ、腹を立てたという。

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朝日
2003/08/02
朝刊 27面 No .N353a030802m27
沖縄県/北谷町
中学生

13

シリーズ・特集;
見出し:
13歳 自立支援施設へ/沖縄 中2殺害
メモ :
沖縄県北谷町で2003年6月、中学2年生の座喜味勉さん(13)が殺害された事件で、那覇家裁沖縄支部(品川しのぶ裁判官)は2003年8月1日、他の少年らと暴行して殺し、遺体を埋めたとして、遊び仲間だった中学2年の男子(13)を、児童自立支援施設へ送致する保護処分を決定した。その上で2005年3月末まで最長180日間、同施設で少年の自由を制限する強制的措置がとれるとした。

家裁は、少年らの殺意について「死亡するかもしれないと認識しながら暴行を加えた」と未必の故意を認定した。


管理人:http://www.asahi.com/national/update/0801/031.html には次のような内容が付け加えられていました。

保護処分には、少年院送致▽児童自立支援施設などへの送致▽保護観察の3つがある。ただし少年院法により、14歳未満の少年は少年院に入れられない。

  ◇  ◇  ◇

審判は計3回開かれた。付添人の弁護士によると、審判の間、少年は口数が終始少なかったという。事実関係や気持ちを問われると、時間をかけて考え、ぽつりぽつりと語る。付添人は「大人の考えを探ろうとしているようにも感じた。声変わりもしておらず、とにかく幼い」という。

しかし殺意については「死んだときに初めて、死んでしまった、と思った」と否定したという。

座喜味さんとは小学校からの友達で、「一番の親友」とも語る仲だった。1日の最終審判では「勉君に謝りきれない」「勉君の分も一生懸命がんばる」と述べたという。

付添人は「親から離れたところで、少年たちが独自の幼い社会を築き、仲間に制裁を加えた。そういう社会ができあがっていることが問題だ」と語った。残りの3人の少年少女は那覇少年鑑別所で調査を受けている。 (08/01 21:58)


その後の処分についての記事紹介はこちら


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朝日
2003/07/10
No .N353a030710xxx
長崎市
中学1年

12
被害者は種元駿(4才)
シリーズ・特集;  http://www.asahi.com/special/nagasaki/OSK200307100037.html
見出し:
長崎幼児殺害事件、家裁に送致 「いたずら目的」と少年
メモ :
長崎市の幼稚園児、種元駿ちゃん(4)誘拐・殺人事件で補導された市内の中学1年の男子生徒(12)は、いたずらをするつもりで駿ちゃんを連れ出したと県警の捜査本部に話していることがわかった。遺体には殺害前についたとみられる外傷があった。家電量販店に一人でいた駿ちゃんをたまたま見つけて声をかけたとも説明、2人に面識はなかったといい、県警から通告を受けている県中央児童相談所は2003年7月10日午後1時、事件を長崎家庭裁判所に送致した。生徒の身柄も午後に家裁に移送された。

県警によると、生徒は1日午後7時20分ごろ、同市三芳町の家電量販店のゲーム体験コーナーで駿ちゃんに声をかけた。いたずらをしようと思い、一人だったので、などと話しているという。

駿ちゃんは家族4人で店を訪れ、同7時10分ごろに「ゲームコーナーに行く」と言って両親らと別れ、行方がわからなくなった。

生徒は路面電車を使って駿ちゃんと市内の繁華街へ向かい、1日午後9時15分ごろ、同市万才町にある7階建て立体駐車場の屋上(高さ約20メートル)から駿ちゃんを突き落として殺害したとされる。遺体から数メートル離れた場所に駿ちゃんの衣服がまとめて落ちていた。

家電量販店から北へ約1.4キロの複合商業施設で4月26、27日に相次いだ3〜4歳の男児の連れ出し事件について、県警は駿ちゃん事件と内容が酷似していることから捜査を続け、この生徒からも事情を聴く方針だ。男児はいずれも遊戯広場から連れ去られて隣接する立体駐車場のエレベーター付近に置き去りにされた。このうち一人は衣服を脱がされていた。県警は駿ちゃんの事件と同一犯の可能性があるとみて捜査を続けてきた。

2003年7月9日に通告を受けた児童相談所は県警に生徒の一時保護を委託し、生徒は一夜を稲佐署で過ごした。家裁は送致を受けた後、少年の心理状態などを調査したうえで審判し、自立支援施設に入所させるかどうかなどを判断する。

