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B149 死と葬儀 死にまつわる研究 2


書名:
シリ−ズケアをひらく
死と身体
コミュニケ−ションの磁場
No. B149132
NDC 114.2
著者・出版社:
内田樹/医学書院
初版2004/10/01
¥2,100
内容:
コミュニケーションは<ことば>の外にある。病んだ人の前に立つとすぐわかる。身体の声が聞こえるから。ときには死者でさえも語りかけてくるから――。「誰もが感じていて,誰も言わなかったことを,誰にでもわかるように語る」著者の,教科書には絶対出ていないコミュニケーション論。

  わかりにくいまえがき

  第1章 身体からのメッセージを聴く

  第2章 表現が「割れる」ということ−身体と記号

  第3章 死んだ後のわたしに出会う−身体と時間

  第4章 わからないままそこに居る−身体と倫理

  第5章 死者からのメッセージを聴く

  あとがき


内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒。神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。著書に『私家版・ユダヤ文化論』(小林秀雄賞受賞・文春新書)など。

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書名:
青春新書INTELLIGENCE
ひろさちやの笑って死ぬヒント
No. B149130
NDC 490.15
著者・出版社:
ひろさちや/青春出版社
初版2010/06/15
¥899
内容:
仏教思想をもとに、いかに最期を迎えるか、ひいては「いかに生きるか」を、タブーを排して縦横無尽に考えた労作。

  1章 死ぬなんて、苦しくも難しくもありません
  2章 健康なときこそ考えるのがコツです
  3章 ピンピンコロリより幸せな生き方があります
  4章 「その時」をどう悟ればいいでしょう
  5章 葬式も遺言も無意味です
  6章 日本人のための笑って死ぬヒント


ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年大阪生まれ。東大文学部哲学科卒業、同大学院博士課程修了。気象大学教授を経て、大正大学客員教授。仏教を中心とした宗教の真髄をわかりやすく語り、多くのファンに支持される。

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書名:
角川oneテーマ21
しがみつかない死に方
孤独死時代を豊かに生きるヒント
No. B149129
NDC 490.15
著者・出版社:
香山リカ/角川書店
初版2010/04/10
¥760
内容:
シングルたちを襲う「孤独死恐怖症候群」。「いつ」「誰に」「どうやって」気づいてもらうか。遺したくないもの…散乱する部屋、パソコンデータ。新しい死生観、新しい「喪」の形。生前見積もり、遺言…死後の準備は「心の安定剤」?究極の「自由死」とは何か―“孤独死”を恐れる前にやるべきこと、考えるべきこと。単身者の孤独死は年間3万人。既婚者・未婚者誰ともに孤独死の可能性を秘める今、脅迫的に孤独死を怖るのではなく、自らの死と向かい合い、満足死を実現するための準備情報を豊富に紹介。

  第1章 孤独死恐怖症候群
  第2章 「ひとりで死ぬ」という現実
  第3章 遺品の行方
  第4章 「別れ方」にしばられない
  第5章 「死に方」にしがみつかない
  第6章 「伝え方」に悩まない
  第7章 「死後の準備」にとらわれない


香山リカ[カヤマリカ]
精神科医。立教大学現代心理学部教授。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を活かして、各メディアで社会批評、文化批評、書評など幅広く活躍し、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、サブカルチャーにも造詣が深い。

メモ:


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書名:
日本史有名人の臨終図鑑
No. B149126
NDC 281.04
著者・出版社:
篠田達明/新人物往来社
初版2009/12/22
1,680
内容:
月刊「歴史読本」で圧倒的な人気の長寿連載「日本史有名人の健康診断」の書籍化。日本史上の有名人111人を、臨終時の年齢順に取り上げ、現役医師ならではのするどい視線で臨終直前のカルテを作成します!あの人の病歴と死因を篠田院長が時空を超えて診断。死に至る謎もあの人の持病も、カルテを読めばすべて明らかに。とびきり有名な歴史人物111人を収録。

  20代までに亡くなった人々
  30代で亡くなった人々
  40代で亡くなった人々
  50代で亡くなった人々
  60代で亡くなった人々
  70代で亡くなった人々
  80代で亡くなった人々
  90代で亡くなった人々


篠田達明[シノダタツアキ]
1937年愛知県生まれ。名古屋大学医学部卒業。厄年を過ぎて医療小説を書き始め、『にわか産婆・漱石』(新人物文庫)で第8回歴史文学賞受賞。『法王庁の避妊法』(文藝春秋刊)などで直木賞候補5回。現在、愛知医科大学と藤田保健衛生大学の医学部客員教授をつとめる。

メモ:


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書名:
中公文庫
「死ぬ瞬間」をめぐる質疑応答
原書名:Questions and Answeres on Death and Dying
No. B149124
NDC 490.14
著者・出版社:
キューブラーロス,エリザベス、鈴木晶【訳】/中央公論新社
初版2005/10/25
¥800
内容:
死を告知された患者と、その介護にあたる家族や医師、看護師の心構えを、簡潔な質疑応答のかたちでまとめた必読の書。「どうして私が」という当惑と混乱、怒りと悲しみを克服し、いかに質の高い日々の暮らしを獲得するかを提案する。

  臨死患者
  特殊なコミュニケーションの形
  自殺と末期疾患
  突然死
  延命
  患者を看取る場所はどこが望ましいか
  遺された家族の問題
  葬儀
  家族とスタッフは自分の気持ちをどう扱うか
  スタッフに関する他の問題
  老齢
  ユーモア、恐怖、信仰、希望に関する質問
  個人的な質問


キューブラー・ロス,エリザベス[キューブラーロス,エリザベス][K¨ubler‐Ross,Elisabeth]
精神科医。1926年、スイスのチューリヒに生まれる。チューリヒ大学に学び、1957年学位取得。その後渡米し、ニューヨークのマンハッタン州立病院、コロラド大学病院などをへて、1965年シカゴ大学ビリングズ病院で「死とその過程」に関するセミナーをはじめる。1969年、『死ぬ瞬間』を出版して国際的に有名になる。著書多数。2004年、死去。

鈴木晶[スズキショウ]
1952年、東京生まれ。東京大学文学部ロシア文学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程満期修了。法政大学国際文化学部教授。専攻は文学批評、精神分析学、舞踊史。

