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N181  学校での性・ジェンダー教育
紹介記事目録
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記事紹介の留意事項
























































































朝日
2011/09/16
No .N181a110916xxx
東京都/日野市



都立七生)養護学校
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0916/TKY201109160608.html
見出し:
「都議の性教育批判、不当な支配」2審も認定 東京高裁
メモ :
東京都立養護学校の元教諭らが、同校での性教育を批判した都議らの行為は「教育に対する不当な支配だ」と主張した訴訟の控訴審判決で、東京高裁(大橋寛明裁判長)は2011年9月16日、一審・東京地裁に引き続き、元教諭らのこの主張を認める判断を示した。そのうえで原告、被告双方の控訴を棄却し、被告の都議ら3人と都に損害賠償を命じた一審の結論を維持した。

原告は日野市にある都立七生(ななお)養護学校=現・七生特別支援学校=の元教諭らと保護者の計31人。被告は土屋敬之、古賀俊昭両都議と田代博嗣前都議、都教委などで、一審は都に210万円、うち10万円を被告の都議らに連帯して支払うよう命じていた

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朝日
2009/10/01
No .N181a091001xxx
香川県



香川県看護協会
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/TKY200910010329.html
見出し:
10代の君へ、命の授業 香川県看護協会、性教育25年
メモ :
25年前、20歳未満の人工妊娠中絶実施率が全国でワースト2位という現実に直面した香川県内の助産師や保健師らは、全国に先駆けて思春期電話相談や啓発活動を始めた。今も年間5000件を超える相談を受ける。「いのちのせんせい」として小中学校などに出向き、命の尊さを伝える活動も続けている。

    ◇

「一人の命を産み育てていくことは、並大抵のことではありません」

2009年9月25日、高松市立玉藻中の体育館に集まった1年生約200人に、県看護協会が派遣した助産師の松木由美さんが語りかけた。実際の出産の様子を写真で見せながら、お母さんが長時間の陣痛に耐えること、お父さんや助産師や看護師ら多くの人に見守られて生まれてくることを伝えた。生徒たちに録音した赤ちゃんの産声も聞かせた。

助産師の森本典子さんは、赤ちゃんが生まれてくる確率について話した。両親が出会う確率、精子と卵子が出会う確率、広い宇宙のなかの地球で、人間として生まれる確率――。「皆さんが今ここにいるということは奇跡も奇跡、大奇跡。直径20センチもない産道を赤ちゃんが出てくる時はお母さんも赤ちゃんも命がけです。あなたの代わりはどこにもいないんですよ」

生徒たちは、へその緒がついた胎児の人形を手にしたり、妊娠10カ月の妊婦を想定した重さ約7キロのジャケットを着たりして命の「重み」を実感した。

同協会が性教育の集団指導を始めたのは25年前。人工妊娠中絶の実態や避妊の知識を伝えてきた。その後、思春期性教育出前講座や子どもの健康を守る事業として、県教委の委託を受けて活動を続けている。2005年度からは道徳教育として「いのちのせんせい」の派遣を始めた。

そもそものきっかけは1983年、20歳未満の女子人口1千人当たりの人工妊娠中絶実施率が11.9件(全国平均6.1件)で全国2位だったことだ。協会内に健全母性育成事業推進委員会をつくり、思春期の若者を対象にした電話相談や啓発のための公開講演会も始めた。

それから25年。昨年度は出前講座を33校で実施。「いのちのせんせい」を20校に派遣した。毎週土曜に保健師と助産師が交代で担当している電話相談は690件にのぼった。近年は、看護学生向けにピアカウンセラー養成研修を開き、県内の高校に派遣して同世代の若者が生徒の悩みを聞く事業にも取り組む。

20歳未満の人工妊娠中絶実施率はその後、全国的な傾向と同様に増減し、2007年度は9.8件(全国平均7.8件)だった。同協会の渡辺照代会長は「全国平均より高いが、改善してきている。インターネットの普及で子どもたちが様々な刺激を受けるなか、正確な知識を伝えることが大切。地道に活動を続けたい」と話す。(清野有希子)

