現代の最新医療でも、民間療法でも、宗教でも、ほかの治療法でも、それを支えにして生きている人たちがいる限り、私はそれを否定しない。その人たちにとってよいのなら、それでいいと思うだけである。
ただ、私自身は現代の最新医療にも、民間療法にも、宗教にも、できるだけ頼らずにいきたいと願っている。「なぜ?」と問う人もいるかもしれないが、野に咲く花が、自然に精一杯生き、やがて自然に朽ちていくように、無理な努力をすることなく、生命に執着することなく、自然な死を迎えたい――そのように考えているからなのである。
まえがき
序章 夕映えの空
第一章 告知
1 アヴェマリア
2 偶然の一致
3 セカンドオピニオン
4 お見合い
第二章 孤独な生い立ち
1 死と静寂
2 幼年時代
3 少女時代
4 思春期
第三章 フラメンコ
1 不思議な夢
2 踊る苦悩
第四章 恋愛
1 愛の告白
2 光の体験
3 分析家との婚約
4 婚約破棄
第五章 短歌
1 悲しみに咲く花
2 片想い
3 孤独
第六章 告知から一年
1 母とがん
2 祖母の闘病
3 医師への手紙
4 心の傷
最終章 この瞬間に命を傾けること
あとがき/参考文献
|
宮田美乃里[ミヤタミノリ]
1970年11月23日生まれ。歌人。


|