メモ:
1975年4月読売新聞社刊行、川口正吉訳の「死ぬ瞬間の対話」の改訳。


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書名:
ちくま文庫
死の文化を豊かに
No. B149115
NDC 490.15
著者・出版社:
徳永進/筑摩書房
初版2010/06/10
¥756
内容:
誰もがいつかは迎える「死」。その瞬間は遅かれ早かれ必ずやってくる。鳥取市のホスピス「野の花診療所」でこれまでたくさんの人々の死に立ち会ってきた著者は、その経験をもとに、もっと「死」についてざっくばらんに語り合う文化があってもよいのではないか、と疑問や提案を投げかける。温かくそして謙虚に死と向き合う臨床医のしなやかなエッセイ。

  いいよ、死
  「イイキモチ、デシタ」
  二つの言葉
  作ろうよ、死のときの国民歌
  天色の葬儀幕
  beautiful and peaceful
  がん末期を特別な状況と思わないで
  なかよし時間
  「傷ついた癒し人」考
  湯かんの前に―死と風呂
  森のお別れ会から―死と絵本
  巡礼死だって
  からだをぬぐ
  「育死の百科」は生まれないか
  死体愛
  棺売り
  ボク死ング
  道を歩ってみたいです
  ラジオ番組「今日の死」
  千枚の死亡診断書が宙に舞うよ
  死をつかまえる紐
  無差別微笑期回帰願望
  旅人のお通夜
  初心巡礼


徳永進[トクナガススム]
1948年鳥取県生まれ。京都大学医学部卒業。京都、大阪の病院・診療所勤務を経て、鳥取赤十字病院の内科医に。2001年、鳥取市内にホスピスケアのある19床の「野の花診療所」を始める。1982年、『死の中の笑み』で第4回講談社ノンフィクション賞を受賞。1992年、第1回若月賞(独自の信念で地域医療に従事する人に贈られる)を受賞。

メモ:


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書名:
日本の絵巻〈7〉
餓鬼草紙・地獄草紙・病草紙・九相詩絵巻
No. B149114
NDC 721.2
著者・出版社:
小松茂美【編】/中央公論社
初版1987/10/20
¥3,782
内容:
王朝の物語絵巻から中世の合戦絵巻、縁起絵巻などに至る日本の代表作品を網羅。絵・詞ともすべてをカラー版で収載。
業火の燃えさかる地獄の凄惨な情景を活写する「地獄草紙」ほか、六道の諸相を描く代表的名品を収録。

  餓鬼草紙  (河本家本;曹源寺本)

  地獄草紙  (安住院本;原家本;益田家本甲巻;益田家本乙巻)

  病草紙     (文化庁本;その他の病草紙)
    白子の女、赤鼻の父子、二形(ふたなり)の男、霍乱(かくらん)の女、
    陰虱(つびじらみ)をうつされた男、痔ろうの男、白内障の男、歯槽膿漏を病む男、
    重舌のある男、風病の男、不眠症の女、口臭のひどい女、肥満の女、雀目の女、
    鍼医、小法師の幻覚に悩む男

  九相詩絵巻

  解説  六道を描く絵巻  輪廻の姿


メモ:


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書名:
メメント・モリ(死を想え)
死を見つめ、今を生きる
No. B149112
NDC 490.15
著者・出版社:
日野原重明/海竜社
初版2009/12/09
999
内容:
今日も明日も、与えられたいのちを感謝で生き最後に「ありがとう」の言葉と共に、この世を去ることができたら、それは最高の生き方です。

  メメント・モリ“死を想え”
  「われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか」
  「葉っぱのフレディ」が教えてくれること
  私は病人の気持ちをどうして理解できるようになったか
  体験することでいのちのありがたさを知る
  子どもにとっての死
  若いときから老いへの備えを
  家族や親しかった友との別れの中での悲劇
  がんの告知について(インフォームド・コンセント)
  人間の死の分類“病死、事故死、天災死、殺人、戦争死、自殺死”〔ほか〕


日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年、山口県生まれ。京都大学医学部卒業、同大学院修了。41年、聖路加国際病院に内科医として赴任。51年、米国エモリー大学に留学。聖路加国際病院内科医長、院長等を歴任。73年、財団法人ライフ・プランニング・センターを創設、理事長。2000年、「新老人の会」を結成し会長に。05年、文化勲章受章。現在、聖路加国際病院理事長・同名誉院長。聖路加看護大学名誉学長。著書多数。

メモ:


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書名:
メメント・モリ
死を想え
No. B149111
NDC 748
著者・出版社:
藤原新也/三五館
初版2008/11/05
1,890
内容:
一瞬で情報の入れ替わるこの空しい時代を、25年間の長きにわたって読みつがれてきたロングセラー。いま、絶望の時代を生き抜くべく、新たな言葉と写真の牙を研ぎ澄まし、新登場!新・写真22点、コピー21点。

  ちょっとそこのあんた、顔がないですよ
  乳海
  眠島
  瞼心
  蝶翳
  紅棘
  天鏡
  汚されたらコーラン


藤原新也[フジワラシンヤ]
1944年、福岡県生まれ。写真家・作家。東京芸術大学油絵科を中退。第3回木村伊兵衛写真賞、第23回毎日芸術賞などを受賞。

メモ:


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書名:
生きる勇気、死ぬ元気
No. B149099
NDC 914.6
著者・出版社:
五木寛之、帯津良一/平凡社
初版2009/05/25
¥1,470
内容:
気持ちよく生き、気持ちよく死ぬために。命あるものは例外なく死を迎える。ならば死を楽しくむかえられるような人生を送ることができないだろうか。今までの健康観、死生観を大転換する衝撃の人生訓。死は生の終着点でないことを実感。

  第1章 覚悟ある生きかた
  第2章 理想の死にかた
  第3章 最後の時間のすごしかた
  第4章 型破り、死の儀式のヒント
  第5章 まだ見ぬ「死後の世界」について
  第6章 死の壁を超える養生とは
  第7章 究極の生命エネルギーの高めかた


五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県生まれ。両親と共に朝鮮半島へ渡り、小学校時代をソウルですごす。中学1年の時ピョンヤンで敗戦を迎え難民生活ののち、38度線をこえて南へ脱出、福岡へ引き揚げる。1952年、早稲田大学に入学するも学資が続かず中退。ルポライター、放送作家、編集者など多くの職業を経て、66年、小説現代新人賞、67年に直木賞を受け、衝撃的なデビューをはたす。吉川英治文学賞を受賞した長編『青春の門』は、総発行部数が2200万部をこえるロングセラーとなり、文庫発行時の初版部数100万部(上下巻)は現在も出版界最大の記録となっている。批評・評論活動も注目を集め、第50回菊池寛賞を受ける。他に泉鏡花文学賞特別賞、仏教伝道文化賞など受賞多数。ニューヨークで発売された英文版『TARIKI』は大きな反響をよび、2002年度ブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれた。