■保健文化賞を受賞

活動が評価され、同委員会は今年、地域の保健衛生の向上と研究に貢献した団体や個人に贈られる第61回保健文化賞(第一生命保険主催、厚生労働省、朝日新聞厚生文化事業団など後援)を受賞した。10月27日に東京都内で贈呈式が開かれる。

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朝日
2009/03/12
No .N181a090312xxx
東京都/日野市



東京都立七生養護学校
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY200903120176.html
見出し:
性教育めぐる都議の視察「不当な支配」 東京地裁認定
メモ :
東京都立七生養護学校(日野市)を視察した都議3人が、同校が行っている性教育の内容を視察現場や都議会で批判したことが旧教育基本法の「不当な支配」にあたるなどとして、元教諭ら計31人が3都議と都などを相手に計約3千万円の慰謝料などを求めた訴訟で、東京地裁は2009年3月12日、原告側の請求を認めて3都議と都に計210万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

判決によると、田代博嗣、土屋敬之、古賀俊昭の3都議は2003年7月、都議会で同校の性教育の内容が学習指導要領に違反して不適切だ、などと指摘。同校を視察して教諭らを批判した。また、都教委は原告の教諭らを厳重注意して配置転換するなどした。

矢尾渉裁判長は、都議らが視察の際に教諭を批判した行為は「七生養護学校の性教育に介入、干渉するもので、教育の自主性を阻害してゆがめる危険性のある危険な行為だ」と述べ、旧教育基本法に定めた「不当な支配」にあたると結論づけた。


管理人:2003年の人権救済申請に関する記事紹介はこちら


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朝日
2006/06/02
No .N181a060602xxx
福島県



京都大学大学院医学研究科/木原雅子助教授
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/edu/news/TKY200606020362.html
見出し:
人工妊娠中絶、性教育で危険性認知を 福島県
メモ :
福島県内では2004年度、人工妊娠中絶の10代における実施率(15〜19歳の女性1千人当たり)が17.7と、47都道府県で2番目の高さだった。最も低かった奈良県の3倍超。件数でも1078件と、全国の自治体の中で10番目に多い。

全国的にも1995年ごろからいったんは増加傾向を示した。福島県では2002年度の20.5をピークに次第に減少傾向に転じ始めている。

県内で中絶率が高い理由については明快な「答え」がないのが実情。背景としては、人間関係がうまく築けず、安易に性交渉をしたり、避妊や性に関する知識が極端に不足したりする傾向が、全国と同様、県内でもうかがえるというのが、関係者の一致した見方だ。

中絶の問題に取り組んでいる「西口クリニック婦人科」(福島市)の野口まゆみ医師は「自分を大切に考えず、中絶の危険性を説明するだけでは、のれんに腕おしという人が目立つ。『性交渉は良くない』と道徳的に説いても効果は少ない。避妊の理解の促進も考えるべきでは」と語る。

県は6地域の保健福祉事務所(保健所)に「推進会議」を設置、学校や医療関係者と連携し、地域の実情に合った対策を立てる。保健所の専門の相談窓口には電話や電子メールで年間1千件を超える相談がある。性を巡る相談だけではなく、体や対人関係についての悩みも多く、「若者を取り巻く状況を把握しないと中絶の問題も糸口は見えない」(県子育て支援グループ)とする。


性教育を担う教員の育成にも取り組む。

県内の中学・高校など76校が今年度、性教育推進協力校になった。試験的に始めた2005年度は13校で、教育現場での関心は高い。研修を重ね、9月から授業に移行する計画だ。県教育庁健康教育グループは「教員も体系的に性教育を受けたわけではなく、教えることに戸惑いもある。将来は専門の保健・体育以外の教科の教諭も性教育を担えるようにしたい」という。

