紹介記事目録 |
|
分類表に戻る |
記事紹介の留意事項 |
朝日 |
2012/01/30 |
朝刊 | 29 |
面 | No .N931a120130xxx | |||||
鹿児島県/屋久島町 |
||||||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201201300006.html | ||||||||||
見出し: 世界遺産で入島料徴収を検討=環境保全目的、来年度から―鹿児島・屋久島 |
||||||||||
メモ : ここ数年、年間約9万人が島のほぼ中央に位置する縄文杉を目指し、登山に訪れる世界自然遺産の屋久島(鹿児島県屋久島町)。自然への負荷が懸念される中、島の環境保全を目的とした「入島料」など課金制度の導入について、同町などが来年度から検討を始める。2011年10月に初当選した荒木耕治町長は、同制度に言及するなどして自然環境保全に意欲を示してきたが、反対する声もあり、実現には時間がかかりそうだ。 ピーク時には1日1000人が入山する縄文杉ルート(全長約11.5キロ)。大半はトロッコ道だが、残りの約3.5キロは土の上に張り巡らされた屋久杉(樹齢1000年以上の杉)の根の間を縫うように進む。ルートは一つしかなく、「自然への負荷が大きい」(環境政策課)。2011年6月には、同ルートへの立ち入りを制限する条例案を議会に提出したが、観光客の減少などを懸念する声を背景に否決された。 現在は、山道の補修やし尿処理を目的とした同町などの協力金「屋久島山岳部保全募金(500円)」があるが、「徴収率は4割強」(県自然保護課)しかなく、町が赤字部分を負担している状態。国が島内2カ所で任意で集めている協力金(各300円)は9割以上の徴収率だが、ガイドの皆川直信さん(35)は「いったん国に入ってしまうので、何に使われているのか分からない」と指摘する。 |
朝日 |
2011/06/15 |
朝刊 | 29 |
面 | No .N931a110615xxx | |||||
鹿児島県/屋久島町 |
||||||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/eco/SEB201106150010.html | ||||||||||
見出し: 縄文杉立ち入り制限案 屋久島町議会 1日入山420人 |
||||||||||
メモ : 鹿児島県屋久島町は、世界自然遺産の屋久島の自然を守るため、島を代表する縄文杉周辺など指定地域への観光客の立ち入りを制限する条例案を町議会に提案した。2011年6月23日の最終本会議で採決される。 町が14日提案した条例案では、(1)縄文杉に至る大株歩道周辺の自然植生(2)永田浜のウミガメ(3)西部地域の生態系及び歴史的資源――の三つを「特に保護措置が必要な自然観光資源」として指定。指定地域への立ち入りは町長への事前申請と承認が必要で、承認手数料として1人400円を徴収する。サルやシカなどの野生動物にえさを与えることも規制し、指示に従わない場合、30万円以下の罰金を徴収する。 制限人数や期間などは明記されていないが、町は縄文杉までの登山客が多い3〜11月を1日420人に制限することを検討している。混雑時には1日に約1千人が縄文杉を訪れ、自然への影響が問題化していた。 |
朝日 |
2011/01/10 |
朝刊 | 29 |
面 | No .N931a110110xxx | |||||
鹿児島県/屋久島町 |
男 |
56 |
キャノッピ屋久島/中田隆昭 |
|||||||
シリーズ・特集;http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41001021103190003 | ||||||||||
見出し: 新幹線/九州・山口、新しい旅へ 生態に配慮「空中散歩」 |
||||||||||