帯津良一[オビツリョウイチ]
1936年、埼玉県生まれ。61年東京大学医学部卒業。東京大学医学部第三外科、共立蒲原総合病院外科、都立駒沢病院外科医長などを経て、82年埼玉県川越市に帯津三敬病院を開設し院長となる。現在は同名誉院長。西洋医学に中国医学や代替療法を取り入れ、ホリスティック医学の確立を目指す。現在、医療の東西融合という新機軸を基に、ガン患者などの治療にあたっている。2000年「楊名時健康太極拳21世紀養生塾」を設立、塾頭となる。民間療法への造詣が深く、治療に積極的に取り入れるほか、講演や大学での講義なども行っている。医学博士、日本ホリスティック医学協会会長、日本ホメオパシー医学会理事長、水輪の会特別顧問。

メモ:


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書名:
野の花ホスピスだより
No. B149097
NDC 490.15
著者・出版社:
徳永進/新潮社
初版2009/08/25
¥1,470
内容:
死が遠くではない患者さんの希望と選択を支えたい――そんな思いで開設した19床の野の花診療所。「わし、先生のこと大好き。ここで死なせてつかんせぇ」「楽になったら生きとうなって、まあ、人間っていい加減なもん」「最高だったよ、ありがと」。大空へ旅立つ人の、見送る人の、ことばと涙と微笑みを、鳥取からお届けします。

  1 野の花の人々

    空いた2号室
    笑うって難しい
    五年生の力     ほか

  2 野の花通信から

    病む人とともに
    湧いてくること
    飽きない     ほか

  3 野の花カルテ

    生死の体操
    ええけえ
    助けてあげて     ほか


徳永進[トクナガススム]
1948年、鳥取県生まれ。京都大学医学部卒業。鳥取赤十字病院の内科医などを経て、2001年12月、鳥取市内にホスピスケアのある「野の花診療所」を開設.

メモ:
野の花診療所へのリンクはこちら野の花診療所


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書名:
ソフトバンク新書
余命半年
満ち足りた人生の終わり方
No. B149096
NDC 490.4
著者・出版社:
大津秀一/ソフトバンククリエイティブ
初版2009/02/23
¥798
内容:
「あなたの余命は半年です」―もし、あなたが突然そう宣告されたら、どうするだろうか?半年の間に、やるべきことをすべてやり、心にも折り合いをつけて、最期を迎えることができるだろうか?何もせずともテレビドラマのような穏やかで、満ち足りた最期が迎えられればよいのだが、実情はそう甘くはない。本書では、終末期に欠かせないツールである「緩和医療」の説明から、病前・病中・病末期の心得、そして死の心得について等、臨床経験豊富な終末期医療の実践家が「満ち足りた人生の終わり方」を指し示す。

  序章 余命半年の真実
  第1章 緩和医療とは何か
  第2章 病前(健康時)の心得
  第3章 病初期・病中の心得
  第4章 病末期の心得
  終章 死の心得


大津秀一[オオツシュウイチ]
1976年生まれ。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本尊厳死協会リビングウィル(LW)受容協力医師、2006年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、平成20年5月より東京都世田谷区の松原アーバンクリニックに勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない終末期医療の実践を行っている。今までに受け持った入院患者はすでに1000人を超え、最期を看取った患者さんは数百人に上る。常に最前線の医療現場に身を置き、日本の終末期患者の多くが満足のいく症状緩和の医療を受けていない実態と、それに伴い最期まで苦しみ続ける患者さんたちの姿を目の当たりにする中で、緩和医療をもっと医療者と一般の方に広めなくてはいけないとの決意のもとに、現在多数の終末期患者の診療に携わる一方、著述・講演活動を通じて、緩和医療や死生観の問題等について広く一般に問いかけを続けている。

メモ:


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書名:
朝日新書
詩と死をむすぶもの
詩人と医師の往復書簡
No. B149095
NDC 490.15
著者・出版社:
谷川俊太郎 、徳永進/朝日新聞出版
初版2008/10/30
¥798
内容:
看取る人、逝く人。死を目前にした人は、何を思い訴えるのか―。「命のエンディング」までの様々な臨床エピソードを、ホスピス医療に携わる医師が手紙に託し、詩人が詩と散文で応える。二年間にわたり交わされた医師と詩人の心ふるえる往復書簡、魂の記録。

  朝の申し送り
  夜の場所
  ラウンジ語り
  ラウンジの次元
  意味ないじゃーん
  感度良好です
  なかなおり、至難
  困ります
  3号室の生徒たち
  消えようとするとき
  誰だってカメレオン
  庭の梅の木に
  瞑想室よこ
  迷走する瞑想
  自問自答     ほか


谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京都生まれ。詩人。52年、詩集『二十億光年の孤独』でデビュー。以降、詩作を中心に作詞、翻訳、映画脚本・監督等、幅広い活躍を続ける。

徳永進[トクナガススム]
1948年、鳥取県生まれ。鳥取赤十字病院内科部長を経て、「野の花診療所」を開設。82年、『死の中の笑み』で講談社ノンフィクション賞受賞。


メモ:
メモ:
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書名:
講談社文庫
看護婦が見つめた人間が死ぬということ
No. B149094
NDC 490.15
著者・出版社:
宮子あずさ/
講談社
初版1998/04/15
¥519
内容:
死を考えることは、生きることを学ぶこと。ひとつとして同じではない人の死。それを看取ることで学べた生きることの意味、愛することの尊さ──。それは死にゆく人々から、生きる人たちへの贈りもの。内科病棟で働く看護婦が出会った様々な死。その死を通して、私たちに生きることの意味を問いかける問題作。