性教育推進協力校となっている、須賀川市の県立長沼高校では、生徒の性に関する知識を向上させたり、意識を変えたりするなど、実績を上げている。

中絶の実施率の高さや性感染症の危険性を巡る現状を教えるほか、討論形式で授業を進めていくのが特徴だ。性を巡る代表的な意見をあらかじめ用意し、その中から否定的に思う意見や肯定する意見を選ばせ、グループごとに討論させる。

同校の授業で採り入れられたのが、京都大学大学院医学研究科の木原雅子助教授(社会疫学)の手法だ。(1)中絶や性感染症は自分にも起こりうる(2)性交渉を急ぐ必要はない――ことを認識させるのが授業でのポイントになるという。

木原助教授によると、これまで計5万人の中高生にモデル授業をした結果、性交渉を持つことに慎重な割合が、高校生で10ポイント、中学生で15ポイント上がり、性感染症や中絶の危険認知度もそれぞれ10ポイントと20ポイント上昇したという。

長沼高校でもほぼ同様な傾向が見られたといい、同校の小川尚之教諭は「小学校の高学年や中学校から取り組めば、より効果が期待できる」。

「自分も危ない、という認識を伝えることが重要だ」と語る木原助教授は、モデル授業の最後をいつもこう締めくくるという。「丁寧な人間関係を築いて下さい」

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京都
2005/07/14
No .N181k050714xxx




中央教育審議会
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005071400216&genre=C4&area=Z10
見出し:
高校以下の性行為容認せず/中教審が基本方針
メモ :
性教育について議論している中教審の専門部会は2005年7月14日までに、高校生以下の子どもの性行為を容認すべきではないとする立場に立って性教育の指導をすることで一致した。中教審が子どもの性行為を許容しないとする基本方針を示すのは初めて。

同日の専門部会で示された、審議経過の概要案で明らかになった。

文部科学省の学校健康教育課は「性行為を一切禁止するものではないが、性教育をする前提として、性行為を容認しないことを基本スタンスにしたい」としている。

専門部会は、高校卒業時点で身に付けているべき性教育の内容を議論。性行為について「子どもたちは社会的責任が取れない存在で、性感染症を防ぐ観点からも容認すべきではない」とした。

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京都
2005/0307/
No .N181k050307xxx




厚生労働省/佐藤郁夫、北村邦夫
シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005030700179&genre=K1&area=Z10
見出し:
「避妊法は中学生までに」/意識調査で国民の6割支持
メモ :
子供がコンドームの使い方を知るべき時期は「中学卒業前まで」と国民の60%以上が考えている−。厚生労働省の研究班(主任・佐藤郁夫自治医大名誉教授)がまとめた意識調査の結果が2005年3月7日、同省の厚生科学審議会エイズ・性感染症ワーキンググループの会合で報告された。

学校での「行きすぎた性教育」が国会審議で取り上げられ、議論を呼んでいるが、報告した研究班の北村邦夫・日本家族計画協会クリニック所長は「全員一律ではなく、親の意向を聞いた上で子供の成長や必要に応じた性の知識を提供してはどうか」と話している。

性に関する事柄を何歳の時に知るべきかを項目ごとに尋ねると、コンドームの使い方は13−15歳が47%と最も多く、12歳までの計15%と合わせると62%が中学卒業前と考えていた。

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朝日
20005/03/05
No .N181a050305xxx




自民党・山谷えり子
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/0305/TKY200503040375.html
見出し:
首相、性教育教材「問題だ」/参院委答弁で批判
メモ :
小学校の性教育の授業で使われた教材の是非が、2005年3月4日の参院予算委員会で取り上げられた。自民党の山谷えり子氏が性行為を図解で示した教材などを例に認識をただした。小泉首相は「初めて見たが、ちょっとひどい。問題だ。こんな教育は私は子どものころ受けたことはない」と述べ、行き過ぎだとの認識を示した。

山谷氏が取り上げたのは小学校低学年・3年生の教材。首相は「性教育は我々の年代では教えてもらったことはないが、知らないうちに自然に一通りのことは覚える。ここまで教える必要があるのか。教育のあり方を考えてほしい」と批判した。