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朝日
2003/07/09
No .N353a030709xxx-2
長崎市
中学1年

12
被害者は種元駿(4才)
シリーズ・特集;  http://www.asahi.com/special/nagasaki/TKY200307090328.html
見出し:
補導の少年、成績よいが「切れたら怖い」 長崎幼児殺害
メモ :
長崎の幼児殺害事件にかかわった疑いがあるとして2003年7月8日、補導された少年(12)を知る人たちによると、学校での成績はトップクラスだが、精神的な幼さを感じるときがあったという。

記者会見した校長、教頭の話では、1学期の期末テストで5教科500点中465点を取った。読書好きで、三国志などの歴史物を読んでいた。学級では保健委員を務めていた。

身の回りの整理整頓が苦手な面はあったが、「目立った問題行動はなかった」。ただ、「担任は精神的に少し幼稚さを感じることがあった」という。

同級生によると、授業中に推理小説を読んでいるのを先生に見つかり、怒られたこともあったというが、少年はふだんはおとなしい性格だった。数学は学級でトップクラスだった。

異なる顔をのぞかせることもあった。

友人に「むかつく」「まじめ」などとからかわれたりすると、突然むきになったり、「うるさい」と怒鳴って、教室を走り出たりしたことがあった。「パニックになりやすい。切れたら怖い」とも言われていた。

最近は様子がおかしかった。学校を休むことはなかったが、授業中に何度も貧乏揺すりをし、休み時間には、机に伏して考え込んでいたように見えたという。

事件直後の7月2日朝、先生が少年に「机の上が汚い」と注意すると、「すいませんでした。すいませんでした」。おびえた様子で繰り返したという。

自宅近くの人によると、少年はマンションで両親と3人暮らし。マンションの住人の少年像は見る人によって違う。

ある女性(75)には、おとなしく、人見知りをする性格と映っていた。ゴミ出しのときなどに、エレベーターの入り口で何度も少年と会った。「大きくなったねえ」。声をかけると「ええ」と、にっこり笑った。

別の主婦(65)は「ぽっちゃりして色白、こざっぱりした服装だった。だが、しぐさに幼稚さが漂い、きちんとした服装に、かえって違和感を感じた」と言った。

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朝日
2003/07/09
No .N353a030709xxx
長崎市
中学1年

12
被害者は種元駿(4才)
シリーズ・特集; http://www.asahi.com/special/nagasaki/TKY200307090094.html
見出し:
中1男子を補導、児童相談所に通告 長崎男児殺害
メモ :
長崎市の幼稚園児、種元駿ちゃん(4)誘拐・殺人事件で、長崎県警の捜査本部は2003年7月9日、市内の中学1年の男子生徒(12)から事情を聴き、事件への関与が明らかになったとして補導、児童相談所に通告した。生徒は突き落として殺害した事実を認めた上で「後悔している。駿君のお父さん、お母さん、ごめんなさい」と話しているという。

刑法は14歳未満の刑事責任を問わないと定めており、通告を受けた県中央児童相談所は「事案の重大さから少年法に基づく審判にゆだねたい」として10日、この生徒を家庭裁判所に送致する方針。

県警によると、生徒は7月1日午後7時20分ごろ、長崎市三芳町の家電量販店から駿ちゃんを連れだし、同9時15分ごろ、約4キロ南の同市万才町にある7階建て立体駐車場の屋上(高さ約20メートル)から突き落として殺害したとされる。量販店から駐車場近くまでは路面電車を使って移動したという。

駿ちゃんは1日午後7時10分ごろ、家族4人で訪れた家電量販店内のゲームコーナーに1人で向かったまま行方不明になった。2日午前9時45分ごろ、立体駐車場脇の敷地で遺体で見つかった。死因は頭などを打ったことによる脳障害。衣服は脱がされ、数メートル離れた所にまとめて落ちていた。

県警の捜査で、駐車場近くのアーケード街の防犯カメラが1日午後8時ごろ、駿ちゃんらしき幼児を連れて歩いている若い男を撮影、衣服が市内の中学の制服らしいことや駐車場屋上に残っていた運動靴の跡が市内の中学校の推薦靴のものであることをつかみ、学校や生徒を特定した。

生徒の通う中学校長によると、学力はトップクラス。問題行動などはこれまで把握していないという。

通告を受けた児童相談所は県警に少年の一時保護を委託。少年はこの日夜を警察署で過ごした。

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朝日
2003/07/02
No .N353a030702xxx
長崎市
中学1年