  第 1章  誰も逃げられない親の老いと死
  第 2章  死に方から生き方を評価しないでほしい
  第 3章  最善のみとりは自己犠牲からは生まれない
  第 4章  自分のエネルギーは自分のために使い切りたい
  第 5章  死の恐怖にさらされても日常的な楽しみは喜びである
  第 6章  回復を信じたいのは、誰よりも病人自身である
  第 7章  信仰は肉体の苦痛を救えるか
  第 8章  死を意識したとき人は生きることヘの執着を燃やす
  第 9章  残されたものにとって悔いのない選択はない
  第10章  生きることに疲れても最後に表現したかったこと
  第11章  時には損を承知で引き受けなければならない役目もある
  第12章  肉親の愛を引き裂かれた孤独な若ものの死
  第13章  死が解放になるとき
  第14章  人の弱さを見ないふりをするのも思いやりである
  第15章  死ぬのはちっとも痛くないんだ。楽なんだよ
  第16章  親の死を見届けることは、自分の死を考えること
  第17章  病気を盾にして生きなければならなかった人の最期
  第18章  肉親のエゴで患者を消耗させていないか
  第19章  人間の恐ろしい深淵を覗くとき
  第20章  死ぬとは誰もがいつかは行くところへ先に行くこと


宮子あずさ[ミヤコアズサ]
1963(昭和38)年6月30日東京・杉並生まれ。都立大泉高校卒、明治大学文学部2年中退。武蔵野美術大学短期大学部通信教育課程卒業。東京厚生年金看護専門学校を卒業後、1987(昭和62)年から東京厚生年金病院内科病棟を経て、神経科及び緩和ケア病棟看護師長。看護師として働く傍ら、小説、エッセイなど、看護雑誌を中心に発表している。

メモ:
1994年海竜社刊行の単行本の文庫化。2005/04/20講談社刊行の新装改訂版あり。


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書名:
言葉の力、生きる力
No. B149093
NDC 914.6
著者・出版社:
柳田邦男/新潮社
初版2002/06/15
¥1,575
内容:
胸に刻み込まれた言葉が、絶望を希望に変える―若き日に出会った文学作品の一行がもたらした心の成熟、写真家・星野道夫の世界に見出した、魂を揺さぶる言語、医療の現場における医師、看護婦と患者の感動的な対話、わが子を喪った悲嘆の日々を癒してくれた出来事と言葉、日本語がもつ豊饒な力と煌めきを呼び覚ますエッセイ集。

  プロローグ 変わる自分の節目に
  心を耕してくれた名文句
  生きるための表現
  いのちの言葉を生み出す死
  言葉の息づかい
  医療を読み解く言葉
  言葉の危機、時代の危機
  エピローグ 自分のための言葉


柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年栃木県生まれ。NHK記者を経て、ノンフィクション作家に。1972年『マッハの恐怖』で、第3回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。1995年『犠牲(サクリファイス)わが息子・脳死の11日』とノンフィクション・ジャンルの確立への貢献で第43回菊池寛賞を受賞。

メモ:
新潮文庫版(2005/07/01出版)あり


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書名:
ちくま文庫
ひとの最後の言葉
No. B149092
NDC 910.4
著者・出版社:
広井良典/筑摩書房
初版2009/03/10
¥840
内容:
急速な高齢化に伴って、死はごくありふれたものになった。しかしどれほど科学が進んだとしても、死の向こう側は全く未知のままであり、その現実に触れることはできない。私たちはその必然にどう向き合えばよいのだろうか。松尾芭蕉や渡辺崋山、国木田独歩や夏目漱石、そして正岡子規や岡倉天心の遺書や辞世の句、死について書き残した手紙をもとに日本人の死生観を考える。

  序 死ぬのはいつも他人
  1 序章ふたたび
  2 国木田独歩の涙
  3 夏目漱石の白雲吟
  4 芭蕉の夢の枯野の吟
  5 芭蕉遺書、臨終、“辞世”考
  6 『おくのほそ道』、その位置と意味
  7 辞世の歌と句さまざま
  8 永訣かくのごとくに候
  9 正岡子規の最期
  10 岡倉天心と魂の恋人


大岡信[オオオカマコト]
1931年静岡県三島市生まれ。東京大学文学部(国文科)卒業。読売新聞外報部記者、明治大学教授を経て、東京藝術大学名誉教授。その間、1979年から2007年まで「朝日新聞」に「折々のうた」を連載し、大きな話題を呼んだ。著書に『蕩児の家系―日本現代詩の歩み』(歴程賞)、『折々のうた』(菊池寛賞)、『紀貫之』(読売文学賞)などがある。

メモ:
1990年3月弘文堂刊行『永訣かくのごとくに候』が文庫化された著作です


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書名:
ちくま新書
死生観を問いなおす
No. B149091
NDC 114.2
著者・出版社:
広井良典/筑摩書房
初版2001/11/20
¥735
内容:
社会の高齢化にともない、「死」という現象が身近で日常的なものになっていく。「死そのもの」をどうとらえるか、どのような死生観を自分のものとするかということが、今後の切迫したテーマとなる。個々の生や死が、宇宙や生命全体の流れの中で、どのような位置にあり、どのような意味をもっているのか。「時間とは何か」を問いながら、死生観について考える。

  プロローグ 死生観と時間

  第1の旅 現象する時間と潜在する時間
    1  時間の誕生
    2  新総の時間へ

  第2の旅 老人の時間と子どもの時間
    1  ライフサイクルの意味
    2  老人と子ども

  第3の旅 人間の時間と自然の時間
    1  エコロジカルな時間
    2  自然の歴史性
    3  私の有限性、自然の有限性

  第4の旅 俗なる時間と聖なる時間
    1  宗教と死生観
    2  死生観と時間
    3  キリスト教の時間と仏教の時間
    4  「永遠」の意味


広井良典[ヒロイヨシノリ]
1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修了後、厚生省を経て96年4月より千葉大学法経学部助教授。医療や社会保障に関する具体的な政策研究から、時間、ケア等の主題をめぐる科学哲学的な考察まで、幅広い活動を行っている。

メモ:


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書名:
岩波ブックレット
死に方上手
いのちの対話
No. B149090
NDC 490.4
著者・出版社:
鎌田實、山折哲雄、嵐山光三郎、加藤登紀子、村上信夫/岩波書店
初版2008/07/08
¥504
内容:
人間どうせ死ぬのなら、生きてきてよかったと思える死に方をしたいもの・・・さて、それではいったいどうすればいいのか。生き方の達人が縦横無尽に語り合う、現代版『住生要集』。好評を博したNHKラジオ番組の記録。人間は誰でも死を避けて通ることはできない。いつかは死ぬのなら、生きてきてよかったと思える死に方をしたいもの…。さて、それではいったいどうすればいいのか。生き方の達人が縦横無尽に語り合う、現代版『往生要集』。