メモ : ■保全と振興 両立めざす タブやシイなど高さ10メートルを超す照葉樹を縫うように、全長150メートルの板張りの小道が宙に浮かぶ。鹿児島県屋久島町の「キャノッピ屋久島」が運営する自然体験施設は、鳥の目線で空中散歩を楽しめるキャノピーウオーク(梢回廊)を備える。 「小道の高さは2〜9メートル。目の前をハヤブサなどの猛禽類が滑空していきます」と代表の中田隆昭さん(56)。 中田さんは屋久島の生態系に魅せられて大阪から移り住み、1995年に島の自然をガイドする会社を設立した。だが、観光客が縄文杉ばかりに集中し、木々の根元を踏み荒らしながら歩き回る姿に心を痛めた。 環境に負荷をかけずに自然を満喫してもらおうと考え出したのが、東南アジアの熱帯雨林などで自然を調査研究する際に使われているつり橋、キャノピーウオークだ。2009年3月の開設以来、10年11月末までに約3500人が空中散歩を体験した。3月には新たに150メートルが加わり、一周約1時間のコースになる。 最初は空中散歩を怖がるツアー客も、間近に迫る木々やセミなどの生き物に、すぐ夢中になる。山歩きに自信がない年配の観光客にも好評だ。 自然環境や文化など地域固有の資源を壊さないよう環境保護に配慮し、地域振興にも結びつけようというエコツーリズム。持続可能なエコツアーを根付かせようと、さまざまな取り組みが各地で続く。 カルスト台地が広がる山口県美祢市の秋吉台。地元の自然愛好家や観光業界の関係者らが年度に結成した秋吉台地域エコツーリズム協会は「一般的な観光にはない、地域ならではの楽しみ方を提供したい」と、春〜12月の毎週日曜日にエコツアーを企画している。 日本最大の鍾乳洞、秋芳洞の周辺の約450もの洞窟を探検する「特選の洞窟巡り!」や長登銅山露天掘り跡の探検、秋吉台のお花畑めぐりなど、年間30〜40のメニューを用意している。 参加者はまだ年間400人前後で9割は県内組だ。それでも「こんなこと知らなかった」と評判は上々だ。協会長の庫本(くらもと)正さん(74)は「観光地として生き残るために、親切な観光という新しい形式をつくっていきたい」。 長崎県は、世界遺産候補の教会が点在する五島列島を「エコ・アイランド」と位置づけ、環境保全と観光振興の両立をめざす事業に取り組んでいる。その一翼を担うのが電気自動車(EV)だ。排ガスを出さず、地球温暖化対策にもつながる。 県は今年度までにEV100台と急速充電器15基を導入し、地元市町などの協議会を通じてレンタカー事業者に貸し出している。8カ月間の利用は延べ4228台だった。 県EVプロジェクト推進室の野嶋克哉室長(51)は「環境に対する消費者の意識が高まっている。地域の自然を生かし、環境によい新しいドライブの形を五島から発信し、エコツーリズムの発展につなげたい」と話す。 |
朝日 |
2011/01/02 |
朝刊 | 29 |
面 | No .N931a110102xxx | |||||
鹿児島県/屋久島町 |
杜氏 |
女 |
30 |
伝承蔵/石井律 |
||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/national/update/1227/SEB201012270032.html | ||||||||||
見出し: 焼酎に惚れた関西の女性、屋久島へ 伝承蔵で杜氏に |
||||||||||
メモ
: 焼酎に魅せられて関西から芋焼酎の本場・鹿児島に移り住み、屋久島で杜氏になった女性がいる。本坊酒造屋久島伝承蔵の石井律さん(30)。2010年秋から蔵の長を務める。「お母さんの手料理のように、飲むと安心する焼酎を造りたい」。伝統に若さが加わった新味に期待がかかる。 世界自然遺産の屋久島。空港から車で約15分。前岳などの山々を望む島東部にこの伝承蔵はある。島の超軟水と県産芋で「太古屋久の島」や販売先限定の「大自然林」「無何有」などの焼酎を生み出す。 仕込みは9月から翌年2月。蔵には1887(明治20)年から受け継がれる約60の瓶つぼが並ぶ。石井さんはプクプクと発酵するもろみを確かめながら話す。「もろみはおいしいものを一緒にめざすパートナーみたいなものです」 大阪市淀川区で生まれ、高校まで兵庫県伊丹市で過ごした。菓子職人をめざして専門学校に進んだが、母が開いた居酒屋を姉と手伝ううちに、焼酎に出会う。 