12
被害者は種元駿(4才)
シリーズ・特集; http://www.asahi.com/special/nagasaki/OSK200307020025.html
見出し:
不明の4歳児を遺体で発見、投げ落とされた可能性 長崎
メモ :
2003年7月2日午前9時45分ごろ、長崎市万才町の立体駐車場の敷地内で、男児が頭から血を流して倒れているのを駐車場の従業員が見つけ、110番通報した。同市北陽町の会社員種元毅(つよし)さん(30)の長男、幼稚園児の駿(しゅん)ちゃん(4)で、既に死亡していた。駿ちゃんは1日夜、現場から約4キロ離れた同市三芳町の家電量販店に出かけた後、行方不明になっていた。遺体に打撲の跡があることなどから、県警は何者かに連れ去られ殺害された誘拐殺人事件とみて捜査本部を設置した。

調べでは、駿ちゃんは、7階建ての立体駐車場奥の外壁と、敷地境界の高さ約2メートルのブロック塀との間(幅約1.5メートル)のコンクリート地面にうつぶせに倒れ、頭などから血を流していた。服を身に着けておらず、背中など数カ所に打撲の跡があった。遺体の近くに衣類が残されていたという。

長崎大で司法解剖した結果、死因は高いところから転落し、頭を打ったことによる脳障害と分かった。頭の骨も折れていた。死亡推定時刻は2003年7月1日午後8時ごろから2日午前0時ごろ。

駐車場は午前7時半から午後10時まで営業している。捜査本部は外壁のない駐車場の屋上から投げ落とされた可能性が高いとみて、事件の目撃者捜しや周辺の聞き込みを進めている。県警によると、打撲の跡は殴られたものか、転落時のものかは分からないという。

駿ちゃんは1日午後7時すぎ、家族4人で家電量販店「ヤマダ電機」に入店。同10分ごろ、「ゲームをしてくる」と言って家族と離れ、1人で店内のゲームソフト売り場に向かった。同20分ごろに両親が売り場に行ったが姿が見あたらず、その後、行方が分からなくなっていた。

遺体が見つかった現場は県庁や県警本部、裁判所などに近い同市の中心部にあたる。

幼い子どもが連れ去られて犠牲になった事件としては、2001年10月に、長崎県諌早市で小学1年女児が下校中に連れ去られて他殺体で発見され、2002年7月には、愛知県豊川市内で行方不明になった1歳男児が三河湾で水死体で見つかったケースなどがある。

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朝日
2003/07/09
朝刊 30面 No .N353a030709m30
沖縄県/北谷町
中年生


被害者は中学2年生の座喜味勉
シリーズ・特集;
見出し:
沖縄中2殺害 「いじめあった」7件 全生徒アンケートに回答
メモ :
沖縄県北谷(ちゃたん)町で殺害された中学2、座喜味(ざきみ)勉さん(13)が在籍していた中学校が全校生徒を対象に行ったアンケートで、座喜味さんが「いじめられていたようだ」との回答が7件あったことが分かった。2003年7月8日、校長が明らかにした。座喜味さんが少年グループにいじめられていたことは近所の人たちも話しているが、学校側はこれまでこうした実態を把握していなかったとして、「真摯に受け止めたい」と述べた。

アンケートは、事件発覚2日後の7日、無記名方式で実施、生徒495人のうち490人が回答した。質問は
@勉君が2年になり、誰かに金銭をせびられたり、殴られたり、いじめられたりしていなかったかA友達、先輩とのかかわりで悩みを抱えていたか――など5項目。

校長によると、「いじめ」について、「金を持ってこいと言われていたようだ」「いじめられているようだった」などの回答が7件あったという。いじめた生徒の名前や具体的な状況を記入した回答はなかった。

座喜味さんの一部の同級生らによると、最近変わった様子もなかったといい、殺人や死体遺棄の疑いで逮捕・補導された容疑者の少年グループについても、「学校では仲も良かった」という見方もある。

だが、近所に住む男性は、座喜味さんから「(少年グループは)みんな学校では友だちみたいにしてくれるけど、学校の外に出ると全然違う。金を持って来いと言われ、払わないと殴られる」「連中がいる学校にはもう行きたくない」などと打ち明けられていたという。

 この日も学校側は、不登校の背景にいじめはなく、事件は「いじめではなく(容疑者らとの)金銭トラブルが原因と思う」などと説明したが、校長は「生徒のことを十分把握していなかった。結果を生徒の理解に生かしたい」と語った。