  理想の死に方

  残された者にとって納得できる死とは

  よい死に方の実践

  自分らしく生き切る
    鎌田實
    山折哲雄
    嵐山光三郎
    加藤登紀子
    村上信夫

  「いのちの対話」追記―死に方上手は生き方上手(村上信夫)


鎌田實[カマタミノル]
1948年、東京都生まれ。諏訪中央病院名誉院長。東京医科歯科大学医学部卒業。一貫して「住民と共に作る医療」を実践するとともに、チェルノブイリ、イラクへの医療支援も行う


山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年、米国サンフランシスコ生まれ。宗教学者。東北大学大学院博士課程修了。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター所長などを歴任。日本人の心の奥底に流れる宗教意識を探求。


嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年、静岡県生まれ。作家。國學院大學国文科卒業。平凡社に入社し、雑誌『太陽』編集長を経て、39歳で独立。五度にわたり生死の境をさ迷った経験から、『死ぬための教養』を執筆


加藤登紀子[カトウトキコ]
1943年、旧満州ハルビン生まれ。東京大学在学中、歌手デビュー。「赤い風船」でレコード大賞新人賞、「ひとり寝の子守唄」「知床旅情」で日本レコード大賞歌唱賞を受賞。2000年、UNEP(国連環境計画)親善大使に任命


村上信夫[ムラカミノブオ]
1953年、京都府生まれ。NHKチーフアナウンサー。明治学院大学社会学部卒業。「鎌田實 いのちの対話」「ラジオビタミン」などを担当


メモ:


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書名:
死とは何か
さて死んだのは誰なのか
No. B149088
NDC 104
著者・出版社:
池田晶子、わたくし、つまりNobody【編】/毎日新聞社
初版2009/04/07
¥1,575
内容:
人生が存在しているのは<死>という謎があるからだ。謎を味わい問い続けてゆく、果てしない精神の物語。 どこまで考えても死なんてものはない、言葉だと知るだけだ。人生の味わいと存在の謎について未発表原稿とともに紡がれる、終わりのない精神の物語。

  1 精神を捉えてやまない謎
     「聖なるもの」の行方
     「現実」という夢 ほか

  2 ひとりだけで考える
     孤独の妙味
     新・唯心論 ほか

  3 役に立たないからこそ
     「コンビニエントな人生」を哲学する
     科学技術と私たち ほか

  4 人生は言葉とともに
     しごとのデッサン
     人生の謎 ほか

  5 存在の謎は、果てしなく
     死とは何か―現象と論理のはざまで


池田晶子[イケダアキコ]
1960年(昭和35年)8月21日、東京の一隅に生を得る。1983年(昭和58年)3月、慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻を卒業。文筆家と自称。「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。2007年(平成19年)2月23日死去。

メモ:


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書名:
死ぬという大仕事
がんと共生した半年間の記録
No. B149087
NDC 916
著者・出版社:
上坂冬子/小学館
初版 2009/06/21
¥1,260
内容:
2009年4月14日に死去した作家・上坂冬子氏の遺作。2008年秋にがん再発が見つかり、手遅れと言える状態から、「緩和ケア」医療を選択することで残された時間を有意義に生きた記録。それは同時に、自らの病状を受け入れて、「いかに自分らしく死ぬか」を徹底して追求した時間でもあった。かつてない赤裸々な筆致で末期がん患者の本音と真実が語られた「最後の傑作」である。
「死に方」までも自分で決めて逝きたいと願った作家が末期がんの不安、苦しみから「女の死に様」まで語り尽くした渾身の遺作。

  追悼 最期の日まで作家として

  第1章 がんは治すな、付き合うべし
    終末期医療と緩和医療はどこが違うか
    「高齢者は進行が遅い」は迷信
    「悶絶死」でなければ本望です
    もう住んでいた家を売り払ってしまった

  第2章 医者と患者をつなぐ「命を懸けた信頼関係」
    女性は枯れ木がしぼむように、男性はポキッと折れるように
    命をあずけたからには担当医の人生観に従います
    「散る桜」に美しさを感じる日本人の死生観

  第3章 自分らしく生きるために
    「がん難民」を生む医療は許せない
    死期は自分でわかりますか?
    できることなら誰にも知られずに死にたい

  第4章 すべての患者に全人的医療を
    慈恵医大病院長が語る「医療制度の大きな課題」
    受け継がれた「病人を診る」精神と、日本人が失ったもの


上坂冬子[カミサカフユコ]
1930年、東京生まれ。トヨタ自動車工業(現・トヨタ自動車)勤務などを経てノンフィクション作家に。昭和史、戦後史にまつわる多くの作品を発表。1993年に『硫黄島いまだ玉砕せず』(文藝春秋)などの言論活動により第41回菊池寛賞、第9回正論大賞を受賞。1997年、『原発を見に行こう』(講談社)で第17回エネルギーフォーラム賞(普及啓発賞)受賞。

メモ:


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書名:
新潮新書
人は死ぬから生きられる
脳科学者と禅僧の問答
No. B149086
NDC 914.6
著者・出版社:
茂木健一郎、南直哉/新潮社
初版2009/04/20
¥714
内容:
我々はどこから来たのか、そしてどこへ行くのか―。人類誕生以来、問われ続けてきたアポリア(難問題)に、脳科学者と禅僧が挑む。死はすべての者に平等に訪れる。けれど誰もが望んでこの世に生れてくることはできない。つまり、「私」に根拠はないのだ。だからこその苦、だからこその人生。それでも、その苦しみを引き受け、より良く生きるための方法はある。無常の闇に射す一筋の光明を探すため、存在を賭けた脳と仏教の真剣勝負。

  星の友情(茂木健一郎)

  1 無記の智慧
    坐禅とクオリア
    説明不足の仏教
    悟りが最終目的ではない ほか

  2 脳の快楽、仏教の苦
    裸になれる場所
    恐山の日常
    「信じる」とは何か ほか

  3 人生は「無常」である
    クオリア、仮想、偶有性
    「疑団」の破裂
    偶有性の反意語 ほか

  悦楽する知(南直哉)


茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京生まれ。脳科学者。「クオリア」をキーワードとして、脳と心の関係を探求している。

南直哉[ミナミジキサイ]
1958年長野生まれ。禅僧。曹洞宗の本山・永平寺での修行生活を経て、福井県霊泉寺住職、青森県恐山の院代(山主代理)を務める。


メモ:


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書名:
パピヨン
No. B149084
NDC 916
著者・出版社:
田口ランディ/角川学芸出版
初版2008/12/20
¥1,575
内容:
生涯を「死と死に逝くこと」の研究に捧げたエリザベス・キューブラー・ロス。ロスが残した「蝶」の謎を追い、田口はポーランドの強制収容所跡へと向かう。生と死をめぐるシンクロニシティのなかで、看取りという現実に直面しながらロスを追い求め、捉まえた「死」と「意識」とは。「死」を捉えようとする田口に突きつけられた父の看取りという現実。これは偶然なのか。生と死をめぐるシンクロニシティの中で、生、死、ターミナルケア、意識、エリザベス・キューブラー・ロスの真意に迫る衝撃作!