中山文科相も「子どもたちの発達段階に応じてきちんと教えるべきだ。行き過ぎた性教育は子どものためにも社会のためにもならない」と答弁。全国調査を検討する考えを示した。

また、男女共同参画担当相の細田官房長官は「社会的・文化的性差の解消」を意味するジェンダーフリーという言葉について「政府は使っていないし、社会的に定義を示すことはできない。できるだけ使わないことが望ましい」と述べた。



管理人:山谷えり子私のサイトはhttp://www.yamatani-eriko.com/
山谷氏のことを知ることは、政治的・宗教的にどういう立場の人が性に対してどういう活動をしており、産経グループがどういうメディアであるのかを知るよい例だと思います。


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朝日
2003/12/21
朝刊 30面 No .N181a031221a30
東京都



東京都教育委員会
シリーズ・特集;
見出し:
「都が性教育に不当な介入」/教材や教具没収 校長ら116人処分/1000人が人権救済申請へ
メモ :
東京都内の養護学校や小中学校の性教育に都教育委員会が不当な介入をし、子どもの教育を受ける権利や教師の教育の自由などが侵されたとして、教職員や保護者、研究者らが東京弁護士会に人権救済を申し立てる。代理人の弁護士によると、申立人には、映画監督の山田洋次さんや脚本家の小山内美江子さん、東京大教授の上野千鶴子さんも含まれ、1000人を超える。

申立書などによると、都教委は、体の名前を並べた歌や人形を使った都立七生養護学校(日野市)の性教育を問題視して、教材や教具を没収。30人を超す指導主事を派遣して教師から聞き取りをしたという。

さらに盲・ろう・養護学校を調査し、学級編成や性教育などで「不適正な実態」があったとして、校長ら116人を処分した。他の小中学校にも「性交を授業で扱わない」などの指導をし、教師を委縮させたという。

申し立てでは、弁護士会に対し、教材などを返すよう石原慎太郎知事と都教委に勧告し、教師らに圧力を加えないよう警告することなどを求めている。


管理人: http://www.asahi.com/national/update/1220/033.html には次のような内容が付け加えられていました。
代理人の児玉勇二弁護士は「性交が低年齢化し、子どもが性犯罪に巻き込まれるなか、性を学ぶのは当然の権利。特に障害児は被害を受けやすく、性教育がさらに求められるのに、親の声も聞かずに阻むのは許されない」と話している。

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京都
2003/07/08
No .N181k030708xxx
鹿児島県




シリーズ・特集; http://www.kyoto-np.co.jp/news/flash/2003jul/08/CN2003070801000228C1Z10.html
見出し:
ジェンダーフリー教育反対/鹿児島県議会が陳情採択
メモ :
鹿児島県議会は2003年7月8日、県内の幼稚園と小中高校で「ジェンダーフリー教育」をしないよう求める陳情を自民党などの賛成多数で採択した。一般的には男女共同参画社会を目指して、社会的性差別を解消する趣旨で行われている同教育を否定するのは異例で、論議を呼びそうだ。

陳情は、ジェンダーフリーを「男女差別撤廃ではなく男らしさ、女らしさの否定」と定義し「ランドセルを男女とも同じ黒色にしたり、体育で女子にも騎馬戦をさせる」などの事例を批判。

「画一的、機械的に男女の違いを認めないというものではない」という政府答弁を引用して「鹿児島県ではジェンダーフリー教育を排除し、男女の違いがあってもそれぞれの特性を生かしながら、互いに助け合う真の男女共同参画社会を志向した教育が行われるよう要望する」としている。

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朝日
2003/05/05
朝刊 30面 No .N181a030505m30
大阪府・兵庫県
教諭


池田久美子・中尾抄紀代
シリーズ・特集;
見出し:
性の形は多様/同性愛 教室で深く
メモ :
性の多様性や人権を考える糸口にしようと、学校の授業で同性愛を取り上げる試みが広がっている。2003年春から高校家庭科の教科書に同性愛に関する記述が登場したこともあり、生物の授業で取り上げたり、性教育のカリキュラムに組み入れたりと様々だ。

