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雨滴調 川原の風景 去年の水害に 流されそこねた 川土手のひとかたまり あたりは一面の小石原 誰いひ出したともなく敗戦島と呼ぶ けふはその島に山羊がゐる 一株の ひょろひょろの梅の木に なぜか山羊は癇症に頭をこすりつけ 梅の花を散らしてゐる
訳詩 春暁 猛浩然 春眠不覚暁 ハルノネザメノウツツデ聞ケバ 処処聞啼鳥 トリノナクネデ目ガサメマシタ 夜来風雨声 ヨルノアラシニ雨マジリ 花落知多少 散ツタ木ノ花イカホドバカリ
勧酒 干武陵 勧君金屈巵 コノサカヅキヲ受ケテクレ 満酌不須辞 ドウゾナミナミツガシテオクレ 花発多風雨 ハナニアラシノタトヘモアルゾ 人生足別離 「サヨナラ」ダケガ人生ダ