田口ランディ[タグチランディ]
1959年、東京生まれ。2000年、長編小説『コンセント』でデビュー。2001年『できればムカつかずに生きたい』(現在ともに新潮文庫)で第1回婦人公論文芸賞を受賞。近年は、福祉や医療、原発、水俣問題をはじめとする現代社会が抱える問題や、宗教、精神、生、死などをテーマに、小説、ノンフィクションを精力的に執筆。

メモ:


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書名:
往生考
日本人の生・老・死
No. B149083
NDC 385.6
著者・出版社:
宮田登、新谷尚紀【編】/小学館
初版2000/05/10
¥2,940
内容:
日本人は「老い」をどのように受け入れてきたのか。はたして「老い」を恐れ嫌ってきただけであったのか。生きがいを身につけ、老いを尊び、自然に死を迎えてきた日本人の死生観から「老いの価値」を再発見し、長寿社会を豊かに生きる知恵を探る。日本は世界一の長寿国といわれながら、核家族化や医療技術の進歩で、老いや死は身近なものでなくなり、恐れ嫌われるものとなってしまった。また、かつて人々は「老い」に成熟や知恵というプラス面を見出し、尊敬の対象としてきたが、効率優先の現代社会ではそのプラス面は評価されず、切り捨てられてきた。本書では、これまで古いものとして否定されがちだった慣習や地域社会のつながりを見直し、「老いの価値」を再考する。生きがいをもって老いを愉しみ、尊び、いたわり、そして死を受け入れてきた日本人の死生観がどのように形づくられ、変わってきたのかを明らかにし、これからの長寿社会を豊かに生きる知恵を探る。

  1 老い
    歴史世界における老い
    現代社会と老い

  2 死
    死の境界
    死の意味

  3 生きがい
    現代社会と生きがい
    生きがいを宗教に探る


宮田登[ミヤタノボル]
1936年神奈川県に生まれる。1966年東京教育大学大学院博士課程修了。東京学芸大学助教授、筑波大学教授、神奈川大学教授などを歴任。文学博士。2000年没。

新谷尚紀[シンタニタカノリ]
1948年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。現在、国立歴史民俗博物館研究部教授および総合研究大学院大学文化科学研究科教授。社会学博士。

メモ:


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書名:
人生は愉快だ
No. B149079
NDC 104
著者・出版社:
池田晶子/毎日新聞社
初版2008/11/14
¥1,575
内容:
昨春、この世を去った著者の最新作は、死から始まる生の考察。釈迦、ヘーゲル、一休など、古今東西の思索者たちは死をいかに考え、どのような言葉で語ったか。著者ならではの、意表をつく「人生相談」も冴え渡る。生と死の両極に奔出する言葉が語る、人生の味わい。著者が温め続けた未発表原稿、ついに刊行。

  プロローグ 考える人生

  第1章 死を問う人々―語り、騙り、物語る
    仏陀;老子 ほか

  第2章 生を問う人々―池田晶子の人生相談
    男性を本気で好きになったことがありません
    お酒の席での失敗が多いんです ほか

  第3章 人生の味わい―モノローグ
    言葉はそれ自体が価値である
    究極の本質洞察 ほか

  エピローグ 無から始まる思索


池田晶子[イケダアキコ]
1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。著作多数。とくに若い人々に、本質を考えることの切実さと面白さ、存在の謎としての生死の大切を語り続けた。2007年2月23日、没。その業績と意思を記念し、精神のリレーに捧ぐ「わたくし、つまりNobody賞」が創設された。

メモ:


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書名:
幻冬舎新書
鬱の力
No. B149078
NDC 914.6
著者・出版社:
五木寛之、香山リカ/幻冬舎
初版2008/06/15
¥777
内容:
「鬱の気分」が日本を覆っている。「鬱」イコール悪と思われているが、本当にそうだろうか?「鬱」こそ人間の優しさ・内面的豊かさの証であり、治療が必要な「うつ病」とは分けて考えるべきではあるまいか。同じ問題意識を抱いた作家と精神科医が、うつ病の急増、減らない自殺、共同体の崩壊など、日本人が直面する心の問題を徹底的に語りあう。戦後六十年の「躁の時代」を経て、これから迎える一億総ウツ時代に、「鬱」を「明日へのエネルギー」に変える、新しい生き方の提案。

  はじめに―時代は「鬱」へ向かう

    精神科が特別な場所でなくなった
    「ちょっと鬱」くらいが正しい生き方
    鬱には生命力が秘められている

  第1部 鬱は「治す」ものなのか

    精神医療の現場で起きていること
    「なぜ人を殺してはいけないか」と問われたら
    「欝な気分」と「うつ病」は違う
    いまの医療の常識が揺らいでいる
    代替医療の流行が問いかける問題
    泣くこと、悲しむことから力をもらう
    最後には神を信じるアメリカ社会
    神なき人生のよるべなき不安
    死刑は被害者遺族の心を癒すか
    哲学もまた「悲哀」から生まれる

  第2部 日本社会は劣化したのか

    時代の先端に立つ人の心が壊れていく
    脳は本当にすべてを支配しているのか
    生死に関わることを厭う医師たち
    病院をコンビニと同じに考える人たち
    見えないアパルトヘイトが進んでいる
    逸脱した存在を受け入れる豊かさ
    一つの人格だけでは生きていけない
    崩壊するコミュニティ、病んでいく心
    自殺は単なる「一人の死」ではない
    高齢期のメランコリーを乗り越えるために
    あらゆるものは変化していく