大阪府内の高校で生物を教える池田久美子さん(38)は、7月に発売予定の『女の子の性の本』(解放出版社)を執筆中だ。性的少数者のことを10代向けに解説する「同性を好きになることもあります私も経験があります」と記した。

5年前、同性愛者だと教え子に打ち明けた。それ以来、「本当のことを言って友達を失いたくない」などと悩む同性愛の生徒から、相談を受けるようになった。

兵庫県養父町立広谷小学校では2003年2月末、6年生の性教育の授業の一環で、初めて同性愛を正式に取り上げた。養護教諭の中尾抄紀代さん(44)が教壇に立ち、同性愛者の男性の手記を読んだ。男性が「なぜ男性を好きになるのか」と悩んだことについて考えた。テレビや漫画で同性愛者がどんな風に描かれているのかも話し合った。

最初、「気持ち悪い」という声が上がった。だが、授業後の感想文には、「普通に接したい」などと書かれていた。中尾さんは「多感な時期の子が、性に様々な形があることを知るのは大事なこと」と強調する。

2002年7月には、同性愛に関する授業例をまとめた『同性愛・多様なセクシュアリティ/人権と共生を学ぶ授業』(子どもの未来社)が出版された。初版2100部はまもなく売り切れそうだ。

編集代表の杉山貴士さん(28)はゲイ。高校時代、本当の自分を出せず苦しんだ。「自分を受け入れられず不安がる子が教室にいる。教員にはそれに気付いてほしい」

4月から高校で使われている家庭科の教科書には、多様な家族像の視点から「同性愛のカップルを家族と考える人も増えてきた」と記されている。福岡県教委の高校生用の同和教育副読本『かがやき』は、ゲイカップルが登場する小説「いのち・からだ・あい」を取り上げ、同性愛を考える機会を設けている。


管理人:池田久美子さんの図書紹介「先生のレズビアン宣言  つながるためのカムアウト」はこちらから
           図書紹介 『同性愛・多様なセクシュアリティ/人権と共生を学ぶ授業』 はこちらから


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沖縄タイムス
2002/10/09
朝刊 27面 No .N181o021009m27
沖縄県



沖縄県教育委員会
シリーズ・特集;http://www.okinawatimes.co.jp/day/200210091300.html#no_7
見出し:
相次ぐ買春事件で性教育方針転換/県教委
メモ :
児童買春など、少女が被害者になる性犯罪への対応を検討してきた県教育委員会は2002年10月8日までに、性教育の方針を転換させた。

従来は、男女の体の構造や性感染症防止に重点を置いていたが、「援助交際」を連想させる事例学習を通して中高生に性の大切さを学ばせるなど、再発防止に向けて踏み込む。
市町村教委に対しては9月下旬「性の逸脱行動に関する特設授業の実施」を求める通知文を送付、対応を呼び掛けている。

授業展開案としては4案を提示。1案では、携帯電話の欲しい女子中学生が、きれいな服を着た先輩からデートするだけで金がもらえるバイトを紹介された―と仮定。友達としてどう助言するか、一見輝いて見える先輩が本当に魅力的かなどを話し合わせる。

問題行動の発生状況や発達段階に応じて設定を変えたり、意見が言いにくい場合は少人数で行うなど、各学校に工夫を凝らすよう求めている。

県教委は「子どもたちはあふれる性情報の中で生きている。積極的に正しい知識を与え、自ら判断する能力をつけさせることが必要」と説明。現在の高校生レベルの性教育を中学で実施することも検討するなど、性教育の在り方を根本的に見直す方針だ。

性教育の方針を転換させる理由について、津嘉山朝祥県教育長は8日の文教厚生委員会で、「児童買春事件の発生は想定してなかったこともあり、性の尊厳の指導など、これまでの教育が十分でなかったことは否めない」と説明した。

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朝日
2002/03/20
朝刊 23
No .N181a020320m23