管理人:http://mytown.asahi.com/okinawa/news02.asp?kiji=1017にはこの続きとして、次のような内容が追加されていました。
◆学校の責任重い――教育評論家の尾木直樹さんの話
今回の事件で学校の責任は非常に重い、と思う。調べもしないで「いじめはなかった」と言うこと自体、教師の見識を疑う。

今回の事件は典型的ないじめの構造の中で起こっている。被害者も不登校がちだったということで、わかりにくかったのかもしれないが、殺される直前に登校を再開したことは重大な変化で、被害者がグループから抜けようとしていた、と考えるべきで、教師ならいじめを疑うのは当然だ。それを漫然と対応し、事件を防げなかったのは許されないことだ。
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朝日
2003/07/06
朝刊 35面 No .N353a030706m35
沖縄県/北谷町
中学生


被害者は中学2年生の座喜味勉
シリーズ・特集;
見出し:
少年ら 中2殺害容疑/沖縄北谷 「先輩」中3逮捕/2人逮捕状請求/墓地で長時間暴行
メモ :
2003年7月日午前3時ごろ、沖縄県警に若い男の声で「友人が殴られ、埋められたと聞いた」と110番通報があった。通報をもとに県警は同県北谷(ちゃたん)町吉原の墓地周辺の地中から遺体を見つけ、同日夕、近くの中学2年座喜味(ざきみ)勉さん(13)と確認した。

遊び仲間の少年グループが暴行を加えて殺害し、遺体を捨てたとして、同じ中学3年の男子生徒(14)を殺人と死体遺棄の疑いで緊急逮捕。同容疑で無職少年(16)、死体遺棄容疑で別の中学3年女子生徒(14)を逮捕した。また、中学2年の男子生徒(13)を補導し、児童相談所に通告した。

県警によると、13、14歳の男子生徒は座喜味さんと同じ中学校で、16歳の少年もこの中学校の卒業生だった。

調べでは、少年3人は6月下旬の日中、座喜味さんを墓地にに連れ出し、長時間にわたり素手で殴ったり蹴ったりして、殺した疑い。3人の供述では「財布をとった」「とらない」で口論となり、「受け答えが気にくわない」「態度が生意気だ」と暴行をエスカレートさせたらしい。少女は現場にいたという。

遺体は服を着たまま、暴行現場からのすぐ近くの墓地の斜面のくぼみに置かれ、上から20センチほど土をかけていたという。死後1週間ほどたっており、県警は指紋から座喜味さんと確認した。解剖して死因を調べる。

少年グループは、学校を休んで深夜まで一緒に出歩くことが多かったという。

現場は那覇市の北東約15キロで、国道58号から東に約300メートル入った木に覆われた丘の上。斜面には沖縄特有の亀甲墓などが数基並んでおり、近くには住宅地もある。


■ 座間味さん 加害者と外泊も

殺害された座間味産と容疑者の少年らが通う中学校では5日午後、教員や父母らの緊急会合が開かれた。校長(52)は校内で報道陣の質問に、「まだ信じられない」と語った。

学校関係者によると座間味さんと補導された中学2年生の男子生徒(13)は、同じ小学校で友達同士だった。男子生徒は中学2年生になってからはほとんど登校していなかった。座間味さんも学校を休みがちで、一緒に遊んでいたという。

逮捕された3年生(14)と座間味さんは、この同級生を通じて交友関係を持ったようだという。

中学校の友人らによると、座間味さんは小学生の頃から中高校生たちと一緒に夜になっても自転車で出歩いていたという。「(座間味さんは)いじめっ子でも、いじめられっ子でもない」と学校側は言う。

座間味さんは父親と暮らしている。殺害されたのは6月末と見られるが、1週間近くたっても捜索願は出ていなかった。30日に学校が自宅に電話したが誰も出ず、翌日に家庭訪問をした際にも不在だった。

校長によると、座間味さんは自宅に帰らないことが多く、逮捕された少年らと一緒に外泊することもたびたびあり、春ごろに担任が「家出はないか」と父親に注意したこともあったという。


■ 「踊り好きな明るい子が」  地元に驚き

「エイサーが好きな明るい子だったのに……」地元自治会の仲地明吉さん(56)は、突然の死を残念がった。

6月25日夜、地元の公民館で開かれたエイサーの練習会に、座間味さんも姿を見せた。黒いTシャツにズボン姿で太鼓を手に、大人顔負けの力強ばちさばきをみせた。「人を殴ったり、殴られたりすることに巻き込まれるような子ではなかったのに」