  第3部 「鬱の思想」を生きる

    雪は「美」か、「病んだ自然」か
    言葉の力がもたらす奇跡
    歴史は熱狂と閉塞を繰り返してきた
    性のタブーが破られた果てに
    時代が鬱だから明るさを求める
    人にはなぜ「あの世」が必要なのか
    鬱の悲しみは仏さんの悲しみ
     「人生は苦である」という出発点

  おわりに―鬱は力である

    文明は鬱のなかで成熟する
    自分だけのために生きるのでなく


五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年福岡県生まれ。PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年「さらばモスクワ愚連隊」で小説現代新人賞、67年「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞、76年『青春の門筑豊編』ほかで吉川英治文学賞を受賞。英文版『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた。02年に菊池寛賞、04年に仏教伝道文化賞を受賞。

香山リカ[カヤマリカ]
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒業。精神科医。立教大学現代心理学部映像身体学科教授。大学在学中より雑誌等に寄稿。91年『リカちゃんコンプレックス』で単行本デビュー。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会批評、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する。


メモ:


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書名:
生きるとは、自分の物語をつくること
No. B149077
NDC 914.6
著者・出版社:
小川洋子、河合隼雄/新潮社
初版2008/08/30
¥1,365
内容:
物語は心の薬―人生の危機に当たっても、生き延びる方法を、切実な体験を語りつつ伝える。河合隼雄氏が倒れられる直前に奇跡のように実現した、貴重な最後の対話。

  1 魂のあるところ

    友情が生まれるとき
    数字にみちびかれて
    永遠につながる時間
    子供の力
    ホラ話の効能

  2 生きるとは、自分の物語をつくること

    自分の物語の発見
    「偶然」に気づくこと
    黙っていられるかどうか;箱庭を作る
    原罪と物語の誕生
    多神教の日本に生まれた『源氏物語』
    「死」への思い、「個」への執着
    「原罪」と「原悲」
    西欧一神教の人生観;厳密さと曖昧さの共存
    忘れていたことが出て来る
    傍にいること


小川洋子[オガワヨウコ]
1962年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。88年『揚羽蝶が壊れる時』で海燕新人文学賞受賞。91年『妊娠カレンダー』で第104回芥川賞受賞。2004年に『博士の愛した数式』で読売文学賞と第一回本屋大賞受賞。06年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞受賞。

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年兵庫県生まれ。心理学者・心理療法家。京都大学理学部数学科卒業。スイスのユング研究所への留学等を経て、日本におけるユング心理学の第一人者となる。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター所長、文化庁長官を歴任。『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞受賞。2007年没。

メモ:


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書名:
集英社新書
死刑執行人サンソン
国王ルイ十六世の首を刎ねた男
No. B149076
NDC 289.3
著者・出版社:
安達正勝/集英社
初版2003/12/22
¥735
内容:
敬虔なカトリック教徒であり、国王を崇敬し、王妃を敬愛していたシャルル‐アンリ・サンソン。彼は、代々にわたってパリの死刑執行人を務めたサンソン家四代目の当主であった。そして、サンソンが歴史に名を残すことになったのは、他ならぬその国王と王妃を処刑したことによってだった。本書は、差別と闘いながらも、処刑において人道的配慮を心がけ、死刑の是非を自問しつつ、フランス革命という世界史的激動の時代を生きた男の数奇な生涯を描くものであり、当時の処刑の実際からギロチンの発明まで、驚くべきエピソードの連続は、まさにフランス革命の裏面史といえる。

  序章 呪われた一族
  第1章 国王陛下ルイ十六世に拝謁
  第2章 ギロチン誕生の物語
  第3章 神々は渇く
  第4章 前国王ルイ・カペーの処刑
  終章 その日は来たらず


安達正勝[アダチマサカツ]
1944(昭和19)年岩手県盛岡市生まれ。フランス文学者、歴史家。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院修士課程修了。フランス政府給費留学生として渡仏、パリ大学等に遊学する。

メモ:


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書名:
白水uブックス
死にいたる病/現代の批判
Sygdommen til D¨oden Nutiden
No. B149075
NDC 139
著者・出版社:
キルケゴール,セーレ、松浪信三郎・飯島宗享訳/白水社
初版2008/12/25
\1,365
内容:
「死にいたる病とは絶望である」。人間として生きてゆくこと自体にはじめから含まれている矛盾と不条理。生きることの苦悩に極限まで対決しつづけたキルケゴールの思想が、余すところなく吐露された二つの名著を収録。

  死にいたる病

   第1部 死にいたる病とは絶望である
    1 絶望が死にいたる病であるということ
    2 この病(絶望)の普遍性
    3 この病(絶望)の諸形態

   第2部 絶望は罪である
    A 絶望は罪である
    B 罪の継続


  現代の批判


キルケゴール,セーレン[キルケゴール,セーレン][Kierkegaard,Soren]
1813‐55。デンマークの思想家。シェリングに学んだ。ヘーゲルの思弁哲学を批判し、普遍的な理性に尽くされない実在としての人間に注目、独自の個人主義を主張した。

メモ:


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書名:
大いなる看取り
山谷のホスピスで生きる人びと
No. B149073
NDC 916
著者・出版社:
中村智志/新潮社
初版2008/03/25
\1,680
内容:
昭和の影を色濃く映しながら、行き場を失った人たちが自分らしく過ごすドヤ街の終の棲家〈きぼうのいえ〉。そこでの「他人が他人を看取る」世界に寄り添いながら、死生観のありようを静かに照らし出す端正なノンフィクション。蒸気機関車運転手、捕鯨船員、鉱夫、シベリア抑留体験者、やくざ、七三一部隊……。。講談社ノンフィクション賞受賞作『段ボールハウスで見る夢』から十年。丹念に書き上げた端正なドキュメント。

  隅田川花火と散って
  ドヤ街のマザー・テレサ
  お茶会の花形役者
  浮き草に根をくれし館天の川
  シベリアの手品
  フルコースをどうぞ
  生きる糧、そして散骨
  ある愛の終着駅
  拳銃密輸五百丁?
  輝き
  天国へのハープ
  粋な別れ


中村智志[ナカムラサトシ]
1964年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業後、朝日新聞社入社。「アサヒグラフ」「週刊朝日」「アサヒパソコン」編集部、東京本社社会部などを経て、現在「週刊朝日」編集部員。1993年12月からの長期取材をもとに、1998年、『段ボールハウスで見る夢』(草思社。後に『路上の夢』と改題され講談社文庫)を著し、同年度の講談社ノンフィクション賞を受賞。