広島大医学部講師


厚生労働省研究班代表・木原雅子
シリーズ・特集;
見出し:
避妊・性感染症の教育不十分/10代と保護者の意識に格差/厚労省調査
メモ :
10代の性感染症や中絶が増えている中、避妊や性感染症の予防法など自分の体を守る教育が不十分であることが、厚生労働省の研究班の調査で分かった。
西日本のある県の全小中高校を対象に、郵送で調査し、2002年2月十五日現在の中間集計で約半数の534校から回答があった。

性教育は小学校4年から高校3年まで全学年で行なわれ、最も多いのは高2で年間平均4.3時間、最小は高3で1.0時間だった。

男女の体の違い、2次性徴や性交、妊娠・出産などの知識は小・中学校で教えていた。また8割の小学校で特に6年生に対し、エイズの感染経路や症状について教えていた。

だが性感染症については中2以下ではほとんど教えておらず、中学校の3割で避妊教育をせず、4割でコンドーム使用を教えていなかった。
指導方法は、教師がプリントを作成したり、ビデオやスライドを見せたりするのが最も多い。高2では3割の学校でコンドームを見せているが、実際に触れさせる授業はほとんどなかった。

また、2001年10月から12月に行なわれた別の調査によると、この県の高校2年生で、セックスの経験があるのは男子20%、女子26%。高校生に中絶を教えることが必要と考えている教師は7割以上いるが、保護者は半数以下。コンドーム使用方法は教師の7割、保護者の五割が教育の必要を認めているが、学校でと考える保護者は3割以下だった。

研究班代表の木原雅子・広島大医学部講師は、10代の性行動や意識と保護者の認識にはギャップがあることを指摘。「高校2年生より前から、性感染症や望まない妊娠から自分を守るため、地域の同世代の状況やコンドーム使用などを教えていく必要がある」と話している。

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京都 2001/07/06 朝刊 26 No .N181k010706m26
京都市 京都・人間と性教育研究協議会
シリーズ・特集;
見出し:
性を語ること どう生きるか語ること/京の教育研究協議会10周年/会報も100号に「今後も本音で」
メモ :
京都市の養護教諭などで作る「京都・人間と性教育研究協議会」が2001年、発足10周年を迎えた。月一回の例会で性教育のあり方や性の問題を考え、例会の内容を報告してきた会報もちょうど100号に達した。

研究協議会は1991年5月、性教育の指導法を始め、性差別や同性愛、男女別姓など社会問題を考えようと、京都の養護教員を中心に一般教員や医療関係者らが創設。月一回の例会では、性教育の取り組みを報告し、「妊娠中絶」など難しいテーマの指導のあり方などを議論。実際に学校で起きた性の問題について具体的に語り合うことも多くあった。
性教育のほかにもエイズやレイプ、老人の性など幅広く社会問題を学んでおり、2001年6月8日の例会では「同性愛」をテーマに同性愛者の正直な思いを聞き、「人権を守るため同性愛についても生徒に伝えなければならない」「性を語ることはまさにどう生きるかを語ること」など意見を述べあった。

寺尾由美・事務局長
「出会い系サイトなどによって若者たちの性犯罪が増える中、生徒の性意識と率直に向き合うことが必要。今後も本音で語り合える協議会を目指したい」


    管理人:京都性教協のサイト紹介はこちらから


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朝日 2001/04/16 朝刊 21 No .N181a010416m21
文部科学省/東京書籍/学習研究社
シリーズ・特集;
見出し:
「性」もITも どんと来い!?/新教科書の工夫、時代に対応/保健 性教育、1年前倒し/技術 ネット利用法 登場
メモ :
小学校で保健の授業が始まるのはこれまで5年からだったが、新指導要領では保健教育が重視され、3年から教えることに。第2次性徴や体の発育については、4年で取り上げるようにした。

文部科学省
「早期からの教育で、自分の体、自分の存在に肯定的になれるように導きたい」

東京書籍の小学校4年生向けの教科書の記述では、
「はじめて月経になったとき、自分ならどう考え、どうしますか」
「射精は、どう言う時に起こるのかな」
「異性の前に出た時、胸がどきどきしたことはないか、思い出してみよう」
と思春期の体の変化や、異性にひかれる気持ちの芽生えにも気付かせようとしている。