芋焼酎を初めて飲んだ印象は「くさい……」。でも、癖のある味にひかれていった。「いろいろな焼酎があるはず。それが持つ歴史や造り手の気持ちも伝えたい」と、姉と鹿児島の蔵巡りを始めた。造り手へのあこがれが募り、2005年2月、仕事のあてもないまま鹿児島へ。 鹿児島市の繁華街・天文館の居酒屋などで働き、焼酎蔵へ移るチャンスを待った。知り合いの紹介で、その年の6月ごろから市内の本坊酒造鹿児島工場の研究部門でアルバイトを始めた。休日も工場に行き、製造部門を手伝った。アピールのかいあって2007年3月、屋久島伝承蔵で杜氏を支える蔵人のアルバイトに。 伝承蔵は杜氏1人に蔵人2人の3人で製造を受け持つ。仕込みの時期は深夜でも交代で蔵を見回る生活。焼酎造りの基礎をたたき込まれた。2008年に正社員になり、約3年が過ぎた今春、製造部長から「杜氏をやってみてくれ」と言われた。2010年6月に就いた後は飲食店などへPRに回った。 女性杜氏は鹿児島でも多くない。人を使う大変さ、工程全体に目を配るこまやかさなど、杜氏になって気づいた苦労も多い。でも、造り手としての視野が広がった。これからは販売にもかかわり、魅力を伝える杜氏が求められるといい、「新しい時代の杜氏像にマッチしている。伸び伸びと自分がめざす酒を追求してほしい」と、伝承蔵の末吉晃一郎工場長(51)は期待する。 初めて仕込んだ焼酎は1年ねかせて熟成させ、秋ごろに店頭に並ぶという。石井さんは「新米の杜氏だが、私にしかできない仕事があるはず」と張り切っている。 |
朝日 |
2009/0/05 |
朝刊 | 29 |
面 | No .N931a090505xxx | |||||
鹿児島県/屋久島町 |
||||||||||
シリーズ・特集;http://www.asahi.com/eco/TKY200905040181.html?ref=recc | ||||||||||
見出し: 世界遺産、糞尿で汚す観光客 屋久島・入山制限案も |
||||||||||
メモ : 世界自然遺産の屋久島(鹿児島県屋久島町)の入山者が年間10万人を超え、山中でのし尿の処理が大きな課題になっている。シンボルの縄文杉に向かう登山口では携帯トイレの販売が始まり、し尿の持ち帰りを環境省などが呼び掛けている。自然保護のために入山者数を制限しようという動きも出ている。 町や環境省などでつくる屋久島山岳部利用対策協議会は2009年5月2日から携帯トイレの導入試験をスタート。5日まで1個500円で販売し、観光客が用を足すために使ってもらい、持ち帰るように促す。登山口まで戻れば、使った後の携帯トイレを回収する専用のごみ箱もある。 登山口から縄文杉に至る約5時間の登山ルートには、5カ所の目隠し用テントが設けられた。この中で、携帯トイレを使ってもらうためだ。東京都から観光に来た20代の女性は「常設のトイレよりもきれい」と話していた。 屋久島では10年ほど前からトイレ問題が指摘されてきた。山小屋のトイレには長い行列ができる。山中で用を足す人が多く、森の中にトイレットペーパーが散乱し、景観を損ねる。小屋周辺の沢では、トイレから漏れたとみられる大腸菌も検出された。矢原徹一・九州大大学院教授(生態学)は「局所的に生態系が破壊されている」と指摘する。 屋久島は93年の遺産登録後、観光客が大幅に増加。山岳部に入った人は00年には4万5千人だったが、昨年は10万9千人に倍増。その9割が縄文杉方面に集中する。観光客がすれ違う登山道で普通に見られた島固有の植物も姿を消したという。 抜本的な対策として浮上しているのが入山規制だ。協議会は3月、観光客数を一定数に管理すべきだという方針を決定。屋久島町の日高十七郎町長は「結論から言うとオーバーユース(過剰利用)だ。抑制しないといけない」と話しており、年内にも条例案を議会に提出する意向だ。 複数の協議会メンバーは、縄文杉への日帰り客を1日300人程度に制限すべきだという考えを示す。縄文杉ツアーは観光業にとって大きな収入源とあって「島民の生活も守るべきだ」との意見があり、激しい議論になることは町自身も認めている。 |