メモ:


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書名:
世界情死大全
「愛」と「死」と「エロス」の美学
No. B149071
NDC 204
著者・出版社:
桐生操/文芸春秋
初版2005-09-10
\1,600
内容:
「死をも恐れない愛人同士の軍隊」「殉教した美少年奴隷」「ネクロフィリア(屍体愛好)と少女コレクション」「屍姦〜死体を抱ける店」「死体の皮膚で女装した男」「生首を愛した女」「見せ物としての死」「カニバリスム」「拷問のフルコース」「ユニークな自殺」「秘所まで晒された処刑の情景」…人間の死と愛と欲望を巡る仰天エピソード満載。

  1 死とエロス
    死をも恐れない愛人同士の軍隊
    殉教した美少年奴隷
    現実社会のネクロフィリア
    屍姦
    だまし絵のなかのどくろ
    解剖学者ドン・ベサリウス ほか

  2 死と欲望
    カニバリスム
    拷問のフルコース
    ミイラ製造法
    黒死病
    聖遺物に群がる人々
    吸血鬼伝説の真相 ほか

  3 現世への執着
    墓めぐり
    死後への執着 ほか

  4 自殺を巡る奇譚
    名誉のための自殺
    ユニークな自殺
    中国の自殺
    自殺クラブ
    ショッキングな自殺
    自殺を招いたラジオ放送
    サティー ほか

  5 死に際の美学
    秘所まで晒された処刑の情景ジャンヌ・ダルク
    決闘を選んだ寝とられ男プーシキン
    プーシキン、ハイネ、ソクラテス、ラスプーチン、ロンメル将軍、スコット、
    マルセル・プルースト、トルストイ、マタ・ハリ、ジェラール・フィリップ、
    ジェームズ・ディーン、アイヒマン、ハワード・ヒューズ、ダイアナ妃     ほか


桐生操[キリュウミサオ]
パリ大学(ソルボンヌ大学)、リヨン大学でフランス文学・歴史を専攻。帰国後、執筆活動を開始、歴史の裏面に隠された知られざるエピソードを様々な形で紹介

メモ:


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書名:
生と死の現在(いま)
No. B149070
NDC 914.6
著者・出版社:
読売新聞北陸支社/桂書房
初版2002-07-25
\1,575
内容:
人間らしい死とは何か?命の尊厳を考えるドキュメント50話。アップジョン医学記事賞。

  第1部 生と死

    執念―生き続けることに価値がある
    感謝―脳死肝移植を経て日本初の出産
    約束―骨髄バンクの普及
    パワー―がんの夫が残した言葉
    尊厳―無意味な延命治療への疑問
    余命―本人にとって幸せな最期とは? ほか

  第2部 死別体験

     SIDS―悲しみ越え「相談相手」への道
    遺骨―まぶたの父の最期を知りたい
    薬害―「生きた証」残したい
    交通禍―被害者サポートの道へ
    自殺―息子がくれた「寂しさ」大切に
    医療不信―心ない言葉、見下したような態度
    サリン―真相を知るまで死ねない
    伴侶―患者に尽くした夫の姿支えに
    絵画―生死超えた宇宙観を求めて
    死への準備教育―デーケン氏へのインタビュー

  第3部 終末期医療

    死生観―医者任せにせず、充実した日々を
    緩和ケア―安らかに死ぬ権利があるはず
    霊的ケア―宗教で魂の痛み癒えることも
    危惧ー患者の思い尊重、手助けする治療へ
    生きざま―がんと闘いながらホスピス建設へ奔走
    夢―最期まで人間らしく過ごせるために ほか

  第4部 心のケア

     ビハーラ―医学と宗教の橋渡し
    信頼―意思が通い合ってこそ闘病へ勇気
    メロディ―音楽で心身の痛み和らぐ
    院外独立型ホスピス―福井県済生会病院
    在宅死―患者が望むなら「最後まで在宅で」
    ホスピスマインド―患者の立場で思いやる  ほか

  第5部 死生学

    癒し―苦痛、悲しみ分かち合う場
    主人公―患者は医療の消費者
    子供劇団―作品の底に仏教の教え
    命の授業―児童の関心高める
    葬送―自分らしい最期の演出を    ほか

  番外編 寄稿特集

    謙虚な心で患者の傍らに     柳沢桂子
    「死を創る時代」への自覚    柳田邦男
    「生」知り「死」受け止める    山崎章郎
    「日本的いのち教育」を   得丸貞子
    出会いの中で人生完結    豊原則子
    生かされて考える使命   柳井智美


メモ:


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書名:
中公新書
健康・老化・寿命
人といのちの文化誌

No. B149069
NDC 490.4
著者・出版社:
黒木登志夫/中央公論新社
初版2007-05-25
\924
内容:
糖尿病、心臓病、がん、感染症―生命を脅かす疾患の解明は進み、治療法も進歩した。しかし寿命には限界がある。いったい何が寿命を決めるのか。人はなぜ太り、歳をとり、病気になるのか。本書は、がんと狭心症を体験した著者が、歴史と生物進化の視点から、遺伝子と病原微生物の狩人たちの人間ドラマを背景に描く、臨場感あふれる医学物語である。生と死をめぐる文学作品や映画の名場面が知的好奇心に彩りを添える。

  第1章 寿命―世界最長寿国、日本
  第2章 老化―日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ
  第3章 肥満―もう一つの栄養失調
  第4章 糖尿病―恐るべき合併症
  第5章 循環器疾患―血管が詰まる、破れる
  第6章 がん―敵も身の内
  第7章 感染症―終わりなき戦い
  第8章 生活習慣―タバコ、食事、運動、健康診断
  第9章 別れ―逝きし人、遺された人々


黒木登志夫[クロキトシオ]
1936年(昭和11年)、東京に生まれる。1960年、東北大学医学部卒業。東北大学抗酸菌病研究所(現、加齢医学研究所)助教授(1967年)、東京大学医科学研究所助教授(1971年)を経て、1984〜86年、同教授。この間、ウィスコンシン大学がん研究所に留学(1969〜71年)、WHO国際がん研究所(フランス・リヨン)に勤務(73、75〜78年)。昭和大学腫瘍分子生物学研究所長(1996〜2001年)を経て、2001年より岐阜大学長。2000年、日本癌学会会長。東京大学名誉教授。

メモ:


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