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N341 塾・予備校
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朝日
2003/03/28
夕刊 18面 No .N341a030328e18
大阪府




シリーズ・特集;
見出し:
関西の予備校 高校に格付け/優遇あり…学費割引 入学金免除/予備校側「優等生集まり」実績」/保護者ら「出身校で差、不愉快」
メモ :
関西にある複数の予備校が、進学実績で高校を格付けし、ランクの高い高校の卒業生ほど授業料を割引する仕組みで受講生を集めている。18歳人口が減るなか、学費減免は予備校選びの誘い水になるうえ、高偏差値の浪人生を集めれば進学実績も期待できるからだ。だが保護者からは「出身校で学費に差をつけられるのは釈然としない」と反発の声が出ている。


2003年3月はじめ、大阪府内の男性は息子が高校から持ち帰った予備校の案内書を見て喜んだ。「あなたの高校を特別指定校に認定し、学費面での優遇特典を与えます」「入学金10万円全額免除」と書いてあったからだ。

ところが息子に聞くと「高校のレベルで免除額が違う」という。他校に通う息子の友人に書類を見せてもらうと、入学金以外に授業料も割り引く、とあった。「高校名だけで学費に差をつけるなんて差別だ」

関西に地盤を置くこの予備校は、卒業生の多くが大学へ進学する関西の高校をA〜Dにランク分けしている。予備校生の合格実績を長年分析し、出身校と大学合格実績の相関関係をみて格付けしたという。

Aランクは超難関といわれる数校の私立高、公立の上位高はBランクと続く。工業、商業など専門学科や進学実績の低い高校は対象外だ。

国公立大への進学を希望するコースを選んだ場合、正規の学費(入学金と授業料)は年間72万5千円。それが、Aランク校の卒業生だと18万円▽Bは34万円▽Cは49万円▽Dは55万円にそれぞれ減額する。D以下でも「特別指定校」に認定した高校の卒業生には、10万円の入学金を免除している。

この制度を始めたのは1998年ごろ。18歳人口が減り、受講生集めに苦労するようになったのが理由だった。「自分の高校が指定校に入っていれば『学費が安い』とうちを選んでくれる可能性が高まる」と担当者は話す。

格付けによって学費を優遇する制度があることは、指定校には出向いて教諭らに説明しているが、一般には公表していない。「反感を買いかねないので、大っぴらにはやれない」

別の中堅予備校も、10年前に比べて受講生数が7割に減ったことなどから、2003年から同じような制度を始めた。週刊誌の大学合格者特集などを参考に、西日本の数百の高校をA〜Eの5段階に分け、ランクによって72〜7%の学費減免をしている。こちらも割引額は対象校には伝えているが、ランクそのものは公表していない。担当者は「より高いレベルの子を集めたい。もとがしんどいと、鍛えるのも難しいから」。

高校側は複雑な思いのようだ。Dランクとされた大阪府立高校の進路担当教諭(48)は「生徒の能力は個々で違うのに、校名だけでランク分けされ、それが学費にも直結するのは不愉快だ」。一方、「C」とされた別の公立高校の教諭は「まあ妥当な判断かなと思う。入学者を確保するため、私立大が推薦入学の指定校制度を拡大させているのと同じ流れではないか」と話す。

  管理人:
青字部分はhttp://www.asahi.com/kansai/news/OSK200303280029.htmlに掲載されていた内容です。


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