学習研究社の中学の教科書の記述では、
「自慰の回数で悩む人も多いが、健康に過ごせるなら多い少ないで悩む必要はない」
「嫌われるのがこわくて、体にさわろうとする彼にいやだと言えない」
「性のことばかり考え辞書でも、性に関する言葉を探してしまう」
などの思春期の悩みを素材に、意見交換できるコーナーも設けた。
各出版社とも、若者に広がる性感染症について、コンドームの使用など予防法も織り交ぜて記述している。
ある編集担当者
「実生活で直面する不安や問題にどう対処したらいいか、生徒の立場に身を置いた編集を心がけた」



管理人:恋愛を異性間に限定しているのはまだまだですが、教科書は刻一刻と前進。進まないのは教師の意識。

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京都 2001/01/11 朝刊 21 No .N181k010111m21
京都市 同志社中学校生物教諭 56 小田切明徳
シリーズ・特集;
見出し:
性教育を人権・ジェンダーフリーの視点でとらえ/人間関係を問い直す/山宣研究の京の私立中教諭 研究室立ち上げ/若者同士が情報交換も/学校への「出前」も計画
メモ :
一人ひとりが幸せで住みよい人間関係を作り上げるためには、ジェンダー(性別役割意識)フリーと正しい性教育を。
性教育を人権やジェンダーフリーの視点からとらえ、人間関係そのものを問い直す機会にする願いを込めて、今春、京都の同志社中学校生物教諭の小田切明徳さんは教壇を降り、「山宣記念性教育研究室」を立ち上げる。
教育現場での性教育の充実に向けて、教育関係者らとの情報交換を進めるほか、要望があれば中学・高校への「出前性教育」も計画。また、若者同士が自由に集い、自ら情報交換ができる場にもしていきたいという。
連絡先は075-622-6889

小田切さんは京都で先駆的に性科学研究に取り組んだ生物学者山本宣治(山宣)の研究者。
ゲイやレズビアンの人たちなど性的マイノリティ(少数者)やHIV感染者から学んだこと、北欧や中国などの海外研修を通じて得たころをもとに、世界エイズデー(12月1日)を前にした11月、毎年同志社中学校3年生の生物の授業で6時間ずつ性教育を行ってきた。

小田切さん
「中高生は特に、生物学的には大人のからだでありながら、受験偏重で性の問題は抑圧されている。昔は自然の中でも生死を目にしたが、こうした機会も失われた」
「従軍慰安婦問題や子ども買春など、性教育の課題は今世紀、アジアも視野に入れた形で広がる。子どもたちはバランス感覚が良く、うまく伝えれば正しく受け止める。きちんとした性教育を通して、人間関係を問い直すきっかけに」


管理人:小田切さんの図書紹介はこちらからNo.B181020


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京都 2001/01/26 朝刊 17 No .N181k010126m17
東京都 小学校性教育研究会前会長 武川行男
シリーズ・特集;
見出し:
男女の性欲の違いを学ぶ/被害者・加害者にならないために/武川行男さんの性の授業
メモ :
東京都小学校性教育研究会前会長で、定年退職後も性教育の授業に小学校を回っている武川行男さんは、よく女の子から「先生、何で男の子はエッチなの?」と聞かれ、「それはね、人類という種を保存するため、神様が一方をエッチにしたんだ」と答える。

性をめぐる刺激にあふれ、子どもが性犯罪に巻き込まれやすい時代。性の欲求の男女による違いをお互いに楽しく知ることが被害者にも加害者にもならない大事な視点と武川さんは考えている。

武川さん
「女性の命を奪ってでも男が性の欲求を満たそうとする例は、残念ながら戦争など歴史的な事実としてある。男の性のエネルギーを現実的に捉えないと本当の予防策にはならない」
「性経験の低年齢化は避けられない。女の子の被害ばかりが強調されるが、男の性欲の特徴を知らないために男の子も、加害者となって人生の道を誤りかねない」
「芸能人の不倫なども性のエネルギーによって自分を見失う格好の例。あふれる大人向けの市場法を材料に、男女の性の特徴を明るく話題にしてはどうでしょう」