地元の人たちは、10年以上途絶えている夏のエイサーの復活に取り組んでいた。座間味さんは敬老会に披露するエイサーを見に来ることもあり、地域の輪の中に入ろうとしていた。地域の人々は温かい目を向けていたという。

公民館で講座を指導している岡野みゆきさん(34)は事件直前の6月28日にあった際、「来週の練習も来る?」とたずねた。「どうしようかな」と笑っていたという。


管理人:この記事では「いじめはなかった」と言う学校側の説明がありますが、7月9日付の朝日新聞朝刊ではいじめがあったことが報道されています。


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朝日
2003/03/14
No .N353a030314xxx
鹿児島県/姶良郡
高校2年生

17

シリーズ・特集;  http://www.asahi.com/national/update/0315/002.html
見出し:
出産直後の乳児殺害容疑で17歳の女子高生逮捕 鹿児島
メモ :
出産直後に乳児を殺害したとして、鹿児島県警加治木署は2003年3月14日、同県姶良郡内の高校2年の女生徒(17)を殺人の疑いで逮捕した。同署は殺害の方法と動機などを調べている。

調べでは、女生徒は11日午後、自宅の浴室で女児(約2600グラム)を出産し、殺害した疑い。女児は窒息死の疑いがあるという。

女生徒は13日午後、郡内の病院に「赤ちゃんを産んだけれど死んでしまった」などと電話で相談。病院が同署に通報し、署員が自宅に駆けつけたところ、室内で女児がバスタオルにくるまれて死んでいた。生徒は家族と同居し、自宅から学校に通っていたという。

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京都
2003/02/21
No .N353k030221xxx
愛知県/幸田町
無職

16

シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003feb/21/CN2003022101000351B1Z10.html
見出し:
生後間もない乳児埋める/愛知、16歳の男女逮捕
メモ :
愛知県警岡崎署は2003年2月21日、生後間もない乳児の遺体を公園に埋めたとして、死体遺棄の疑いで、愛知県幸田町の家業手伝いの少年(16)と、同町の無職少女(16)を逮捕した。

岡崎署は遺体を解剖するとともに2人から事情を聴き、乳児が死亡した経緯や動機について捜査している。

調べでは、2002年9月下旬の早朝、少女が男児を出産し、直後に2人で幸田町芦谷鍛冶山にある幸田文化公園に乳児の遺体を埋めた疑い。2人は出産前から遺棄することについて相談していたという。

少年が20日午後、両親に付き添われて岡崎署に自首したことから発覚した。21日、タオルに包んだ上、深さ約40センチの穴に埋められた遺体が供述通り見つかった。一部腐乱していた。

2人は中学の同級生。少年は両親と弟、妹の5人家族で、少女は両親と姉の4人暮らし。少年は「乳児は2人の子ども。園芸用のスコップを使って埋めた」と話している。

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朝日
2003/02/07
朝刊 35面 No .N353a030207m35
大阪市/生野区 中が貴1年

13

シリーズ・特集;
見出し:
「援交」誘い 待ち伏せ強盗/「後ろめたくて届けぬ」/3少年ら容疑で逮捕
メモ :
仲間の少女がテレクラに電話し、待ち合わせ場所に現れた男性を殴って金品を奪うなどしたとして、大阪府警は2003年2月6日、大阪市生野、東成両区の15〜16歳の無職少年3人を強盗致傷容疑で逮捕し、生野区内の中学1年の少女(13)を児童相談所に通告した、と発表した。

少年らは計16件の犯行を自供。「援助交際の客は後ろめたくて警察に届けないと思った」と供述しているという。

調べでは、この少女は2002年9月17日未明、生野区巽東3丁目の公園前で、車で通りかかった不動産業の男性(35)に「エンコウ(援助交際)いけるよ」などと声をかけて公園内に誘い込み、待ちかまえていた少年3人が殴るなどして腰などにけがを負わせたうえ、現金3万5千円を奪った疑い。少女は直前、テレクラの客にこの公園を待ち合わせ場所に指定しており、男性を客と勘違いして誘ったという。

さらに、少年らは10月18日にも、同区内で少女がテレクラを使って誘い出した会社員の男性(25)を殴り、現金3万8千円を奪った疑いがある。

少年らと少女は同じ中学校の出身で、格闘技や足の速さなど、それぞれの「特技」を生かし役割分担していたという。

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