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朝日 1999/11/22 朝刊 18 No .N181a991122m18
兵庫県/西宮市 エンパワメントセンター X 森田ゆり
シリーズ・特集;
見出し:
若者の教育  必要/「性」話し合って 森田ゆり代表に聞く
メモ :
セクハラ防止リーダー養成講座などの活動をしているエンパワメントセンターの森田ゆり代表に話しを聞いた。

レイプが女性に与える影響はとても大きい。恐怖と不安感が心理的なダメージを与えていく。また、レイプは「自分は自分の体と心をコントロールできる」という当たり前の自信を打ち砕いてします。

現在、関西地区の高校で「デートレイプ」についての講習をしている。
ロールプレーなどで、自分たちの問題として考えてもらう。10代はちょうど男女の仲が親密になる時期でもあり、お互いの性について混乱がある。男性は仲間内から「まだ経験していないのか」というプレッシャーがある。女性は、心の準備が整っていないけれど好きな人だから、と事態が進んでしまうこともある。

お互いによく、性について話し合うことの必要性を考えてもらう。
それは大人も一緒だ。
デート中の性交はいかなる場合も双方の合意によるもの、という思い込みが世の中に広く浸透しているからだ。

高校生の性交経験は、東京都で男子が29%、女子が34%になっている。意に反しての行為だったという女子は4.3%だったが、知らない人からのレイプでさえ報告する被害者が少ないのだから、デートレイプは水面下に広がっていると思う。

被害者は相談しても援助を得られないと思い、孤立感を抱いている。
防止の手立ては、若者たちへの防止啓発と教育だと考えている。


管理人:森田さんの図書はこちらからNo.B173011No.B170002

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朝日
1999/01/21
夕刊 11
No .N161a990121e11
京都・大阪
高校教諭


高取昌二(36)・池田久美子(34)
シリーズ・特集;
見出し:
好きになったのは同性でした/愛の授業/試み、教研集会で報告へ
メモ :
1999年1月21日から開かれる、岡山での日本教職員組合主催の教育研究集会と、滋賀県で開かれる善人本教職員組合の研究集会で、中学校や高校などで同性愛を取り上げた実例が発表される。
「自分は性的に異常ではないか」と悩んできた生徒からも反応が反ってきており、教師たちは性的少数者の人権に配慮した教育の必要性を訴える。

京都・「生徒も偏見をなくしたい」
日教組の教研集会では京都府内の高校で数学を教える土肥謙一郎教諭(36)が、同性愛者であることを公表した高取昌二教諭(36)の体験を元に、教職員が文化祭で劇を演じた実践を発表。
同校では、同性愛に関する通信を教職員向けに発行したり、図書館などに関連の本を置いたりするなど、人権教育の一環として取り組んでいる。

埼玉県上尾市立東中学校の小島佐知子教諭は1998年、中学3年生を対象に「異性愛と同性愛」の授業をした。事前のアンケートで「好きな相手」に、同性または両性を挙げた生徒が男女とも数%あった。
授業では恋愛の対象が同性に向かっている生徒に、自己肯定ができるよう手助けをした。

小島教諭
「多くの文献から、同性愛者が自身の性的な関心に気付くのは思春期だと知った。だからこそ、中学校で取り上げる必要性がある」


大阪/池田先生「人知れず悩む子」
全教の教研集会では、大阪の私立高校で生物を教える池田久美子教諭(34)が「性的少数者の人権」のテーマで発表。
1997年、高校3年性の授業で、エイズや同性愛について取り上げ、その授業で池田教諭は自分も同性愛者であることを打ち明けた。

池田教諭
「結婚して出産するのが普通の道と一般に考えられているが、それができない人達もいるという情報を学校で教えておかなければ。人知れず悩む子どもたちは必ずいる」


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